『キングダム』首斬り桓騎の壮絶な生涯を徹底解説

2026年8月9日

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kawauso編集長(石原 昌光)

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kawauso編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務めるほか、紙媒体やWebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者・おとぼけ(田畑 雄貴)

コンテンツ制作責任者

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月に「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感していただけることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。

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こちらの記事では、キングダムの主要な登場人物について解説しています。

キングダムネタバレ考察については、こちらからどうぞ!

 

キングダムネタバレ考察

 

 

基本プロフィール

桓騎 キングダム

 

所属:秦国役職:大将軍 / 六大将軍(新・第五将 ※元・第五将)

特徴:妖艶な容姿と冷酷な微笑

出自:元・野盗団の首領

 

初登場

敗北する桓騎

 

単行本:19巻(山陽の戦い)

状況:王翦と共に、蒙驁軍の副将として登場

衝撃:魏軍の総大将・白亀西の本陣に潜入し、あっさりと首を狩る性格

残虐非道:敵の死体でオブジェを作るなど一般の倫理観が通用しない

唯我独尊:国家や忠誠心に興味がなく、すべての行動原理は「怒り」

カリスマ:砂鬼一家、ゼノウ一家など癖の強い野盗たちを惹きつける強い魅力

 

戦術:兵法書を無視した、心理戦と奇策を極めた「野盗の戦い方」

弱点:正攻法の戦術を知らないため、李牧にはその「戦の型」を見破られた

武力:自らも高い武力を持ち、いざという時は敵陣へ先頭を切って突撃する

 

出自

三国志 蜀の桟道(街亭)

 

漫画においては出自に関して明記されていない。

13歳の時に偲央が率いる孤児の集団のアジトに近い道で倒れていた所を偲央に助けられて行動を共にするようになる。

 

それまで報復行動を取らなかったために敵になめられていた偲央に対し殺した敵を切刻み死体を晒すなどの残虐行為をあえてするように教えこれにより恐怖の残虐集団、砂鬼一家が誕生した。

 

その後、偲央が紀巴城の城主に見せしめで殺されると復讐を誓うも、余りに強大な勢力に太刀打ちできず、一度は砂鬼一家を去り自らが野盗を束ねていき桓騎一家を組織して軍を強大化。紀巴城を落城させて住民全ての首を斬り「首斬り桓騎」と呼ばれた。

 

以後は砂鬼一家を桓騎一家に吸収。秦の将軍の蒙驁の討伐軍を倒して蒙驁を捕えるも「わしの部下にならんか?」の誘いに乗り、蒙驁の副将となった。

 

部下との関係

 

敵に対しては、それが民間人であろうと容赦しないが、部下に対しては優しく気遣いがあり、四六時中バカ話をしつつも「お頭」と呼ばれて慕われている。部下の略奪や虐殺を許しているのも、過去に彼らが受けた迫害や虐待に対する報復と考えているからで軍規も極めて緩い。一般では牢獄送りになる事間違いなしのゼノウ一家が服しているのも桓騎の優しさが大きい。

 

部下を大事にする反面、部下が残虐な手法で殺されると見境がない報復を命じる恐ろしい面もある。平陽の戦いで雷土が拷問の末にバラバラに切り刻まれて殺された際に報復として趙兵の捕虜10万人の首を斬ったのは、その典型である。

 

李信との関係

 

李信は最初に桓騎に接近した時、巨大な邪悪を感じて剣の柄に手をかけるくらいに憎悪。李信も下僕として社会の底辺を味わったが、天下の大将軍という夢とその夢を共有できた漂の存在もあり自分達を虐げる社会の上位にいる階級について特に憎悪を持つ事もなかった。

逆に桓騎は孤児というだけで社会に無視され搾取され性的な道具にまでされる偲央と仲間たちの境遇に激しく共感し、同時に社会に対する憎悪を滾らせる。

 

李信も、もし城戸村に下僕として入らず、漂にも出会わなかったなら事態の推移では、桓騎のような怒りを原動力とする屈強な武将として成長していた可能性もある。その意味で桓騎は漫画キングダムが取りこぼしがちなキレイゴトではない社会悪を描き出す為に必要なアンチテーゼになっている。

 

桓騎を激しく嫌っていた李信とは反対に桓騎の方は李信を「あまちゃん」と見下しつつもなんだかんだで気に入っていた事が摩論の発言で明らかになる。また砂鬼一家や摩論に対し自分の死後は飛信隊に合流するように命じてもいた。

 

 

 

名場面3つ

三国志の武器 井蘭車 始皇帝

 

「井蘭車を焼き払う」(函谷関の戦い):巨大な攻城兵器を火矢で破壊し、敵本陣を急襲。桓騎の神出鬼没、融通無碍な戦術が発揮された。

 

「10万人の斬首」(影丘・平陽の戦い):圧倒的劣勢から趙の総大将・扈輒を討ちとる。しかし腹心の雷土が拷問により切り刻まれた姿で発見された事で怒りを爆発させ、降伏した10万の趙兵の首をはねる虐殺行為を展開。

 

亡くなる李牧

 

「李牧への奇襲と最期」(宜安・番吾の戦い):李牧の完全な包囲網を破り、自らの残虐なイメージを逆手に取って趙軍を翻弄。あと一歩で李牧の首に刃が届くほどの猛攻を見せた

 

現在の状況

桓騎(キングダム風)

 

戦況:趙の宜安(肥下の戦い)にて、李牧の圧倒的な大軍に包囲される

結末:仲間たちと共に最後まで戦い抜き、壮絶な戦死を遂げた

影響:秦の六大将軍の一角が崩れ、中華統一の勢力図に大きな衝撃を与えた

 

史実との違い

 

敗戦後の行方:史実(樊於期と同一人物説)では李牧に敗れた後、燕国へ亡命したとされるが、作中では戦死として描かれた

 

司馬遷『史記』廉頗藺相如列伝

劉向『戦国策』趙策四

 

野盗の出自:史実では野盗だったという記録はなく秦の正統な将軍の一人

司馬遷『史記』秦始皇本紀

 

10万人斬首:史実でも「平陽の戦い」で10万人の首を斬ったという記録がそのまま残っている。但し、桓騎が特別異常ではなく、史記には数万人を黄河に叩き落して溺死させるや長平のように数十万人を生き埋めにするという記述も多く見られる。

司馬遷『史記』白起王翦列伝

 

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台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。本当は三国志より幕末が好きというのは公然のヒミツ。三国志は正史から入ったので、実は演義を書く方がずっと神経を使う天邪鬼。

-登場人物・キャラクター
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