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三国志の雑学

天地を喰らうという漫画があまりにもカオス!裏三国志入門書 Part 1

この記事の所要時間: 521




天地を喰らう 第1巻

 

三国志に興味はあるけど、なんだか難しそう、でも漫画なら何とか・・

そういう人は多いようで、実際、三国志を扱った漫画は30年以上前から

登場してはいます。

ところが、漫画だからで安易に入りこむと思わぬカオスを開いてしまうのが

三国志漫画の危うい所だったりします。

そこで今回は、そんなカオス三国志の代表「天地を喰らう」を紹介しましょう。

 

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人間界以外に天界、魔界、地獄界があるカオス・・

天地を喰らう 第2巻

 

さて、三国志と言えば、最初は黄巾の乱において、漢朝復興の大義を抱いた

劉備(りゅうび)が志を同じくする関羽(かんう)張飛(ちょうひ)と出会い

桃園の誓いを結ぶ所から始まります。

そこは、天地を喰らうも同じかと思いきや、のっけから違います。

 

天地を喰らうでは、天界、地獄界、魔界が登場してきます。

異界と人間界が分離しているわけではない世界で、これらの異界から

様々な妖魔が人間界を出入りしているのです。

 

天地を喰らうの主人公、劉備玄徳はワラジ売りをしながら、

諸国を回る少年ですがワラジ売りは世をしのぶ仮の姿、

元をたどれば中山靖王劉勝の末裔・・ではなく、

村々で泥棒を働いては見つかり、フルボッコにされて河に流されるという、

立派な犯罪者予備軍として登場します。

 

河に流された途中で関羽に救われるも、あまりのコソ泥ぶりに、

関羽も仲間になるどころか、我関せずで去っていく始末です。

三国志演義の泰然自若とした劉備玄徳とは似ても似つきません。




死病に冒された姉妹を妻にする事で運命が激変

 

ある村を劉備が訪れた時、そこには死病に冒された二人の姉妹がいました。

姉妹は「死ぬ前に何とか夫を持ちたい」と願います。

その村でたまたま居合わせた諸葛亮孔明(しょかつ・りょう・こうめい)は

姉妹の正体を見抜き、姉の方を妻にすると言います。

すると劉備もつられて妹を妻にすると言いました。

 

しかし、死病を嫌う村人は、劉備と孔明に付き添われた姉妹に石を投げます。

それにキレた姉妹の妹は、突然、竜に姿を変えて大暴れし、

やがて、劉備と孔明を連れて天に昇っていくのです。

 

突然の急展開に唖然、茫然・・

雷 f

 

はい、いきなり訳が分らなくなりました。

三国志の知識があると、なお分らなくなりますが、

天地を喰らうでは、劉備は関羽とは最初に会うけどカスって

次には孔明に出会い、しかも2人には、ほぼ年齢差がないという設定になっています。

実際は20歳位、違うんですけどね・・

 

天界の黄金宮殿で竜王の娘達とウヒョ♪になる劉備と孔明

天地を喰らう 第3巻

 

二匹の竜は、麗(れい)と嵐(らん)という天界の竜王の娘でした。

二人は定期的に地上に降りて、若い男の一度も漏らした事のない

精を体内に入れて永遠の若さを維持しているのです。

 

ただ、しょうもない男とウヒョ♪な関係にはなりたくないので

わざと死病のように見せて、見せ掛けではなく

内面を愛してくれる男を探していたのです。

永遠に若さを維持して生きられるのに、なんか贅沢な要求ですが、

それも女心なのでしょう。

 

そして、姉妹に選ばれた男はウヒョ♪する代わりに、

何でも望みを叶えられるというのです。

 

そこで孔明は、姉の麗とウヒョ♪した上で、

森羅万象の知識を記した本を与えられます、

 

一方の劉備ですが、妹の嵐とウヒョ♪しようとして拒否られます。

実は、嵐は5年前に一人で婚活して曹操(そうそう)とウヒョ♪していて、

劉備を受けいれる事が出来なかったというのです。

 

因みに曹操の望みは、天下を手に入れるでした。

ノッケから曹操の覇権が確定したようなもんですね・・・・

 

この天地を喰らうは、連載が週刊少年ジャンプなので少年誌なんですが、

こういう青年誌のようなシーンが多いのが特徴です。

 

劉備、天界に残り呑邪鬼の肝を喰らって天下一の肝っ玉を得る

天地を喰らう 第4巻

 

劉備は、何が欲しいと竜王に聞かれて、天下一の肝っ玉が欲しいと言います。

そこで、竜王は、地獄には呑邪鬼(どんじゃき)という鬼がいて、

そいつの肝を喰えば、天下一の肝っ玉を手に入れられると言います。

 

そこで劉備は地獄に行きますが、呑邪鬼は、とてつもない大きさ、

それが一日に6000人の鬼を喰って食欲を満たしているという

滅茶苦茶な設定ですが、劉備は嵐や地獄の鬼の協力(鬼は呑邪鬼の食料・・)

を得て、これを倒しその肝を喰らいます。

こうして劉備は、顔つきも思想も変わり、乱れた天下を治めて、

万民が安心して暮らせる世を造る為に天界を降りていくのです。

 

ここから、ようやく本編、関羽に再会する劉備

 

地上に降りた劉備、森羅万象を記した学問の研究に入る孔明は、

そのまま天界に残り、ここでしばらくのお別れになります。

 

地上は、太平道を起こして世直しをスローガンにする黄巾賊が、

好き放題に略奪、虐殺を繰り返している地獄になっています。

ここで、劉備は一度に二頭の馬に跨る巨漢の豪傑、関羽に再会します。

 

