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国がない劉備は趙雲や部下をどうやって養ったの?

2021年1月7日


はじめての三国志_ページネーション

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国がない劉備(1P目)

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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劉備は荊州時代幸福だった

劉備 髀肉の嘆 ゆるキャラ

 

『新解釈・三國志』で、劉備が諸葛孔明を軍師にしたのは荊州時代ですが、この頃、劉備達の食糧状態は良かったようです。それは、劉備が荊州の劉表の厄介になる事8年間にも及び、その間に劉備は馬に乗らなくなり、太腿(ふともも)に肉がついて肥った事を嘆いている詩を残しているからです。長い事、食うや食わずだった劉備が肥満できるわけなので、兵士もそれなりに食料にありつけて、幸福だった可能性は高いと思います。

 

三国志ライターkawausoの独り言

kawauso 三国志

 

どうして劉備が国もないのに、趙雲のような家臣を養えるのか?という三国志ビギナーの皆さんへの答えは、劉備は、傭兵隊長として雇われ先から給与が支払われているから大丈夫。でした。

優秀なのに地味すぎる孫乾 +劉備

 

『新解釈・三國志』では、いい加減な人物として描かれていた劉備ですが、見えない部分では部下を食わせる為に食糧確保に奔走するなど目に見えない努力をしていたのでしょう。部下は当然、そういう劉備を知っているので、劉備がグータラしていても、愛想を尽かすことなく最後まで従ったのかも知れませんね。

 

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三国志平話

 

 

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kawauso

台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。本当は三国志より幕末が好きというのは公然のヒミツ。三国志は正史から入ったので、実は演義を書く方がずっと神経を使う天邪鬼。

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