編集長日記
項羽vs呂布

はじめての三国志

menu

はじめての蜀

董和(とうか)とはどんな人?孔明に認められた蜀の貴重な人材

この記事の所要時間: 234




董允

 

董允(とういん)が宮中に入っている間、蜀の滅亡の原因を作り出した黄晧(こうこう)

好き勝手なことができずにおりました。

そのおかげで蜀は政治的に安定しておりました。

そんな蜀の重きをなした董允の父親でもある

董和(とうわ/とうか)とは一体どんな人なのでしょうか。

 

はじめての三国志:全記事一覧はこちら




戦乱を避けて益州へ避難

月 f

 

董允の父親である董和(とうか)は戦乱である後漢末期の中原を避けて、

家族を連れて益州へ避難します。

益州へ到着して数日を過ごすと益州の支配者である劉璋(りゅうしょう)から招かれて、

県長の職を与えられます。

彼は劉璋からもらった役職を拝命し、早速仕事へ出かけます。




民衆は豪華な暮らしを行う

伊尹 料理人

 

後漢王朝が乱れて間もないころ戦乱が少なかった蜀は民衆もかなりの余裕があり、

財産もかなりの物を持っておりました。

そのため彼らは豪華な服を身にまとい、豪勢な食事を行っておりました。

董和が赴いた先の県もこのような民衆が数多くいたため、

彼はまず民衆に豪華な生活を捨てさせて

規律ある生活を行わせるために質素倹約に努めていき、

豪華な生活を民衆が送っていくことを禁止する県令を敷きます。

この結果民衆は彼が率先して質素倹約に努めていた事で、

彼らも豪華な生活を捨てて質素倹約に努めていくことにします。

 

豪族から不満が出る

雷 f

 

劉璋に従っていた豪族は董和が行った政策を嫌っておりました。

そのため劉璋へ「新しく県令になった董和の政策をやめさせるように言ってくれないか。」と

進言を行います。

劉璋は豪族達の意見を聞いて董和jへ政策をやめるように命令を下そうとしますが、

彼が赴いている県の住民や彼に仕える小役人が連名して董和の解任に反対したため、

この命令は通達されることはありませんでした。

こうして董和は益州の各県の県令を歴任し、

実績を上げていくと劉璋は彼の功績を認めて益州の太守へ昇進させることにします。

 

大勢の部族がいた益州南部

 

益州の南部は大量の部族が混在しており、

彼らといざこざを起こさずに統治するのは非常に難しいとされておりました。

しかし董和は益州や益州近辺に居る異民族へ持ち前の清廉さと誠意をもって接することで、

異民族も彼と次第に仲良くなっていき、協力関係の構築に成功します。

こうしてこの難しい益州の統治を見事にやってのけることに成功します。

 

孔明から認められる

 

孔明 出師

 

劉備は益州を自らの領地に加えると董和を優遇し、

孔明と共に政権に参画させることにします。

この時孔明と政策について議論を重ねていきます。

その結果気心知れる仲となり、仕事上においても円滑なコミュニケーションを築きます。

董和は政権にとって有益なものを積極的に進めていき、無駄な物を廃していくことで

円滑な政権運営を目指していきます。

こうして蜀の政権に居なくてはならない人物へと成長するのですが、

彼は病にかかって亡くなってしまいますが、

彼が亡くなった時家には一切蓄財などがなかったそうです。

 

関連記事:本当に病弱?実は健康に自信があった孔明、寿命を縮めた大誤算とは?

関連記事:【経営者・人事必見!】諸葛亮孔明から学ぶ7つの人材登用ポイント!

 

孔明は高く評価を下す

孔明 出師

 

孔明は劉備の死後丞相となると側近達へ

「仕事において自分と反対の意見を言うものを徴用しなくてはならない。

なぜならば自らの過ちを指摘してくれるからだ。

そしてその指摘を改善することで完璧な仕事ができるようになるのであるが、

董和はしっかりと私の間違っている箇所を指摘してくれるため、大いに助かっていた」

と董和を非常に高く評価しておりました。

 

関連記事:孔明サンの真っ黒メモリー、讒言でライバルを叩き落とせ!

関連記事:孔明と曹操は相性が抜群?もし孔明が魏に仕えていたら歴史はどうなった?

