広告募集
ビジネス

はじめての三国志

menu

執筆者:黒田廉

【燕の名将・楽毅の名言】古の君子は交わりを断つとも悪声を出さず

この記事の所要時間: 334



photo credit: aquigabo! Abyss via photopin (license)

photo credit: aquigabo! Abyss via photopin (license)

 

小国燕国の王である昭王に仕えた楽毅(がくき)

彼は昭王の積年の夢である斉へ復讐を叶えるため、色々と工作を行います。

その結果、彼は斉と楚を除いた国々と連合軍を結成することに成功。

この軍勢の総大将として楽毅は兵を率いて斉へ攻撃を仕掛け、

斉を滅亡寸前にまで追い込みます。

しかし楽毅の良き理解者であった昭王が亡くなると次の恵王(けいおう)のせいで、

楽毅は燕の地を離れて、趙へと向かい彼の地で仕官することになりますが、

趙へ仕えた時の楽毅の名言を今回はご紹介しましょう。

 

キングダムファン向け:キングダムに関する全記事一覧

関連記事:【徹底分析】キングダムを書いた原泰久はココが凄い!原先生の意外な側面10連発




総司令官を更迭!?

 

楽毅は斉へ攻め込み、斉のほとんどの領土を占領することに成功。

しかし即墨(そくぼく)と莒(きょ)の二城のみが未だ楽毅に抵抗しておりました。

彼は即墨へは配下の者を使わして包囲させ、莒には楽毅自ら攻撃を仕掛けます。

しかし楽毅の猛攻を受けても斉王がこもっている莒を陥落させることはできず、

即墨も斉軍が燕の大軍を弾き返す奮闘ぶりを見せます。

そんな中、燕では昭王が亡くなり恵王が燕の王様となります。

彼は楽毅の事をあまり好きではなく、むしろ嫌っておりました。

そのことを知った即墨の守将である田単は、燕の首都で楽毅の悪口を流します。

この作戦は成功し、田単が流した流言を信じた恵王は楽毅へ

「総司令官の職を別の将軍にする。お前は早く帰ってこい」と命令を出します。

この命令を聞いた楽毅は恵王に自分は疑われていると考え、

燕の首都へ向かうことをせずに燕の隣国である趙へ亡命してしまいます。




楽毅に謝る

 

楽毅はこうして燕を出て趙へ亡命し、趙王の元に仕えることになります。

燕ではその頃、楽毅から別の将軍へと総司令官が変わり、

斉の残りの二城へ猛攻を開始しておりました。

田単は自らの計略によって楽毅が居なくなったことを知り、大喜びします。

そして燕軍が即墨へ猛攻をしかけてくる事を知ると彼は反撃を開始。

燕軍は即僕で田単が考えた火牛の計を受けて大敗北。

田単は燕軍を追撃して斉の国から燕軍をすべて追い払い、斉の国を取り戻すことに成功します。

この結果、恵王は田単の計略に引っかかった事を敗北後に知って大いにショックを受けます。

さらに彼は自分が計略に引っかかったことが原因で楽毅を追い出してしまったことで、

彼が趙王をけしかけて燕に攻撃を仕掛けてくるのではないかと不安に駆られます。

そこで恵王は楽毅に「あなたを疑って申し訳なかった。あの時は斉の宰相となっている田単の

計略に皆が引っかかってしまったのだ。」と自らの非を認め、謝ります。

楽毅は恵王の手紙を読んで彼に返信を出すことにします。

 

「古の君子は交わりを断つとも悪声を出さず」BY楽毅

 

楽毅は恵王へ先代昭王から受けた恩に対しての説明を行ってから

呉の名臣である伍子胥(ごししょ)と呉王・闔廬の話を引き合いに出します。

そしてこの手紙の最後に彼は「古の君子は交わりを断つとも悪声を出さず」と書き記します。

彼が記したこの言葉の意味は「昔の君主は絶好したとしても、悪口は言いませんでした。

私も古の君子の教えを胸に刻んで起きておりますので、

過去起きたことに対して悪口を言うつもりは毛頭ありません。」と言う意味です。

この楽毅の言葉を受け取った恵王は、楽毅の懐の大きさを知り感動します。

そして彼は楽毅の息子である楽間(がくかん)を取り立てたそうです。

 

春秋戦国ライター黒田廉の独り言

黒田廉

 

楽毅が恵王へ送ったこの書を「燕の恵王に報ずる書」と言われ、

三国時代の蜀の丞相である諸葛孔明が書いた「出師の表」と

並ぶ名文として讃えられることになります。

また楽毅と孔明が書いた書物を読んで泣かないものは不忠の臣と言われ、

広く伝わることになります。

「今回の春秋戦国時代のお話はこれでおしまいにゃ。

次回もまたはじめての三国志でお会いしましょう。

それじゃあまたにゃ~」

 

キングダムファン向け:キングダムに関する全記事一覧

関連記事:諸葛亮の出師の表って、一体何が書いてあるの?

