キングダム640話では、列尾を死守して鄴を兵糧攻めにしようと考えていた舜水樹やら、扈輒を無視してオフ王がオフリにオフリまくりまクリスティーで李牧の処刑命令を出し、さらに北軍の援軍派遣まで握りつぶした事で、列尾が孤立無援で鄴の亜光と騰の軍勢に挟み撃ちにされる事が確定します。
それにより扈輒は「王はクソ」と吐き捨て、趙の南半分から全軍を邯鄲に向けて撤退させこれにより秦の勝利は完全確定、飛信隊も咸陽に帰りました。という事は論功行賞が発生するという事ですが、今回、信は大将軍になれるでしょうか?
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キングダム641話ネタバレ予想「新六大将軍の空きは少ない」
蒙武の提言から始まった新六大将軍は、すでに言い出しっぺの蒙武、さらに騰の2名の席が埋まっていて、残りは4席という事になります。それなら余裕で信は入りそうではありますが、その前に今回の戦争の功労者である、総大将、王翦、橑陽を落とした楊端和、鄴を落とした桓騎をどう扱うか?という問題が出てきます。
信は、岳嬰、趙峩龍、龐煖を斬りましたが、戦略的に見てもそれは局地的な勝利であり、鄴を落とすという大功を挙げた桓騎を上回るかというと厳しいです。
では、橑陽を落として、舜水樹と公孫龍の軍勢が朱海平原に合流するのを回避した楊端和の手柄と信を比較するとどうか?となると、これも戦略的には楊端和の功績が上になります。
ここから考えると、今回の大将軍任命者は、王翦、楊端和、桓騎の3名となり、これにより新六大将軍は5名まで定員が埋まると考えます。
キングダム641話ネタバレ予想「信、蒙恬、王翦はトリオで昇進」
そうなると、最後の六枠が空いているじゃないか?そこに信を入れたらいいんじゃないの?このような疑問を持つ方が当然でるでしょう。でも、そうなると王賁と蒙恬という秦の同期の将軍たちと比較して、信が完全に抜きんでてしまうのではないでしょうか?
十歩譲って、蒙恬、或いは、王賁が六大将軍に昇進という事なら、下僕出身の信が天下の大将軍という夢をモチベーションにのし上がるという漫画の構図は維持できますが、逆に、信がエリートの二人を差し置いて大将軍では、今後のモチベーションに関わります。
天下の大将軍になってしまった信は、今度は何に情熱を注げばいいのか?さっさと羌瘣にプロポーズしてウヒョに励み、父になり戦場と自宅を往復するマイホーム大将軍でしょうか?ちょーっと夢がなくなる気がします。
折角の、デコボコ3人トリオなんですから、もうしばらく切磋琢磨させ六大将軍昇進は、大体同時というのが漫画としての落としどころでしょう。
キングダム641話ネタバレ予想「史実的にも信の六大将軍はまだ早い!」
もうひとつは、史実的にも信の六大将軍昇進は早すぎるような気がするんですよね。
史実上の李信の大きな手柄は、紀元前226年に始皇帝に暗殺者の荊軻を送り込んだ燕の太子丹の首を挙げた事で、その翌年には楚攻略の大任を受けて、蒙恬と二十万の大軍を率いて楚を攻めるわけですから、このクライマックスに向けて大将軍になると考えると、大将軍昇進は10年早いような気がするんです。
秦王政の夢は中華統一ですが、信の夢は天下の大将軍です。大将軍に序列があるなら、一番下から上を目指すもありですが、どうも六大将軍は全員対等のようですし、史実から見ても大将軍はまだ早いでしょう。
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