八王の乱の終焉
人に慕われ、忠臣と言われた司馬孚の孫。かつて司馬炎に模範とまで言われた司馬ギョウの死により、この八王の乱という内乱は終わります。
しかし既にいくつもの大きな問題が各地に起こっている晋王朝。崩壊まであと一歩。身内で争っている間に大きくなった獅子身中の虫が、背後に迫っているのでした。
三国志ライター センのひとりごと
ぐだぐだにぐだぐだを重ねた八王の乱。正にどうしてこうなったと言わんばかりの内乱です。しかしその長く、見苦しい争いもやっと、晋王朝の終焉という形で終わりが見えてきました。
ラスト一人を残して八王の乱、次回は更なる深淵へと……ちゃぷん。
参考文献:晋書列伝第七宗室 列伝第十 列伝第二十九
関連記事:【西晋の内乱】八王の乱・前編 司馬炎の一族と悪女賈南風の死因
関連記事:八王の乱とは?残念すぎる三国志の真の結末であり中国史上最も醜い争い