大人気春秋戦国時代漫画キングダム、705話では序盤、シェフ摩論による豪華な料理が運ばれ桓騎軍の幹部が舌鼓を打っています。
摩論には料理の才能もあるようですが、桓騎軍が優雅な昼食を摂る向こう側では王翦軍による閼与攻めが続いていました。しかし、閼与の軍勢は勝手が違うようで、それでは行ってみようキングダム705話がキターーー
※この記事はキングダム705話のネタバレが含まれているのでご注意下さい。
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この記事の目次
キングダム705話ネタバレ「優雅な昼食ディナー」
小高い丘の上にある桓騎軍の本陣では、シェフ摩論が
甘巴の大赤蟹の塩茹で
甲羅焼き香辛風味
薄豚肉の山菜包み蒸し五種盛り
というような見るからに美味しそうな料理をもってきています。
厘玉は茹で蟹に夢中で、桓騎は赤穂高原産の柘榴酒というワインのようなものを飲んでまんざらでもなさそうな表情です。黒桜は摩論に「エセ軍師辞めて料理人になった方がいいな」と言って摩論も誉め言葉として受け取っておきますと回答。
もう1人、おそらく桓騎が呼んだであろうオギコは美味しい以外の何も言わずに料理にガッついて、「もっと紳士らしく」と摩論に注意されています。
摩論「それにしても他人が戦っているのを眺めながら美味しい昼食を取れるのは何とも優雅ですねェ」
そう、この時、小高い丘の近くでは王翦の軍勢が巨大な閼与城を攻めている最中でした。さらに桓騎軍の料理番は摩論だった模様です。
キングダム705話ネタバレ「閼与城を攻めるのは王翦軍のみ」
閼与城を攻めているのは王翦軍だけのようで飛信隊も桓騎軍も城の外の警戒任務しか与えられていません。地図で見ると閼与城の周囲を桓騎軍、楽華軍、壁軍、飛信隊が包囲している状態です。
渕副長が「影丘の時のように飛信隊を後から投入する狙いなのか?」と呟くと河了貂が否定しました。それに対し、李信が「それじゃ宝の持ち腐れで連合軍で来た意味がない」と反論します。河了貂は「そうではなくて王翦は無傷の軍を出来るだけ多く持って行きたいので自分が率先して消耗している」と答えます。
キングダム705話ネタバレ「王翦の狙い」
その理由は北部の宜安を攻略するのに多くの兵力の損失が予想されるので、できるだけ被害を最小限にとどめたいからだと河了貂。
李信「意外と男気あるのか王翦将軍ってのは?そんな作戦なら自分のとこの軍は温存して桓騎軍に攻城戦を押し付けても良かったはずだ」
河了貂「桓騎軍は決して攻城戦が得意じゃないのを知っているからだと思う。おかしな井蘭車は持っているけど桓騎軍だけで閼与を落とすとなると相当な犠牲を出すよ」
河了貂が李信の疑問位答えますが、脇のコマで桓騎軍の自称天才発明家のあいつが「おかしなとはなんだ!井蘭車ではなく紅春だ」と怒っています。作者はかなりこいつが気に入っているようです。
李信「そういう自分は得意だって言ってんのかよ王翦将軍は?」
河了貂「最小の犠牲で落とす自信があるんだよきっと」
李信は腑に落ちないようでしたがお手並み拝見と傍観の姿勢です。
キングダム705話ネタバレ「南壁を埋めよアリの兵士」
さて、閼与城を攻めているのは王翦ではなく側近の田里弥でした。独特の手を大きく動かすポーズで閼与城の南壁の点に大梯子を結集させ壁面を秦兵で真っ黒にして短時間でよじ登ろうとしています。
何本も何本も大梯子が掛けられ、倉央はこの調子なら南門はすぐに開くと言い、愛人の糸凌に突入の準備をさせています。しかし予想に反して田里弥の部隊は容易に城壁をよじ登る事が出来ませんでした。
キングダム705話ネタバレ「瀕死になると飛び降りる趙兵」
それは、閼与の守備兵が瀕死の重傷になると秦兵を道連れにして自ら城壁から飛び降り転落死するからです。
本来なら城壁の内側には、守備兵の死体が積み上がり、守備側は守りにくくなって城壁が突破されてしまうのですが、閼与では瀕死の守備兵がすべて転落するのでつねに守備兵のスペースが空き、緻密に城壁を守備出来ました。
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