白起(はくき)ってどんな人?キングダムでお馴染みの六大将軍


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白起(はくき)は、漫画キングダムで秦の六大将軍として、

秦の昭王に仕えた、めちゃ強い将軍として伝説化しています。

 

彼は実在の人物であり、伝説化されるに足りる大戦果を挙げ、

そして多くの敵兵を殺戮した人物でもあります。

 

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白起、デビュー戦から大殺戮

 

白起は、紀元前294年に左庶長に任じられて韓の新城を攻め、

左更に進んで韓と魏を攻めて、伊闕の戦いで勝利し

24万人の首を斬ったとあるのがデビュー戦になります。

 

これは史記の白起・王翦(おうせん)伝の記述ですが、

とても複雑な戦歴なので、以下に箇条書きにしておきます。

 

・紀元前292年、魏を攻めて大小61城を落す。

 

・紀元前278年、楚を攻めて鄢郢(えんてい)の戦いで楚の首都郢(てい)を落す。

 

・紀元前273年、魏の華陽を攻め、華陽の戦いで

韓・魏・趙の将軍を捕え、兵卒13万人を斬った。

 

・紀元前273年、趙将賈偃(かえん)と戦いその士卒2万を黄河に沈めた。

 

・紀元前264年、韓の陘(けい)城を攻め、陘城の戦いで5城を落とし5万を斬首した。

 

・紀元前260年、長平の戦いで趙括(ちょうかつ)率いる趙軍を

兵糧攻めに追い込み大勝、この時、兵糧が不足した為に、

少年兵240名を除く敵兵40万を生き埋めにした。


白起が殺した敵兵の数を総合してみた

 

白起が斬首したり生き埋めにしたり、溺れ死にさせた敵兵の

トータル数は84万人という規模です。

 

殺しも殺したり白起という感じですが、ちょっとついて行けません。

そして、余りにも殺し過ぎて、手柄を立てすぎたという事が、

この天才的な将軍の運命に悲劇を呼び込みます。


宰相、范雎(はんしょ)が白起の手柄を邪魔しはじめる

 

白起は戦えば必ず勝つ無敗の将軍として、秦では軍神として崇められます。

ですが、あまりにも勝ち過ぎる事に、強い危機感を持った男がいました。

それが、当時の昭王の側近である宰相、范雎です。

 

「白起は勝ち過ぎる、このままではワシの地位が危ない」

 

范雎は、趙を破り、都の邯鄲を攻め滅ぼそうとする白起を必死で止めます。

そして、滅亡寸前の趙とは僅かなお金で和睦してしまったのです。

 

白起からすれば、「何を勝手な事を」という気分でした。

趙を滅ぼすのは今がチャンスなのに、范雎が邪魔をしたのです。

 

白起は、范雎に激しい不信感を持ちますが、よもや、范雎が自分を警戒し

排除しようとしているとは夢にも思いませんでした。


秦、趙を攻めあぐみ、再び白起を使おうとするが・・

 

紀元前259年、秦の昭王は、部下の王陵(おうりょう)を

派遣して趙の都邯鄲を包囲します。

しかし、邯鄲は落ちず、さらに増派をして王齕(おうこつ)と

司令官を変えてもそれでも邯鄲は落ちません。

 

※この王齕は王騎と同一人物とする説もあり

 

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そうこうしている間に、趙の危機に対して秦に反目する魏の信陵(しんりょう)君

そして楚の春申(しゅんしん)君という戦国四君の二名が到着して秦を破ります。

 

困った昭王は、いよいよ、白起を使おうとします。

 

ところが、白起は長平の戦い以後、干されている事を根に持ち、

病気と称して現れませんでした。

この辺りは、白起は感情を露わにする子供のように見えますね。

 

昭王、大激怒、白起に死を命ずる

 

これは、范雎の思うつぼでした、ここぞとばかりに范雎は白起を讒言し

その評判を落とします、昭王は大いに怒り、白起に対して死を命じました。

自分に死が命じられた白起は、激しく動揺します。

 

「戦争に負けたならまだしも、自分は無敗ではないか?

どうして、私が死なないといけないのか?」

 

しかし、思いあぐねても、死の時間は刻一刻と迫っています。

 

逆らった所で、今度は罪人として薄暗い汚い牢獄で首を斬られるだけです。

 

白起が行き着いた自分が死なないといけない理由

 

考えあぐねた結果、白起は思いました。

 

「私は、長平で投降した敵兵40万人を生き埋めにして一夜で殺した

この一点だけでも、私が生きていられる道理があろうか?」

 

こうして紀元前257年白起は自害して果てました。

 

秦の人々は白起を哀れんで、各地に廟を造り祀ったそうです。

 

三国志ライター kawausoの独り言

kawauso 三国志

 

白起という人物を見ていると、50年程後に登場する天才将軍、

韓信を思い起さずにはいられません。

 

韓信も白起も敵の心理を読み切り、縦横無尽に計略を張り巡らす事は

神の如くですが、身内に自分が脅威を与えているという事には、

少しも考えが及ばないというアンバランスな思考を持っています。

 

白起の同僚の王翦は、この失敗から学び、神経質な程に、

始皇帝の心理を読んで、天寿を全うしていますしね。

 

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