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この記事の目次
キングダム695話ネタバレ「雷土の行方」
その後、摩論と黒桜と厘玉は扈輒の本陣に到着しますが、すでに桓騎はここにいないと告げられます。伝令は「ようやく雷土が見つかった」と告げ、黒桜は「雷土が見つかった?」と怪訝な顔をしています。
伝令は、雷土が右翼で龍白公と戦っている途中敵に捕まり扈輒の本陣に連行されたと告げます。黒桜は摩論に状況を聞きますが、摩論は逃げていたので知らないと答えました。
「雷土は殺されたのか?」と厘玉が伝令に聞きますが伝令は分からないがお頭は3人に来るように伝えていますと説明します。
「そんな簡単に死ぬかよ、あの岩男が…」唇を噛んでいる黒桜ですが胸騒ぎは消えません。
キングダム695話ネタバレ「箱詰め雷土」
必死に馬を飛ばして、3人が桓騎のいる場所まで来ると桓騎は無言でテーブルに足をかけて、指先で獄門に並べられた雷土組の生首を指さしています。
急いで、生首を確認する3人ですが、生首の中に雷土のものはありません。
桓騎は「首じゃねえ、箱だ」と箱を指さしました。
まさかと思いながら黒桜と摩論が蓋を開けると、そこには両手両足、全ての指と胴体とバラバラにされた雷土の首が血の海の中にプカプカ浮いています。
黒桜「雷土…これが?」
あまりに残酷な雷土の殺され方にのけぞる3人、しかし、もう一度箱をのぞき込んで、それが雷土の成れの果てだと確信すると黒桜は声を殺して泣きました。多くの修羅場を見て来た厘玉も摩論もさすがに放心状態です。
1人桓騎だけは、表面上、何の変化もなく机に足を掛けています。
キングダム695話ネタバレ「しゃべらなかった雷土」
ここで桓騎軍の拷問係の砂鬼一家の1人が現れました。
そして雷土が体を少しずつバラバラに切断されていく拷問を受けながら、遂に桓騎の作戦を一言もしゃべらなかった事を語ります。
摩論は座り込み、雷土がしゃべっていたら我が軍は負けていたと呟きました。
あまりにも健気な雷土の態度に桓騎兵に再び悲しみが襲います。
桓騎は椅子から立ち上がり、箱の中の雷土の首を両手で抱くように持ち上げました。
「くくく、不細工顔が、さらに醜くなったな雷土、無茶せずに逃げろっつったろーが俺の言う事を聞かないからだぞ、この、大馬鹿野郎が」抑えた言葉ですが、無念がしみ込んだ言葉でした。
ただ、桓騎の目の色がハッキリとヤバくなっています。完全にキレてしまい、見境がなくなっている異様な目の光です。
—熱き『キングダム』の原点がココに—
キングダム695話ネタバレ「何人いる?」
桓騎の言葉に、あたりは雷土の名前を叫んで号泣する桓騎兵の声で一杯になります。
「まじでやってくれたな、こんななめた事を、誰のしわざだ」黒桜が憎しみに満ちた表情を見せます。
砂鬼一家は、命令を出した扈輒は自殺し拷問官は恐ろしさのあまり自殺、今は1人しか残っていないと説明します。
すると桓騎は再び何人だ?と聞きます。
砂鬼一家が「今、言った通り1人だ」と答えると桓騎は「お前に聞いたんじゃない。摩論、何人だ?」と聞き返しました。
摩論は桓騎の言葉から、これからただならぬ事が起きる事を察知して戦慄します。
キングダム696話に続く
【次のページに続きます】