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呂範はどんな人?小遣いをせびる孫権を退け信頼された模範人物

2022年10月22日


 

はじめての三国志_ページネーション

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呂範はどんな人?

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監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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会計係だった呂範

宋銭 お金と紙幣

 

さてさて、孫策と親しく付き合っていた呂範ですが、孫権とのエピソードもあります。それは孫策から、呂範が会計係を任されていた時のことでした。会計係は重要な役職ですから、孫策が呂範を信頼していたのが分かりますね。

 

そこに良くやってきたのが孫権です。なんとこの弟君、自分の金を使ってしまってはお兄ちゃんの会計係の所にお小遣いを都合してくれるように頼みに行ったというのです。

 

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異常に合肥にこだわり続ける孫権

 

しかし呂範の言葉はいつも同じでした。

 

「孫策様に許可を取ってからいらして下さい」呂範はこの態度を変えることはありませんでした。

 

一方で、孫権に都合よく帳簿を書き換えてくれる会計係もいました。

 

当然ながら、孫権は呂範を嫌い、後者の会計係を好んでいたようですが、いざ自分が君主になると「呂範の言ってることの方が正しいな!」として呂範を重用し、便宜を図っていた会計係は信用ならないと遠ざけたといいます。

 

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孫権が呂範のお墓で一言

 

いやいやそんな貴方立場が変わったからって……と苦笑いしてしまうような話ですが、まあ孫権も自分がその立場に付いて、きちんと考えて判断できるようになったと思いましょうか。そんな孫権、呂範の最後のお話です。

 

大司馬に就任する前に亡くなってしまった呂範。孫権はそんな呂範の墓を訪れました。

 

「子衡」

孫権は呂範の字を呼ぶのがやっとで、ただただ涙を流し続けたと言います。

 

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三国志ライター センのひとりごと

三国志ライター セン

 

呂範は他の人物たちがキャラクター姓が強いので押されがちですが、彼も彼で中々の傑者です。個人的に孫策との友情だけでなく、孫権ともきちんと良い関係を築いていたのだと思いますね。孫権にとっては、もう一人の兄のような人物であったのかもしれません。

 

そう思うと孫権もまた、多くの良い人物に囲まれていたのだなぁと、思わざるを得ない筆者でした。

 

センさんのとぷんver1

 

ちゃぽーん。

 

参考文献:呉書呂範伝

 

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セン

両親の持っていた横山光輝の「三国志」から三国志に興味を持ち、 そこから正史を読み漁ってその前後の年代も読むようになっていく。 中国歴史だけでなく日本史、世界史も好き。 神話も好きでインド神話とメソポタミア神話から古代シュメール人の生活にも興味が出てきた。 好きな歴史人物: 張遼、龐統、司馬徽、立花道雪、その他にもたくさん 何か一言: 歴史は食事、神話はおやつ、文字は飲み物

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