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衝撃の事実!呂不韋は始皇帝の父だった?諸子百家のいいとこ取りの雑家

photo credit: P6290038.sm via photopin (license)

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諸子百家(しょしひゃっか)は己の理想を体系化し、思想として後世に残しました。

(縦横家だけは少し違いますが)

 

為政者は己の人徳を以って下々を従わせ、人民は年長者と目上のものに礼儀を尽くすことで国家の安泰を図ろうとした儒家、

厳正な法律による秩序を求めた法家、博愛と非戦を説いた墨家……。

 

しかし、どのような理念であっても、そこにはどうしても欠点が生じてしまいます。

 

ならば、それぞれの考えの良いところを取ればいいのでは?

そんな“調子のいい”ことを考えたのが雑家でした。

 

 

諸子百家の百科事典『呂氏春秋』って何?

呂不韋

 

雑家を代表する思想家に、呂不韋という人物がいます。

彼は人気コミック『キングダム』でも知られる秦王、政に仕え、その丞相として権勢を誇った人物でした。

 

その呂不韋が各地から集めた食客たち(一説にはその数3000人もいたと言われます)から

得た知識をまとめ記した書物を『呂氏春秋』といいます。

 

呂不韋自身は道家思想を持っていましたが、『呂氏春秋』は中立的な立場から編纂された書物で、

儒家や法家、墨家といった諸子百家の主張からいいとこ取りして作られたまるで百科事典のような書物でした。

 

関連記事:儒教(儒家)ってどんな思想?|知るともっとキングダムも理解できる?

関連記事:キングダムの時代に開花した法家の思想

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一字千金(イチジセンキン)の語源も面白い

 

呂不韋はこの本の出来栄えを鼻にかけ、市場の真ん中にそれを開いて置くと、

「この書物に一字でも書き足す、あるいは一字でも削除できたものには千金を与えるぞ」とお触れを出したそうです。

 

この故事から、非常に優れた文章を賞賛する故事成語として『一字千金』が生まれました。

 

秦の異人を利用して成り上がりを図る呂不韋

 

呂不韋はもともと商人として各地を渡り歩き、富を築いていました。

彼は趙の国で、囚われの身であった秦の王族に連なる人物と出会います。

 

囚われの身でみすぼらしいなりをしたその人物を、周囲の者は相手にしませんでしたが、呂不韋は彼を利用して秦で成り上がることを思いつきます。

この時、彼がその人物を見て発した言葉「奇貨居くべし」という言葉は、

後にチャンスを逃してはならないという意味の故事成語として用いられるようになります。

 

秦王をプロデュースし、丞相となる呂不韋

始皇帝 はじめての三国志

呂不韋の根回しによって、秦に王族として帰ることになった異人は、名前を子楚と改めます。

子楚は帰国に際し、呂不韋が寵愛していた芸姑を譲って欲しいと申し出ます。

 

呂不韋は愛人を失うことをためらいましたが、

ここで子楚の機嫌を損ねるのも得策ではないと考え、結局彼女を子楚に譲ります。

 

 

しかし、この時芸姑はすでに呂不韋の子を身ごもっていました。

子楚が秦に帰国した後に生まれたその子は政と名付けられます。

 

……そう、後の秦の始皇帝の父親は呂不韋だったのです。

 

関連記事:三国志とキングダムのそっくり武将は誰?|信と呂蒙

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秦の宰相に成り上がった呂不韋

呂不韋

 

子楚の子である政が秦王になると、呂不韋は丞相として絶大な権限を手にします。

かつて愛人だった芸姑=現在の太后との不義密通も続いていました。

 

嫪毐(ろうあい)という男を後宮を送り込む

嫪毐 ろうあい

 

しかし、さすがに身の危険を感じ始めた呂不韋は、

根が淫乱だった太后に嫪毐(ろうあい)という男を紹介、宦官であると偽って後宮へと送り込みました。

 

嫪毐は太后の寵愛を受け、呂不韋に続く権力を得ますが、太后との不義密通がバレて謀反を起こそうとします。

結局彼は政に討伐されてしまいます。

 

関連記事:嫪毐(ろうあい)ってどんな人?男のウェポンで天下に名をとどろかせる

 

呂不韋は最期どうなるの?

photo credit: Yogic via photopin (license)

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嫪毐の謀反の罪は彼を後宮に入れた呂不韋にも波及、その罪に連座させられます。

 

この時は、これまでの功績を考慮した政によって丞相の職からの罷免と蟄居で済まされますが、後に叛乱を疑われて流刑となり、

呂不韋は己の末路を悟って服毒自殺しました。

 

商才には長けていた呂不韋?

 

もともと商人の出である呂不韋はおそらく商才に長けていたのでしょう。

 

ビジネスチャンスを見逃さない商人である呂不韋にとって、

諸子百家の思想もまた、便利な商売道具に過ぎなかったのかもしれませんね。

 

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