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キングダム660話ネタバレ「満羽が虚無に落ちた理由が判明!」レビュー考察

2020年11月12日


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キングダム660話ネタバレ(1P目)

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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キングダム660話ネタバレ「汨国の降伏」

長安(俯瞰で見た漢の時代の大都市)

 

しかし、満羽の軍勢が遠征に出ている隙を突いて、汨国は城門を開いてとうとう楚に降服しました。

遠征から帰って来た時、満羽は城の上にはためく楚の旗を見て愕然とします。

祖国に見捨てられた満羽は帰る場所を失い、守るべきものを失くしたのです。

 

それでも降伏を拒否した満羽軍は、戦場をさまよいながら楚と戦い続けました。

すでに守る者を失くした満羽ですが、呆然としつつも楚には敗北しなかったのです。

 

キングダム660話ネタバレ「味方を殺していた満羽」

敗北し倒れている兵士達b(モブ)

 

それから何十日も、満羽は襲い掛かる楚兵を切り倒していきました。

しかし、ある時、満羽は自分が切り裂いた楚兵の中に、汨国の民衆の死体を見てしまうのです。

そうです、汨国は楚に協力し、満羽達を殺す為に城から兵士を出していました。

 

守るべき民衆に自分が攻撃され、同時にその民衆を自分が殺していた事を知った時、

満羽の心の中でそれまでの満羽が死んでしまいました。

そこで満羽は楚に降服し、ちょっと正露丸を飲み過ぎた顔になってしまったのです。

 

キングダム660話ネタバレ「春申君の誘い」

春申君

 

その話を聞いて、秦の将兵たちにも動揺が走りました。他人事ではないと思ったのでしょう。

録嗚未(ろくおみ)は「その満羽が元々から民衆に嫌われていたんだろう?」と軽口を叩きますが、

寿胡王は

「さあな、だが大衆の心を操るのは、それほど難しい事じゃない」と答えます。

 

そして、同じ頃に千斗雲も同じような事情で国から裏切られて壊れて降服。

寿胡王や玄右も国を失いあてもなくさまよい続けた末に、楚の春申君(しゅんしんくん)から声を掛けられ、助命する代わりに什虎城を守るように言われたのです。

虚無を抱えていても、戦争には強い、その腕を見込まれての事でした。

 

キングダム660話ネタバレ「満羽の変化」

沙摩柯

 

録嗚未は、その難攻不落の什虎城を俺達が落としたと自慢しますが、寿胡王は、それは満羽に変化が生じたからだと言います。

寿胡王は、元々、荀子(じゅんし)の元で学んだ儒学者で、人の本性は善か悪かを研究する事が楽しかったと言います。

しかし、軍師として戦場に出るようになり、そんな机上の空論がバカバカしくなり辞めたと

 

「戦いがあり、勝者があり敗者があり、無力なる者達の犠牲があり、そこには善と悪が交錯する

それを二分できるはずもなく二分する意味もない。わしは、ただこう思う人は愚かだと」

 

寿胡王の発言に録嗚未が1人で同感しています。

 

騰は発言の真意を問いただすと寿胡王は、

 

「満羽は全てに空しくなり、輝いていた奴の心は虚無の底で死んだ。それをわしは、何よりも悲劇だと感じておる。

だが、その悲劇は、ただ悲劇のままで終わると思っていたが変化が生じた」

 

「どうやら、その変化を生んだのは蒙武お前だ」

 

寿胡王は蒙武を見ますが、蒙武はむっすりと黙っているだけです。

 

「細かい事はわしにもわからん、ただ、満羽が蒙武に何か通じるものを感じたのは間違いなかろう

見た感じ、自分から話す男でもなさそうだな」

 

そこで、蒙武軍の将が、

「そういえば満羽は戦いの最中、蒙武様が背負っているものがどうのこうのと言っていた」と情報を補足します。

寿胡王は「ほお」と関心を示しますが、ここで録嗚未が

「はあ!こいつがそんな重い物を背負えるわけないだろ」と1人で暴言を吐いていました。

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kawauso

kawauso

台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。本当は三国志より幕末が好きというのは公然のヒミツ。三国志は正史から入ったので、実は演義を書く方がずっと神経を使う天邪鬼。

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