
大人気春秋戦国時代漫画キングダム、1週間の休載を挟んで11月12日、第660話が語られました。
気になる展開は、寿胡王による満羽の昔語りになり、正露丸を飲み過ぎた顔になった満羽の過去が明らかになります。
そして満羽の話は決して他人事ではないのでした。
では、行ってみようキングダムがキターーーーー!!
※こちらの記事はキングダム660話のネタバレが含まれますのでご注意下さい
この記事の目次
キングダム660話ネタバレ「空っぽの世界」
蒙武を呼んで来いという寿胡王の言う通りに騰は律儀に蒙武、さらに蒙毅も呼んできました。
寿胡王は、開口一番、わしらには他とは違う何かがあるお前は言ったがそれは間違いだ、わしらには何もないと告げます。
什虎4将は何も持たず、全てを失った人たちだったのです。
さらに寿胡王は、特に満羽と千斗雲は失った上にと呟き、そこから回想シーンに入りました。
キングダム660話ネタバレ「汨と暦」
話は12年前に遡ります。
その頃、満羽は小国「汨」の大将軍、千斗雲は「暦」の大将軍でこの二国は、大国楚の侵略に抗い続ける小国の勇でした。
もちろん、四方を楚に取り囲まれながら両国が落ちなかったのは満羽と千斗雲がいたからです。
2人は楚軍に勝ち続けましたが、次第に味方の損害も無視できないものになっていきました。
それは、そうでしょう。ひたすら侵略を跳ね返すだけで、こちらから楚に攻め込んで戦利品を得れるわけではないのです。
それは隣国で気を吐く千斗雲も同じでした。
兵士同様に、汨の民衆も疲れ切ってはいましたが、無敗の満羽は、民衆の心の支えになっていました。
キングダム660話ネタバレ「降伏を考える汨国の王と貴族」
しかし、満羽達兵士や民衆以上に浸かれている存在がいました。汨国の王と大臣です。
汨王の袁公は、「わしも民も、これ以上楚と戦う事は出来ぬ」と言い、降伏を口にします。
それでも満羽は王に考え直すように要請し、楚に降伏すれば、一部の有力者を除いて、ほとんどの者が剤を奪われ生きる事に困り
ばかりか、半年前に楚に降った圭という国では、民の半分が奴隷になったと告げます。
満羽は、「そんな事は絶対に、この満羽がさせませぬ」と真剣な表情を見せます。
キングダム660話ネタバレ「暦との盟」
しかし、いかに満羽が頑張っても単独で汨国が楚に勝つ事は出来ません。
そこで、満羽の部下は隣国の暦と手を組んで共同戦線を張るべしと王に進言します。
千斗雲と満羽が手を組めば、楚軍は恐れるに足りないというのです。
ですが、この提案は、暦と手を組むくらいなら楚に降伏した方がマシという大臣の意見に押しつぶされました。
満羽は「暦との盟はともかく、この満羽が楚の暴威は防ぐので、楚に降るのは考え直して下さい」と重ねて王に進言します。
こうして、王や大臣と、満羽ら軍部の間には溝が生まれ深まります。
それでも、満羽と部下は汨国の民のために楚と戦い続けました。
キングダム660話ネタバレ「汨国の降伏」
しかし、満羽の軍勢が遠征に出ている隙を突いて、汨国は城門を開いてとうとう楚に降服しました。
遠征から帰って来た時、満羽は城の上にはためく楚の旗を見て愕然とします。
祖国に見捨てられた満羽は帰る場所を失い、守るべきものを失くしたのです。
それでも降伏を拒否した満羽軍は、戦場をさまよいながら楚と戦い続けました。
すでに守る者を失くした満羽ですが、呆然としつつも楚には敗北しなかったのです。
キングダム660話ネタバレ「味方を殺していた満羽」
それから何十日も、満羽は襲い掛かる楚兵を切り倒していきました。
しかし、ある時、満羽は自分が切り裂いた楚兵の中に、汨国の民衆の死体を見てしまうのです。
そうです、汨国は楚に協力し、満羽達を殺す為に城から兵士を出していました。
守るべき民衆に自分が攻撃され、同時にその民衆を自分が殺していた事を知った時、
満羽の心の中でそれまでの満羽が死んでしまいました。
そこで満羽は楚に降服し、ちょっと正露丸を飲み過ぎた顔になってしまったのです。
キングダム660話ネタバレ「春申君の誘い」
その話を聞いて、秦の将兵たちにも動揺が走りました。他人事ではないと思ったのでしょう。
