キングダム669話ネタバレ「識」レビュー考察

2021年2月11日


 

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羌瘣

 

大人気春秋戦国時代漫画キングダム。いよいよ669話では羌瘣が羌礼を闇の淵から救い出す事に成功しました。そして、その鍵になったのは羌識の最後の言葉でした。

kawausoさんのキングダムがキター!

 

2週間ぶりに行ってみよう、キングダムがキターーーーーー

 

※こちらの記事には、キングダム669話のネタバレが含まれますのでご注意下さい

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。戦略設計から実行までの知見を得るためにBtoBプラットフォーム会社、SEOコンサルティング会社にてWEBディレクターとして従事。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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キングダム669話ネタバレ「外の世界に出たら」

 

漫画の冒頭は幼い日、草原で戯れている羌礼と羌識の話から始まります。外の世界に出たら子犬を飼いたいと羌礼は言い、「食べるんじゃないぞ飼うんだ」と念を押します。

 

識は礼の顔を見て笑ったので、礼はふてくされつつ識が外の世界に出たら何をしたいか尋ねます。そこで羌識は背筋をまっすぐに伸ばして澄んだ瞳をして「そうだな」と思案顔をしました。

 

キングダム669話ネタバレ「本物の蚩尤」

蚩尤(神)

 

次のページでは見開きで羌礼の剣で貫かれる識が描かれています。目を見張り顔面蒼白になる羌礼に、心臓を剣で貫かれ苦しそうに血を吐く識。羌礼の口から識の断末魔の様子を聞いて、絶句する飛信隊の面々。

 

 

「識が私を裏切った。祭では全力で戦おうと約束したのにあいつは剣を止めた。だから、負けたはずの私が識を殺して勝ち残った。識の心臓を貫いた時のあの手の感触、最後の識の苦悶の表情、私が変貌するには十分な供物だった。

 

あの時、最後に識の命を糧にして私は本物の蚩尤になったのだ!」

 

キングダムネタバレ考察

 

キングダム669話ネタバレ「暗闇の先」

 

エキサイトして目を血走らせた羌礼の長台詞は続きます。

 

「私は死をまき散らす闇の神、蚩尤、お前達は、その私をさらに闇の先に推し進めるための糧に過ぎない。おまえらを全員、一人残らず識の下に送ってやる、やーいバーカ!バーカ!オカチメーンコ、オタンチン・パレオロガスー(足した)」

 

そう宣言して目を血走らせる羌礼に、立ち上がった羌瘣は告げる。

「やめろ礼!お前はまちがっている」

 

「私のどこが間違っている!」

 

逆上した羌礼が羌瘣に斬りかかると、羌瘣は

「お前が向かう先には道などない、前蚩尤の幽連もそうだった。

そんな形の蚩尤になっても自分が壊れてしまうだけだ。」と言います。

 

キングダム669話ネタバレ「識の最後」

 

「闇の先に道はない、暗闇の淵から戻って、お前は本当の強さを得る」羌瘣の自信満々な言葉に、羌礼は「あんたが私を戻せるのか!」と声を挙げます。

 

無意識に崩壊に向かう自分を止められない事に羌礼は気づいているようです。

 

「私じゃない、戻せるのは識だ!思い出せ、識の最期の様子を」

 

識がただ苦痛の中で逝ったのならお前は戻れないが、きっとそうではない筈だ

 

羌礼は明らかに動揺し、「識は何も言っていない、私に胸を貫かれて苦しみ抜いて死んだ」と否定しますが、識の最期をゆっくりと思い出します。

 

【次のページに続きます】

 

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kawauso

台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。本当は三国志より幕末が好きというのは公然のヒミツ。三国志は正史から入ったので、実は演義を書く方がずっと神経を使う天邪鬼。

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