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この記事の目次
キングダム717話ネタバレ「笑う桓騎」
飛信隊が左翼の楽華軍と合流したと聞いた桓騎は面白そうな表情を浮かべます。桓騎は、軍団は総大将を守るべきという概念を持たない人なのでしょう。
姿をくらまそうと思えば、いつでも出来る自信がある桓騎からすれば、壁のような総大将への忠誠心はありがた迷惑で、そんな暇があればこの状態を切り抜けてみろと言い放ちそうです。
秦軍は正規軍なので、敵軍に包囲されると総大将を守らねばとスイッチが入り女王アリを兵隊アリが守るように対応しますが、桓騎はそういう発想ではないという事です。
キングダム717話ネタバレ「李牧と麃公」
李信の動きを見ていた李牧は、まるで麃公と戦っているようだと感じます。理詰めで敵を罠に嵌める李牧が不得手とするのは直感で罠を見破る本能型の将軍でした。
はるか以前の合従軍編では、函谷関を迂回して咸陽を突こうとした李牧の秘策を麃公が見破って咸陽救援に向い、咸陽を落とす千載一遇のチャンスを逃しています。
完璧に見える李牧の詰み将棋も、些細な予想外から綻びが生まれ、やがて破綻する。李信は、本能的にそれを知っているのでしょう。
合従軍編では龐煖という切り札があった李牧ですが、今回はいかなる切り札を第二の麃公、李信にぶつけてくるのか…楽しみです。
キングダム717話ネタバレ「すり潰す李牧」
ただし、飛信隊が楽華軍と合流した所で、大勢には変化がありません。兵力は31万対14万のままです。むしろ、飛信隊が右翼の防衛から抜けた事で、趙軍が無傷の桓騎軍に襲い掛かるチャンスが生まれ、李牧は当然、そのように指示を出します。
—熱き『キングダム』の原点がココに—
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