録嗚未は「その満羽が元々から民衆に嫌われていたんだろう?」と軽口を叩きますが、
寿胡王は
「さあな、だが大衆の心を操るのは、それほど難しい事じゃない」と答えます。
そして、同じ頃に千斗雲も同じような事情で国から裏切られて壊れて降服。
寿胡王や玄右も国を失いあてもなくさまよい続けた末に、楚の春申君から声を掛けられ、助命する代わりに什虎城を守るように言われたのです。
虚無を抱えていても、戦争には強い、その腕を見込まれての事でした。
キングダム660話ネタバレ「満羽の変化」
録嗚未は、その難攻不落の什虎城を俺達が落としたと自慢しますが、寿胡王は、それは満羽に変化が生じたからだと言います。
寿胡王は、元々、荀子の元で学んだ儒学者で、人の本性は善か悪かを研究する事が楽しかったと言います。
しかし、軍師として戦場に出るようになり、そんな机上の空論がバカバカしくなり辞めたと
「戦いがあり、勝者があり敗者があり、無力なる者達の犠牲があり、そこには善と悪が交錯する
それを二分できるはずもなく二分する意味もない。わしは、ただこう思う人は愚かだと」
寿胡王の発言に録嗚未が1人で同感しています。
騰は発言の真意を問いただすと寿胡王は、
「満羽は全てに空しくなり、輝いていた奴の心は虚無の底で死んだ。それをわしは、何よりも悲劇だと感じておる。
だが、その悲劇は、ただ悲劇のままで終わると思っていたが変化が生じた」
「どうやら、その変化を生んだのは蒙武お前だ」
寿胡王は蒙武を見ますが、蒙武はむっすりと黙っているだけです。
「細かい事はわしにもわからん、ただ、満羽が蒙武に何か通じるものを感じたのは間違いなかろう
見た感じ、自分から話す男でもなさそうだな」
そこで、蒙武軍の将が、
「そういえば満羽は戦いの最中、蒙武様が背負っているものがどうのこうのと言っていた」と情報を補足します。
寿胡王は「ほお」と関心を示しますが、ここで録嗚未が
「はあ!こいつがそんな重い物を背負えるわけないだろ」と1人で暴言を吐いていました。
キングダム660話ネタバレ「首をはねろ」
寿胡王は、満羽の悲劇を通して人間の愚かさに絶望しましたが、再び変化の兆しを見せ始めた満羽が悲劇の先に何かを見出す事を願うと呟きます。
人の愚かさの先に何かがあることを願いたいというわけです。
そして、学者気取りが過ぎたなと自嘲すると、騰の前に首を差し出しました。
「さあ、もういいぞ首をはねろ、満羽の事は語った、結末を見届けるのはお前達に任せる」
煽り:長い長い、満羽語りの末に、自分の首をはねよと差し出した寿胡王。
これに対し、騰はどうするのか?多分、首をはねないとは思うけどね。以下次号
キングダム661話ネタバレ予想
今回は、kawasuo好みの深い話でとても良かったです。
私も含め、人間は己惚れていて臆病で不勉強でワガママで、強いものを恐れ権力者にへつらい、弱い者を見下し、そのくせ自分より僅かでも成功した者を憎み、そいつが破滅する事を心の底で願っています。人は性悪説で捉えたほうがしっくりきます。
それでも、そんな愚かな人間が、ある面では弱い者同士、肩を寄せ合い懸命に生の営みを続けたからこそ、私達が生きていられる事も事実です。
満羽は、守って来た民に裏切られ壊れましたが、民衆にだって葛藤はあった筈ですし、あったと信じたいです。生きる為に敢えて正しくない決断をする、それは人生には往々にある事だからです。
考えれば考えるだけ、善悪の線引きは曖昧で、分ける事も無意味です。今回の一件で寿胡王については、とても気に入りました。
どうか、騰に首をはねられずに生き残って満羽が変わるのを見届けて欲しいです。
キングダム(春秋戦国時代)ライターkawausoの独り言
一連の騒動で作者の心境に変化があったのか、それとも、元々、こういう展開だったのか?
kawausoには知るべくもありませんが、今回はとても深い善い話でした。
次回の確定本バレが届きました!(2020年11月19日追記)
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