大人気春秋戦国時代漫画キングダム。いよいよ669話では羌瘣が羌礼を闇の淵から救い出す事に成功しました。そして、その鍵になったのは羌識の最後の言葉でした。
2週間ぶりに行ってみよう、キングダムがキターーーーーー
※こちらの記事には、キングダム669話のネタバレが含まれますのでご注意下さい
この記事の目次
キングダム669話ネタバレ「外の世界に出たら」
漫画の冒頭は幼い日、草原で戯れている羌礼と羌識の話から始まります。外の世界に出たら子犬を飼いたいと羌礼は言い、「食べるんじゃないぞ飼うんだ」と念を押します。
識は礼の顔を見て笑ったので、礼はふてくされつつ識が外の世界に出たら何をしたいか尋ねます。そこで羌識は背筋をまっすぐに伸ばして澄んだ瞳をして「そうだな」と思案顔をしました。
キングダム669話ネタバレ「本物の蚩尤」
次のページでは見開きで羌礼の剣で貫かれる識が描かれています。目を見張り顔面蒼白になる羌礼に、心臓を剣で貫かれ苦しそうに血を吐く識。羌礼の口から識の断末魔の様子を聞いて、絶句する飛信隊の面々。
「識が私を裏切った。祭では全力で戦おうと約束したのにあいつは剣を止めた。だから、負けたはずの私が識を殺して勝ち残った。識の心臓を貫いた時のあの手の感触、最後の識の苦悶の表情、私が変貌するには十分な供物だった。
あの時、最後に識の命を糧にして私は本物の蚩尤になったのだ!」
キングダム669話ネタバレ「暗闇の先」
エキサイトして目を血走らせた羌礼の長台詞は続きます。
「私は死をまき散らす闇の神、蚩尤、お前達は、その私をさらに闇の先に推し進めるための糧に過ぎない。おまえらを全員、一人残らず識の下に送ってやる、やーいバーカ!バーカ!オカチメーンコ、オタンチン・パレオロガスー(足した)」
そう宣言して目を血走らせる羌礼に、立ち上がった羌瘣は告げる。
「やめろ礼!お前はまちがっている」
「私のどこが間違っている!」
逆上した羌礼が羌瘣に斬りかかると、羌瘣は
「お前が向かう先には道などない、前蚩尤の幽連もそうだった。
そんな形の蚩尤になっても自分が壊れてしまうだけだ。」と言います。
キングダム669話ネタバレ「識の最後」
「闇の先に道はない、暗闇の淵から戻って、お前は本当の強さを得る」羌瘣の自信満々な言葉に、羌礼は「あんたが私を戻せるのか!」と声を挙げます。
無意識に崩壊に向かう自分を止められない事に羌礼は気づいているようです。
「私じゃない、戻せるのは識だ!思い出せ、識の最期の様子を」
識がただ苦痛の中で逝ったのならお前は戻れないが、きっとそうではない筈だ
羌礼は明らかに動揺し、「識は何も言っていない、私に胸を貫かれて苦しみ抜いて死んだ」と否定しますが、識の最期をゆっくりと思い出します。
【次のページに続きます】