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稀代の豪傑 魯粛(ろしゅく)|演義と正史では大違い?

この記事の所要時間: 314

孔明と魯粛

魯粛(ろしゅく)程、三国志演義と正史では人間が全く違う人物はいません。

 

三国志演義での魯粛は、内政の才能はあるものの、温厚で人を信じやすく

何度も孔明や劉備に欺かれて周瑜には、

 

「君は内政の才能はあっても外交官の才能はゼロだ」と呆れられています。

 

 

 

正史の魯粛は実際どうだったの?

関羽 3つの条件

 

ところが、正史の魯粛は、文武両道で豪勇大胆、内政も外交も一流で

関羽相手にも一歩も退かず、荊州の二郡を無血で取りかえすなど

知略も度胸もある名将として描かれているのです。

 

魯粛は西暦172年に徐州に生まれています。

 

産まれて直ぐに、父が亡くなり、祖母と暮らしていますが家は裕福であったようです。

 

ですが、魯粛は生まれつき、非凡で豪毅な人物でした。

 

これはと見込んだ人物や、困っている人には、惜しみなく援助をし

ついには、稼業も投げ出して財産を与えたそうです。

 

 

魯粛は今風で言う自主トレを開始する

魯粛

 

魯粛は、黄巾の乱で乱世が近い事を知ると弓術、武術、馬術に凝りだし

頻繁に狩りに出かけて軍略のトレーニングをしました。

 

しかし、周辺の人々には魯粛の行動は理解されず、

「魯家には、頭のオカシイヤツが生まれた」と噂したと言います。

 

魯粛は義侠心から人が集まり、菫卓の乱後は、群雄の一人である

袁術に仕官します。

 

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袁術に仕官するが袁術に愛想を尽くす

袁術 伝説 ゆるキャラ

 

ところが行動が支離滅裂な袁術に愛想を尽かして、その下を離れ

周瑜との知遇を得て、呉の孫権に仕える事になります。

 

孫権は剛毅で遠大な構想を持つ魯粛を気に入り、

同時期に仕官してきた人間は全て帰宅させたのに、

魯粛だけはこっそり残し、夜遅くまで酒を酌み交わし語りあったと言います。

 

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魯粛は孔明と劉備に会い意気投合

㈱三国志 劉備 孔明

 

 

曹操が100万と号する大軍で呉を攻めようとした時にも、

魯粛は周瑜と共に、主戦論を展開して、劉備を味方に引き入れる事を提案し、

自ら江夏城に向かって、劉備、そして孔明と面会し意気投合。

 

孔明を呉に連れてくると、連合して降伏派を説き伏せる事に成功しました。

 

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有能過ぎる魯粛

孫権 冠

 

ある会議では、降伏派が勢いを以て孫権を説得している時に、

魯粛は、何も言わずに黙って聞いていましたが、

孫権がトイレに立つとすかさず、その後を追って説得しています。

 

魯粛:「殿、よくお考え下さい、、降伏派は呉が魏に併合されても

曹操の家臣として活躍できましょうが、殿はそうはいきません

常に反乱を疑われて、いつかは誅殺されましょう、、

曹操に降伏するのは殿には割があいませんぞ、、」

 

孫権は、用を足しながらそれを聴いて、、

孫権:「魯粛、実は余もそう思っていた、、

何も言わなかったが、正直降伏を主張する連中には失望しておった」

 

とポロっと本心を打ち明けたのです。

 

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孫権の本音を聞いた魯粛は勇気100倍

遅れて来た孫権 英雄

 

魯粛は、孫権の本心を聴いて勇気100倍になり、

降伏派の張昭達を打ち負かす自信を得たのです。

 

赤壁の戦いの後は、劉備と荊州の領有を巡って呉は関係がギクシャクします。

西暦214年に、劉備が益州を併合すると、

孫権は、「約束通り、荊州を返してくれ」と劉備に言いますが、

劉備は拒否しました。

 

怒った孫権は、呂蒙に兵を与えて、

桂陽、長沙、零陵を奪還するように命令を出しました。

 

劉備も関羽を派遣して、荊州を守るように兵を出します。

 

一触即発のこの時に、魯粛は関羽に使者を送り、それぞれの兵力を

100里下げて、武器を持たずに話会おうと持ち掛けます。

 

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呉と蜀が争うと笑うのはこの人

笑う曹操

 

今、呉と争うのは得策ではないと思っていた関羽も提案にのり、

魯粛は、関羽と激論を戦わせて反対派を怒鳴りつけて、

一歩も引かず、ついに、荊州の南部である、桂陽と長沙二郡を

関羽に無血で割譲させました。

 

演義のお人よしの魯粛とは似てもにつかない豪胆ぶりです。

 

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孔明からも信頼されていた魯粛

孔明 司馬懿 役職

 

あの関羽から譲歩を引き出すとは、猛将でも難しいでしょう。

 

魯粛は217年に、46歳の若さで死去します、

 

孫権は人目もはばからず慟哭し、孔明も知らせを聴いて悲しみ、

個人的に喪に服したと言われます。

 

 

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歴史ライターとして、仕事をし紙の本を出して大当たりし印税で食べるのが夢です。
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