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人口の水路『官渡水』を上手く有効活用した曹操の戦略

2022年8月27日


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荒れる黄河

 

官渡水とは、官渡砦の近くを流れる人口の水路です。洛陽の近くを流れる黄河は、大量の土砂を含んでいて、そのためにすぐに川床が浅くなり、長雨で簡単に堤防が決壊していました。

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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黄河が溢れないよう工夫していた官渡水

ダムを作っている蜀兵士

 

そこで当時は、黄河から幾つも支流をつくり、水を逃がす事で黄河が溢れないよう工夫していました。そんな人口水路の1つが官渡水だったのです。

 

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官渡水と袁紹軍

曹操VS袁紹

 

水路は物質の水上運搬にも利用されますが、あたりは溢れた水のお陰で沼地になっていて、大軍が通過するのに適さない地形でした。官渡決戦でも袁紹が大軍を展開できる場所は陽武くらいしかなく、曹操は地形を利用して袁紹軍の行軍ルートを制限し戦いを有利に進めたのです。

 

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官渡水の地形をフル活用した曹操

曹操にコテンパにされる袁紹

 

寡兵の曹操は地形をフルに活用し、大軍の袁紹を迎え撃ったのです。

 

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kawauso

台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。本当は三国志より幕末が好きというのは公然のヒミツ。三国志は正史から入ったので、実は演義を書く方がずっと神経を使う天邪鬼。

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