 

三国志ライター黒田廉独り言

黒田廉

 

董和は誠実でいうべきことははっきりと言うことで孔明から認められることになります。

また実施しようとする物事は率先して自らが行うことで、

周りに誠意を見せて納得させることで円滑に政策が進んでいきます。

このような人物は政策を命じるほうも反発が少なくて

実行できるため非常に貴重な人材ではないのでしょうか。

「今回の三国志のお話はこれでおしまいにゃ。

じかいもまたはじめての三国志でお会いしましょう。

それじゃ~またにゃ」

 

はじめての三国志:全記事一覧はこちら

関連記事:三国志時代に降伏や降参するときはどうやってサインを出していたの?

関連記事:【素朴な疑問】三国志時代はどうやって兵士を集めていたの?

 

—古代中国の暮らしぶりがよくわかる—

 




 

黒田廉(くろだれん)

黒田廉(くろだれん)

投稿者の記事一覧

横山三国志を読んだことがきっかけで三国志が好きになりました。
その後の日本史・中国史を学びました。
またいろいろな歴史小説を読んでおります。
現在はまっている歴史小説は宮城谷昌光氏の劉邦です。

歴史人物:

張遼、孟嘗君、張作霖など

何か一言:

今年も頑張ってはじさん盛り上げていくにゃー!!

関連記事

  1. 【センゴク】織田信長って本当は優しく思いやりのある性格だった!
  2. 諸葛孔明は北伐時に兵士達にとある約束をしたけど、どんな約束をした…
  3. 李孚(りふ)とはどんな人?度胸と勇気は三国志一の魏のマイナー文官…
  4. 兵力なし、金なし、でも奮闘して評価を上げた曹操がスゴイ
  5. 馬超(ばちょう)蜀に入った時にはピークを過ぎていた?
  6. 【キングダムの登場人物の子孫達】東晋時代の王賁の子孫の政治手腕と…
  7. 【おんな城主 直虎を見逃した方必見】第三話「おとわ危機一髪」の見…
  8. 若き日の曹操の優れた危機察知能力と後漢王朝への忠義心

google検索フォーム

過去記事を検索できます

ピックアップ記事

おすすめ記事

  1. 三国志補完計画・どちらが本当の三国志?正史と演義
  2. 袁盎(えんおう)とはどんな人?国家の為にあえて諫言を発し続けた政治家 Part.2
  3. 張良(ちょうりょう)とはどんな人?高祖劉邦の右腕として活躍した天才軍師(2/3)
  4. 朽井迅三郎(くちい・じんざぶろう)は実在したの?アンゴルモア 元寇合戦記の主人公に迫る
  5. 【シミルボン】戦だけが能じゃない?三国志の英雄達を詩で比較してみたよ!
  6. 始皇帝が求めた不老不死は現代科学ではどれだけ進展したの?権力者が追い求めたアンチエイジングに迫る!

三國志雑学

  1. 劉備と劉邦

“広告募集"

はじめての三国志の書籍情報

朝まで三国志 三国志最強のワルは誰だ (桃園出版 三国舎)

著:kawauso 価格480円
※Kindle読み放題対応

ピックアップ記事

おすすめ記事

試験に出ます!九品官人法(きゅうひんかんじんほう)の理想と弊害 陳平(ちんぺい)とはどんな人?詐欺師か、天才軍師か?謀略の達人 曹操に仕える前の龐徳って何してたの?地方の役人として後漢王朝に仕えていた男の人生 曹操の迅速な機動力VS劉備の逃げ足の速さ 曹操のハニートラップ作戦が義に生きた武人・関羽に通用するのか? 88話:劉備を大歓迎する劉璋だが張松の失策で崩壊する 【素朴な疑問】三国志時代はどうやって兵士を集めていたの? 35話:曹操、陳宮の裏切りで兗州を呂布に奪われる!!

おすすめ記事

  1. 陳平(ちんぺい)とはどんな人?詐欺師か、天才軍師か?謀略の達人
  2. 5話:頓挫する王莽の新と、後漢王朝の復活
  3. 魏を裏切った王平と夏候覇は何で蜀で出世できたの?【三国志に学ぶ人生設計】
  4. 世説新語の「荀巨伯のお見舞い」の友情話が熱い!
  5. 赤壁の敗戦の原因は腸チフスだった?多くの魏将の生命を奪った伝染病とは?
  6. 藏洪(ぞうこう)とはどんな人?袁紹が可哀想になるくらい逆恨み男の人生
  7. 87話:劉備、蜀への侵攻を決意
  8. 劉表の評価が高いのは三人の名士のおかげだった!荊州経営を支えた名士達

はじさん企画

帝政ローマ
広告募集
特別企画


袁術祭り

異民族
諸子百家
春秋戦国時代
日常生活
曹操vs信長
架空戦記
ライセンシー
北伐
呂布vs項羽
編集長日記
はじめての三国志TV
PAGE TOP