「一合酥」と「会意文字」とは?三国志を通して色々知ってみよう




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三国志演義_書類

 

三国志って面白いですよね〜!!

三国志のみならずそれを元にした三国志演義もまた面白いものです。

 

しかし三国志演義の面白さは数々の武将たちの生き様だけでなく、面白い豆知識などもある所。そこで今回は三国志演義のとあるエピソードから、会意文字(かいいもじ)についてお話したいと思います。




会意文字とは?

ポイント解説をするセン様

 

まず初めに、会意文字についてお話しましょう。会意文字の「会意」は元々ある二つ以上の文字、漢字を組み合わせて新しい意味を表現すること。「意」味が出「会」うということで、会意なのですね。

 

そして会意によって作られた字を会意文字と言い、これは漢字の生まれた中国のみならず日本でも古くから親しまれ、一つの遊びとして楽しまれてきたのです。

 

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会意文字の一例

戦国時代の武家屋敷b

 

少し会意文字の一例を出しておきましょう。と言ってもそんなに難しいものではありません。例えば「森」という文字。これは三つの木という文字が組み合わされ、たくさんの木々の集まり……つまり「森」となっています。

 

会意文字と改めて言われると馴染みがなく感じるかもしれませんが、実はとても身近なものなのです。

 

関連記事:漢字はいつ生まれてどのように変化を遂げていったのか?

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まだ漢王朝で消耗してるの?

まだ漢王朝で消耗しているの

 

都都逸にも

幕末77-12_おゆう(女性)

 

そんな会意文字は言葉遊びとして親しまれていました。例えば日本の都都逸に「(こい)という字を分析すれば、いとしいとしと言う心」というものがあります。「愛しい」と「糸しい」をかけて「戀」という字を表現しているだけでなく、恋の想いも歌った美しくも切ない歌ですね。

 

都都逸(どどいつ)にも見られるように、日本でもこの会意文字は言葉遊びとして親しまれてきたのです。

 

関連記事:三国志時代の字体とは?現代でも通じるの?

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三国志演義にも……?

魏の曹操孟徳

 

さて「三国志演義どこいった」とそろそろ思われることでしょう。この会意文字の言葉遊びとも言えるシーンが、三国志演義には出てきます。

 

それはある日のこと、曹操(そうそう)の元に(すぅ)(())が献上されました。曹操はこれを一口食べると「一合酥」と書いて立ち去りました。その様子を見て他の人はびっくり。

 

一体何があったのか、何か気に入らなかったのか、この言葉の意味は……?

頭を悩ませている彼らの前に、ある人物が助け舟を出します。

 

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鶏肋で有名なあの人

問題を解決する楊脩

 

それは「鶏肋(けいろく)」で有名になったあの楊脩(ようしゅう)でした。

 

「一合酥を分解すると一人一口酥となる。つまりみんな一口ずつ食べなさい、という意味ですよ」

周囲の人たちは流石楊脩殿!曹操様の御心を良く分かっておられる!と褒めそやしました。

 

これは「一合」を「一人一口」として見ているので、会意文字を使った曹操なりのお遊び、ということでしょう。こんな言葉がすぐに出てくる、三国志演義の中の話ですが、曹操の頭の回転の早さが良く表れていると思います。

 

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