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どういうこと!?(二回目)
因みにこの韓浩、正史で夏候惇に見出されたといいましたが、そのためか博望坡の戦いで夏候惇の部下として出てきます。
もちろんこのエピソードはかの有名な諸葛亮の初陣ということもあり、夏候惇と一緒にやられ役としてですが……その上で次の登場は長沙太守の弟という出現なので、ちょっと統合性とれていなさすぎない?と思うポイントではありますね。
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とは言っても
しかし、逆の言い方をすれば韓浩の登場は博望坡の戦いの一幕だけ。もちろんその他のエピソードが三国志演義に出てくることはありませんので、韓玄の弟ととして出てこなければ名前さえ覚えていないという人も多かったでしょう。
そう、韓玄の弟として出てきてすぐ退場したからこそ読者の記憶に少しは残れたのです。「なにこの人」と思った人は、ぜひ正史における韓浩の働きぶりをこの機会に知っておいて下さい。本当は曹操に必要な人!と思われていたほどの人物なのですからね!
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【奇想天外な夢の共演が実現 はじめての架空戦記】
三国志ライター センのひとりごと
ご紹介したように、韓浩の働きは中々に熱いものです。しかしこんな人物ですら、魏では伝を立てられることはありませんでした。
これでいて魏伝の人物が少ないということはないのですから、やはりそれだけ人材が豊富だったということでしょうね。また三国志演義との比較も、韓浩に限らず元ネタを調べると新たな発見があります。ぜひこの他にもどんどん新発見をしつつ、皆さんも三国志沼にハマり込んでいきましょう。
さあご一緒に! ど ぼ ん!
参考文献:魏書夏候惇伝 魏書
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