はじめての三国志

menu

執筆者:黒田廉

【キングダム】呂不韋の一字千金とはどんな名言なの?

この記事の所要時間: 255




呂不韋

 

秦の始皇帝を父親が趙の国で人質になっていた所を助け出し、

秦王につけるために奔走した大商人・呂不韋(りょふい)

キングダムが出てから彼の名前は一気に知名度が増し、

今やキングダムの読者で知らない人はいないであろう有名人となりました。

そんな彼は秦の丞相となってから大人数の食客たちを使って、

20万言を収めた一冊の本を完成させます。

この本の名前を「呂氏春秋(りょししゅんじゅう)」といいます。

今回はこの本を作った時に発した呂不韋の名言をご紹介します。

 

キングダムファン向け:キングダムに関する全記事一覧

はじめての三国志:全記事一覧はこちら




丞相呂不韋は負けず嫌い

呂不韋

 

呂不韋は荘襄王(そうじょうおう)の時代に丞相として、秦の国政を握ります。

しかし荘襄王は王の位についてからたった3年で亡くなってしまいます。

その後政が王位に付きます。

呂不韋は新王・政が幼いことをいいことに色々とやりたい放題やっていきます。

秦では彼に逆らう人間はほとんどいなくなりましたが、

国外では戦国四君と言われた春申君・平原君・信陵君の三人が秦に対して、

敵意をむき出しにしており、彼ら三人は多くの有能な食客を抱えておりました。

秦の宰相である呂不韋は彼ら三人に負けないため、

金と権力に物を言わせて多くの食客を抱えその数は3000人を超え、

三公子に匹敵する食客を有することになります。




本を出版

 

呂不韋はこの大量の食客達に「先生方は多くの国々を回って見聞を持っていると存じます。

そこで先生方の見聞を一冊の書物に収めてくだされないでしょうか。」とお願いします。

食客達は呂不韋の提案を受け入れて、3000人の力を合わせて一冊の本を完成させます。

呂不韋はこの本を読み

「この本に古今の実績や現在の諸国を回って集めた知識を詰め合わせある大作である」

と満足げに頷き「よし!!本の名前は「呂氏春秋」にしよう」と言うことでこの本が

誕生することになります。

 

呂氏春秋の内容は

 

さて3000人の人間が一生懸命力を合わせて作った呂氏春秋の内容はどのようなものなのでしょう。

呂氏春秋は儒家(じゅか)・墨家(ぼくか)・法家などの思想を合わせた内容のいい所が、

書き記されております。

また天文学等の学術的なことも書き記されております。

しかしひとつのことに特化している本ではないため、

春秋戦国時代の雰囲気を味わうことのできる本となっています。

 

関連記事:戦う思想家集団 墨家(ぼくか)とは何者?

関連記事:キングダムの時代に開花した法家の思想

 

市場に出して布令を出す

恐怖 雷 f

 

呂不韋は「呂氏春秋」が完成するとこの本を秦の首都である咸陽(かんよう)の市場へ

持っていきます。

そこで彼は諸国を巡っている遊説(ゆうぜつ)家や民衆、秦の大臣らに向かって

「今回、私の食客達が知恵を出し合って完成させた本を出版することにした。

この本は私も一度読んで完璧な内容となっているが、

もしこの本に一字訂正を加えることができる人物や一字削ることが出てきた人物が出てきたら、

千金を与えよう。」と言って公言します。

民衆や遊説家達はこの呂氏春秋を見て、一時を加えようと必死になりますが、

誰ひとりとしてこの本に一字を加えることができませんでした。

この呂不韋の言葉が一字千金として現在にも残る故事となるのです。

 

戦国春秋ライター黒田廉の独り言

黒田廉

 

呂不韋の名言は他にも存在しており、

秦の荘襄王を王位に付けるため奔走した際のことわざとして「奇貨居くべし」のことわざがあります。

春秋戦国時代には多くの人物が出現しますが、商人から宰相へ上り名言を今日まで残したのは、

彼だけではないのでしょうか。

商人から丞相へ上り詰め、秦の国政を握ることに成功した彼ですが、

最後は権力を剥奪されて、秦王・政に殺害されてしまいます。

「今回の春秋戦国時代のお話はこれでおしまいにゃ。

次回もまたはじめての三国志でお会いしましょう。

それじゃあまたにゃ~」

 