関連記事:信ってどんな人?キングダムの主人公は史実が少ない謎多き人物

 

 

—熱き『キングダム』の原点がココに—

春秋戦国時代バナー





よく読まれている記事

キングダム 40巻

よく読まれている記事:【キングダム好き必見】漫画をより面白く読める!始皇帝と秦帝国の秘密をまとめてみました

 

兵馬俑 kawauso

 

 

よく読まれている記事:知らないと損する!始皇帝と大兵馬俑を100倍楽しむための外せないポイント

 

キングダム 政

 

 

よく読まれてる記事:【衝撃】秦の始皇帝陵は実は完成していなかった!壮大な地下宮殿と兵馬俑の謎

 

兵馬俑 kawauso

 

 

よく読まれてる記事:戦術マニア必見!兵馬俑の戦車で2200年前の戦略がわかる!

 

始皇帝

 

 

よく読まれてる記事:中華統一後の始皇帝は大手企業の社長並みの仕事ぶりだった!?彼が行った統一事業を紹介

 

黒田廉(くろだれん)

黒田廉(くろだれん)

投稿者の記事一覧

横山三国志を読んだことがきっかけで三国志が好きになりました。
その後の日本史・中国史を学びました。
またいろいろな歴史小説を読んでおります。
現在はまっている歴史小説は宮城谷昌光氏の劉邦です。

歴史人物:

張遼、孟嘗君、張作霖など

何か一言:

今年も頑張ってはじさん盛り上げていくにゃー!!

関連記事

  1. 【おんな城主・井伊直虎を見逃した方へ】第十八話 「あるいは裏切り…
  2. 徳川家が豊臣を滅ぼすきっかけとなったのはどんな理由だったの?
  3. 【キングダム名物】将軍同士の一騎打ち、印象に残る名勝負は?
  4. 【三国志の英雄】曹操の恐ろしいエピソードをご紹介
  5. 【おんな城主・井伊直虎を見逃した方へ】第十七話「消された種子島」…
  6. 美濃大返し炸裂!織田家の覇権をかけた柴田勝家(アゴ)と羽柴秀吉(…
  7. 蕭何はなんで仲が悪かった曹参を後継者に任命したの?
  8. 【管鮑の交わりとは何?】管仲と鮑叔の友情を描いた故事

google検索フォーム

過去記事を検索できます

ピックアップ記事

おすすめ記事

  1. 【韓信の恩返し】受けた恩はしっかりと恩で返す器の大きい韓信
  2. 若い頃の劉備はチャラすぎ!劉備略年譜
  3. 「魏」ってどんな国?キングダム戦国七雄を徹底紹介
  4. 蘇秦(そしん)とはどんな人?秦の圧力を跳ね返す為、六国を結び付けた合従論者 Part.2
  5. 豊臣秀吉亡き後の天才軍師・黒田官兵衛の決断
  6. 関羽と張遼の「交流」をピックアップ!三国志演義のサイドストーリーに迫る!前篇

三國志雑学

“広告募集"

はじめての三国志の書籍情報

朝まで三国志 三国志最強のワルは誰だ (桃園出版 三国舎)

著:kawauso 価格480円
※Kindle読み放題対応

ピックアップ記事

おすすめ記事

長宗我部元親が取った豊臣軍迎撃作戦が成功していたら秀吉はやばかった 実在しません!でもめちゃ有名な貂蝉に隠された不滅の人気の秘密は? もうやってられない! 三国志の時代ではどのような理由で主を変えてたの? 劉備が乗っていた的廬がありえないぐらいスゴイ馬だった!? 小覇王・孫策のお母さん「呉夫人」は偉大すぎた 字で考える三国志 「字(あざな)」について詳しく解説 架空戦記の走り? 『反三国志演義』を知っていますか? 三国志好きならニヤリとできる!諱、字、一番多い姓、珍しい姓を紹介しちゃいます♪

おすすめ記事

  1. 卑しい身分から、曹操の正妃へ卞夫人 Part.2
  2. え?劉備は意外にも経済に明るい人物だった?孔明の北伐が継続できたのは劉備のおかげ!?
  3. 朝まで三国志 三国志最強のワルは誰だ(笑) 第6部
  4. 孟嘗君(もうしょうくん)とはどんな人?戦国七雄に絶大な影響力を及ぼした戦国四君【反逆編】
  5. 曹彰(そうしょう)とはどんな人?勉強嫌いだが、武を磨いて将来を期待された曹操の4男
  6. 韓宣(かんせん)とはどんな人?曹植が口喧嘩して勝つことのできなかった人物
  7. 魏の五都の人口は?魏は斉になっていた?斉・呉・蜀の三国志
  8. 袁術が天下を統一するためにみんなで考えよう【第1回】

はじさん企画

帝政ローマ
広告募集
HMR
ライフハック
君主論

ビジネス三国志
春秋戦国時代
日常生活
曹操vs信長
架空戦記
ライセンシー
北伐
呂布vs項羽
編集長日記
はじめての三国志TV
PAGE TOP