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董允(とういん)ってどんな人?蜀の黄門様、劉禅の甘えを許さず!

この記事の所要時間: 349

黄皓

 

西暦234年、諸葛亮孔明(しょかつ・りょう・こうめい)

漢の天下を回復させるという悲願も空しく五丈原に没しました。

 

孔明が亡きあと、皇帝、劉禅(りゅうぜん)は次第に馬鹿殿の本性を見せはじめますが、

そこに待ったを掛けた人物がいました、それが、蜀の黄門様、董允(とういん)です。

 

出師の表で名前が挙げられた、清廉潔白な人物

孔明

董允(?~246年)は字を休昭(きゅうしょう)といいます。

西暦221年、劉備(りゅうび)が皇帝に即位すると、息子の劉禅が後継者に指定され、

董允はその側近として劉備に抜擢され、太子舎人(たいししゃじん)、

太子洗馬(たいしせんば)に昇進します。

 

董允の有能さは、孔明が北伐の折りに劉禅に対して送った出師の表に、

費禕(ひい)、郭攸之(かくゆうし)と並んで名が上がっている事でも分かります。

 

同僚が北伐に引き抜かれ、ガミガミ担当になった董允

董允

 

西暦223年、劉備(りゅうび)が白帝城で没して劉禅が即位すると

董允は黄門侍郎(こうもんじろう)に抜擢されます。

 

この黄門侍郎は、日本では江戸時代に徳川光圀が任じられた中納言に相当する役職で

故に光圀(みつくに)はテレビドラマでは水戸黄門と呼ばれるようになります。

 

さて、孔明から名前を挙げられた3名ですが郭攸之は性格が優し過ぎて諫言には向かず、

費禕は孔明の北伐に随行していました。

 

そこで、もっぱら劉禅を厳しく指導して諫言するのは董允の役割になります。

まるで水戸黄門のように董允は、坊っちゃん育ちで誘惑に弱い劉禅を厳しく躾ける

天下のご意見番になるのです。

 

関連記事:現代医学からみた劉備玄徳の死因…驚愕の真実が発覚!!

関連記事:劉備、失意の中白帝城に没す!

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董允黄門の喝!「これ以上、妃を増やすんじゃない!」

 

董允 劉禅

 

西暦234年に孔明が死去すると劉禅は、段々と馬鹿殿の本性を露わすようになります。

劉禅は、自分の後宮に美女をいっぱいに詰め込みたいと考えて、董允に相談しました。

すると、董允は目を光らせて、次のように言いました。

 

「古来、天子の後宮に妃は十二名でした、それから考えれば、帝の後宮には

充分な人数が揃い、特に不足してはおりません」

 

蜀は益州一国であり、経済も楽ではないのに、お金がかかる後宮を大きくするな

という董允の厳しい叱責でした。

 

劉禅は気の強い人が苦手な人物で、この時、ピシッと董允に言われた事で、

ますます委縮してしまい、董允に遠慮するようになります。

 

董允黄門の喝! 黄皓(こうこう)のような俗物は出世させぬ!

董允

 

劉禅は、年齢を経ると宦官出身でゴマすりが上手い黄皓を側に置くようになります。

黄皓は、劉禅におべっかを使い、自分が出世できるようにお願いしますが、

これに毎回、STOPを掛けていたのが侍中(じちゅう)に昇進していた董允でした。

 

「宦官如きにそのような高い位がどうして必要ですか?

黄皓如きは黄門丞(こうもんじょう)で充分で御座います!」

董允 はじめての三国志

 

劉禅が何度、黄皓を出世させようとしても、董允が毎回握りつぶすので

董允が生きている間、黄皓は、のさばる事が出来ませんでした。

 

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