パリピ孔明に中国人はどう反応した?黒馬と呼ばれたパリピ孔明が大ヒットした背景

2022年7月29日


 

はじめての三国志_ページネーション

こちらは2ページ目になります。

パリピ孔明に中国人の反応

1ページ目から読む場合は、上記の緑ボタンからお願いします。

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。戦略設計から実行までの知見を得るためにBtoBプラットフォーム会社、SEOコンサルティング会社にてWEBディレクターとして従事。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


【誤植・誤字脱字の報告】 バナー 誤字脱字 報告 330 x 100



【レポート・論文で引用する場合の留意事項】 はじめての三国志レポート引用について



三国志を熟知したエピソード

孔明君のジャングル探検

 

三国志は日中で基本的なあらすじを知る人が多いので本編を逸脱しても三国志作品として成立します。それは素晴らしいですが弊害として名前だけ借りて表面だけで勝負する作品が多いのも事実です。

 

当初、パリピ孔明がイロモノ扱いされて前評判が低かったのも孔明の名前だけ借りて、三国志をダシにしたんでしょ?という冷ややかな目線があったからでした。

 

しかし、予想に反し原作者の四葉夕卜(よつばゆうと)は、ガチの三国志勢で漫画の中には、三国志に題材をとった逸話が多く入っています。中国人ネット民はそんな逸話を時に目をウルウルさせて見たそうです。

劉備

 

すでに著作権は消滅しているとはいえ、三国志は中国人の歴史で諸葛孔明は中国人の先人ですから、三国志に敬意をもっている原作者がパリピ孔明を書いているというのは好感度が上がる話なのです。

 

出師の表はどうして分かりやすいのか?

劉禅
出師の表が広まった理由は劉禅がおバカだったから?

続きを見る

 

■古代中国の暮らしぶりがよくわかる■

古代中国の暮らし図鑑

 

 

中国サイトではパリピ孔明が8点台の高評価

パリピ孔明

 

中国のサイトでは、10点評価の中の8.7を獲得しているパリピ孔明。通常7以上が良作で9になると神作とされている中で8.7はかなりの高評価です。

 

賛否では肯定8割に対し否定2割と肯定的にとらえている人が圧倒的でした。アニメ第一期のパリピ孔明が終わった時点でも8点台がついているので、アニメについては、大成功と言っていいのではないでしょうか?

 

関羽の呪いで殺される呂蒙
NHKの名作「人形劇三国志」面白いけど呂蒙の扱いが酷い?

続きを見る

 

伝説の企画 朝まで三国志 最強のワルは誰だ

朝まで三国志1

 

 

三国志ライターkawausoの独り言

kawauso 三国志

 

パリピ孔明では、3世紀の人物である諸葛孔明が21世紀の文明の利器、スマホなどにあっという間に順応するのが早すぎないと疑問視する声もありましたが、そこは天才軍師孔明なので、なんとなく納得できるという声が多いようです。

 

天才軍師と忠義の人、日中での諸葛孔明像は少し違いますが、それがパリピ孔明で上手く結びつけられたのもアニメヒットの要因かも知れませんね。

 

こちらもCHECK

文醜と顔良
顔良と文醜、実は三国時代最強説!?

続きを見る

 

【社運をかけた挑戦 三国志マンガ始動】
はじめての三国志Youtube漫画

 

はじめての三国志Youtubeチャンネル

 

 

  • この記事を書いた人
  • 最新記事
kawauso

kawauso

台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。本当は三国志より幕末が好きというのは公然のヒミツ。三国志は正史から入ったので、実は演義を書く方がずっと神経を使う天邪鬼。

-三国志の雑学