キングダムファン向け:キングダムに関する全記事一覧

関連記事:鬼畜なのは桓騎だけではない!残虐性を兼ね備えた歴史上の人物3選

関連記事:【キングダム】桓騎の死に方を史実を元に3つネタバレ予想

 

 

—熱き『キングダム』の原点がココに—

春秋戦国時代バナー




黒田廉(くろだれん)

黒田廉(くろだれん)

投稿者の記事一覧

横山三国志を読んだことがきっかけで三国志が好きになりました。
その後の日本史・中国史を学びました。
またいろいろな歴史小説を読んでおります。
現在はまっている歴史小説は宮城谷昌光氏の劉邦です。

歴史人物:

張遼、孟嘗君、張作霖など

何か一言:

今年も頑張ってはじさん盛り上げていくにゃー!!

関連記事

  1. 【秦の次世代を期待された二人】蒙恬と扶蘇の無念な最期
  2. 王翦の一族はその後どうなるの?秦の中華統一に貢献した一族
  3. 【晋の皇帝 司馬炎の悩み】司馬家の後継者問題
  4. 【王翦 vs 李牧】信は王翦により苦境に立たされる?
  5. 【燕の名将・楽毅の名言】古の君子は交わりを断つとも悪声を出さず
  6. 曹操の短歌行が後世にまで禅譲のお手本として残ってたってホント?
  7. 【キングダム】昌文君が李斯を土下座説得!何で昌文君は李斯があんな…
  8. 何で武田晴信は長尾景虎との対決を避け続けたの?

google検索フォーム

過去記事を検索できます

ピックアップ記事

おすすめ記事

  1. 献帝死亡説を利用した?劉備が漢中王に即位したのは孔明と法正の入れ知恵の可能性が浮上!
  2. 【週間まとめ】はじめての三国志ニュース11記事【9/25〜10/2】
  3. 孫権と同じ三代目で地味な北条氏康
  4. 【真・三國無双8】新キャラ周倉(しゅうそう)とはどんなキャラ?実際に存在した人?
  5. 呉の太子四友とはどんな人?権力闘争に敗れ失脚していくエリート
  6. 三国志の徐州争奪戦が何だかややこしい!仁義なき徐州争奪戦を分かりやすく解説

三國志雑学

ピックアップ記事

おすすめ記事

夏侯惇の死後、一族はどうなったの?忙しかった夏侯惇はイクメンではなかった? 【三国志ミステリー】劉備はなぜ奥さんを何度も捨てて逃げたの? 【キングダム】昌文君が李斯を土下座説得!何で昌文君は李斯があんなに必要なの? 曹操のお屋敷はガラスでキラキラだった?西域趣味の曹操が金髪美女とアモーレ・ミ―オ! 李傕(りかく)とはどんな人?董卓よりも横暴な政治を行った暴虐な政権運営者 【江陵攻防戦】名将・曹仁が見せた粘り腰が周瑜に致命的な一撃を加える これなら誰でも騙される!越王句践の凄まじいゴマすりを紹介。 【九州三国志】『三國志』は中国だけじゃない!日本の三国志事情 Part.2

おすすめ記事

  1. これであなたも知ったかぶり!春秋時代をザックリ紹介!
  2. 曹操「赤壁で負けてなんていないんだからねっ」
  3. はじめての三国志 4コマ劇場 「祝融夫人の日常」
  4. 孔融(こうゆう)とはどんな人?孔子の子孫だが、曹操を批判して身を亡ぼした学者
  5. 【キングダム】春申君を殺った李園は本当にキレ者だったの?
  6. 張飛に怒鳴られて落馬して死んだ武将、曹丕の粋な計らい等、三国志を彩る変わった武将たち
  7. 曹操の魅力とは?武将アンケート同立2位
  8. 漢の時代の役人はこんなに大変!貧乏になると首って本当だったの?

はじさん企画

袁術祭り
特別企画
異民族
諸子百家
春秋戦国時代
日常生活
はじめての三国志TV
PAGE TOP