それまでの三国志イメージでは、関羽は痩せていて、

張飛は、ぽっちゃりが多いのでそれが逆になった感じです。

当初は黄巾賊の理想を信じて戦っていた関羽ですが、

実体は山賊と変わらない黄巾賊に嫌気が差していました。

 

そこにやってきた劉備ですが、数日前に会った時の

犯罪者予備軍とは、顔つきも思想もまるで違います。

関羽は驚きながらも天の声のススメもあり、

劉備の家臣になる事を決めます。

 

さらに片目のワイルドな張飛を部下にする劉備

天地を喰らう 第7巻

 

さらに、ここに張飛も出現します、張飛はヒゲ無しで

筋肉質の片目の男で、皮の着物を着ているワイルドな風貌です。

張飛は黄巾賊に飯を恵んでもらった恩を返すべく、

黄巾の城を一人で落とした関羽と一騎打ちしてその強さに共鳴します。

そして、関羽を配下にした劉備にも惚れこんで部下にしてくれと願います。

 

三人は乱れた世を直すと称しては、虐殺と略奪を繰り返す

黄巾賊を倒して、世の乱れを正すとして義兄弟の契りを結びます。

 

ちなみに天地を喰らうでの序列も劉備が長兄ですが、

どう見てもビジュアルでは関羽が遥かに老けています。

劉備が長兄の理由は、劉備の肝が太いかららしいです。

 

関羽、張飛も出番なし、呂布並みに強い劉備

 

天地を喰らう 第6巻

 

さて、ここからは、黄巾賊編です、劉備の亡き母の遺産で軍備を整えた

3名は、暴虐の限りを尽くす黄巾賊5万に挑みます。

劉備が喰った呑邪鬼の肝は、ただ豪胆になるだけだと思うのですが、

特典で無双の強さを得るようで竜王の娘の嵐が変化した馬に跨った劉備は

猛スピードで、賊兵を蹴散らしまくり、黄巾賊の将、程袁志(ていえんし)と

鄧茂(とうも)は、一言のセリフも無しに劉備に首を刎ねられ戦死します。

こうして、5万の黄巾賊軍は、あっという間に崩壊してしまいます。

 

いやいや、、どちらも初陣の筈の関羽や張飛の立場は、

天地を喰らうの劉備、あまりにも元気過ぎます・・

 

その報告は、黄巾賊征伐に手を焼いていた官軍の若きエリート

騎都尉(きとい)の曹操にも伝わりますが曹操(そうそう)は、

たった一言・・

 

「ふっふ天下は広い」

 

凄い、さすがは劉備のライバル曹操です。

確かに天下は広い、いろんなヤツがいますもんね!

 

因みに天地を喰らうの曹操は、おかっぱがロングになったような

奇抜なストレートヘアで登場します。

この時点では、金持ちのドラ息子で傲慢な性格ですが、

基本は民の事を考えている、劉備のライバルの扱いです。

 

実は、張角は魔界の王、幻鐘大王だった?劉備、魔界で大バトル

 

さて、黄巾賊5万を打ち破った劉備を恐れたのは、首領の張角(ちょうかく)でした。

実は、この張角、人間ではなく、魔界の大王、幻鐘(げんしょう)大王でした。

彼には、世直しを餌に、人間界に混乱を巻き起こし、全ての人間を喰うという

地獄で呑邪鬼がやっていたのと余り変わらない野望がありました。

 

劉備を危険視した大王は、刺客を放ちますが、竜王の娘、嵐が劉備に

協力して、これを撃退してしまいます。

劉備は、魔界で幻鐘大王を倒さないと黄巾の乱は治まらないという、

嵐のアドバイスを受けて、地上の戦いを中断、単身魔界に乗り込みます。

 

嵐はここで、巨大な竜の本性を現し、魔界を攻撃、それに加えて、

竜王や、天界で修行中の孔明、麗なども加勢するので、

幻鐘大王は体が吹き飛んでしまい敗れてしまいます。

 

天界、地獄、魔界と人間界を繋ぐ扉が閉まり、三国志らしくなる・・

 

劉備と孔明の活躍を見ていた竜王は、再び二人に

「天界に残って暮らさないか?」と持ちかけますが、

劉備と孔明は、地上の混乱を鎮めると言い、天界を去ってしまいます。

 

それを見た竜王は感銘を受け、

 

「これほどの人間がいるのなら、もう人間界は大丈夫じゃ」

 

上役とかと相談もなしに、人間界と天界、魔界、地獄界を繋ぐ

通路を一方的に閉じてしまいます。

 

しかし、通路が閉じる寸前、幻鐘大王は、妹の砂姫(さき)に頼み、

自分の魂を108の煩悩に分割して、人間界にばら撒く事に成功します。

この煩悩は、火の玉のような姿になり、中華全土で野心を抱く人間の

体に入りこみ、こうして中国は無数の豪傑が己の欲望と野心を達成しようと

果てしない騒乱を繰り返す世界になります。

 

三国志ライターkawausoの独り言

kawauso 三国志

 

天地を喰らうは、当初、伝奇的な要素が強く出てきています。

それは、従来の三国志を読んでいるとかなりカオスなんですが、

この3巻の幻鐘大王の死辺りで一応、天界や魔界、地獄と切り離されます。

さて、その後、どうなるのかは後編で説明しまーす。

後編:天地を喰らうという漫画があまりにもカオス!裏三国志入門書 Part 2

 

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どうも、kawausoでーす、好きな食べ物はサーモンです。
歴史ライターとして、仕事をし紙の本を出して大当たりし印税で食べるのが夢です。

もちろん、食べるのはサーモンです。

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