春秋戦国時代

はじめての三国志

menu

三国志の雑学

三国志の時代を彩った烈女たちの生涯を紹介!

この記事の所要時間: 229




劉姫

 

三国志の時代には英雄・豪傑など多くの魅力あふれる人が出てきています。

そのため三国志の時代は古代から多くの人を魅了しており、

現在でもたくさんの三国志好きの人々が三国時代を愛しております。

しかし三国時代を彩ったのは英雄・豪傑だけではなく女性も活躍している時代でした。

今回はその中でも烈女にスポットライトを当ててみました。

 

はじめての三国志:全記事一覧はこちら

関連記事:【三国志あるある】懐かしい!と思った人は40代!昭和では当たり前だった三国志事情




烈女とは何?

趙姫

 

烈女をご紹介する前に一体烈女とは何ぞやということから説明しましょう。

烈女とは読んで字のごとく「激しい女性」という意味です。

では激しい女性とは一体何なのでしょう。

それは男性が活躍する場であった戦場や政治などで活躍した女性を意味します。



三国志の時代にいた烈女達その1:劉備の孫にあたる劉諶の妻・崔氏

李姫

 

始めの烈女様は三国志の蜀にいた烈女です。

この烈女様は蜀の劉備の孫で劉禅(りゅうぜん)の五男である劉諶(りゅうしん)の奥さん・崔氏です。

劉諶は蜀に鍾会(しょうかい)率いる魏軍が侵攻してきた際、

別働隊を率いて鄧艾軍が蜀の首都である成都近くへ押し寄せてきます。

この時成都では今後の方針を決める会議が連日連夜開かれておりました。

この会議で劉諶は劉禅へ徹底抗戦して戦うべしと進言しますが、

劉禅は降伏することに決めてしまいます。

劉諶は落胆して屋敷に帰ると妻である崔氏へ「陛下は魏へ降伏することを決めてしまった。

私は魏に降伏することを潔いと思わないから自害して先帝陛下へお詫びを行ってくる」と伝えます。

すると彼女は「旦那様見事なお覚悟。私は先に行っておりますわ」と行って劉諶が自害する前に

自らの心臓めがけて胸へ小刀を一突きして亡くなってしまいます。

その後劉諶も崔氏の後を追って自害することになります。

崔氏の見事なまでの死に様はまさに烈女にふさわしいと言えるでしょう。

 

三国志の時代にいた烈女達その2:曹操も扱いあぐねた自己主張の激しい烈女・丁氏

丁夫人

 

曹操の奥さんであった丁氏(ていし)。

彼女は自分の息子のように可愛がっていた曹昂(そうこう)が宛城で亡くなったことを知ると

悲しみに打ちひしがれてしまい曹操の元を去り実家に帰ってしまいます。

曹操は彼女との距離を置いて時間が経てば再び元に戻れるであろうと考えており、

数ヵ月後彼女の実家を訪れます。

曹操は彼女の部屋を尋ねると「そろそろ家に帰ろうではないか」と伝えます。

しかし彼女は彼の言葉を無視。

その後も曹操は幾度も言葉を重ねて彼女を説得するのですが、

彼女は曹操の言葉に一切答えようとしませんでした。

そのため曹操も彼女の説得を諦めて去っていくことになります。

なぜ丁氏は曹操と和解しようとしなかったのでしょうか。

それは丁氏が曹操が曹昂を見殺しにして自分だけ帰ってきたことに激怒していたためです。

そのため彼女は曹操の言葉を一切無視して彼を許すことをしませんでした。

 

三国志の時代にいた烈女達その3:劉備の息子を守り抜いた婦人・麋夫人

劉備

 

劉備は長いあいだ劉表の客として荊州で居候をしておりましたが、

曹操軍が河北を統一して荊州を攻撃するために南下を開始。

荊州は劉表死後、息子が荊州の主に君臨しますが、

曹操軍南下の知らせを聞いた劉表の息子は曹操軍に降伏することにします。

荊州の主が降伏することを知らされなかった劉備は荊州から逃れるため、

民衆を連れて逃亡を開始します。

しかし曹操軍は劉備軍を追撃するために軽騎兵を用いて急追。

劉備軍は民衆を連れていたため、逃亡速度が遅く長坂で捕捉されてしまいます。

 

趙雲 長坂の戦い

 

劉備の奥さんである麋夫人(びふじん)は曹操軍に追撃されてしまいますが、

自分の息子ではない劉禅を必死に守りながら逃げ続け、

趙雲(ちょううん)が助けに来たことで危機を脱することになります。

だが麋夫人は深い傷を負っていることからこのまま趙雲と一緒にいては足でまといだと感じ、

井戸に自らの身を投げ捨てて自殺してしまいます。

自分の息子じゃないのに自らの身をとして守り抜いた麋夫人も献身的な烈女と

言えるのではないのでしょうか。

 

関連記事:これは不公平!趙雲が五虎将軍でドンケツの理由とは?格差の現実を徹底分析!

関連記事:趙雲の妻、孫夫人がお茶目すぎる!ほんのいたずらが夫を殺す羽目に!

 

三国志ライター黒田レンの独り言

黒田廉

 

上記に登場した烈女と言われる女の人たちは三国志演義に出てくる登場人物です。

もちろん正史三国志の中でも登場する人物ですが、

彼女達が存在していたことが三国志の物語を盛り上げる一因となっていたのではないのでしょうか。

 

参考文献 潮出出版 キーワードで読む三国志 井波律子著など

 

関連記事:三国志の結婚事情、不公平?女は早く嫁がないと罰金があった

関連記事:賈南風(かなんぷう)とはどんな人?司馬衷の妃となって晋王朝を滅亡の淵に叩き込んだ悪女

 

—古代中国の暮らしぶりがよくわかる—

 




 

黒田廉(くろだれん)

黒田廉(くろだれん)

投稿者の記事一覧

横山三国志を読んだことがきっかけで三国志が好きになりました。
その後の日本史・中国史を学びました。
またいろいろな歴史小説を読んでおります。
現在はまっている歴史小説は宮城谷昌光氏の劉邦です。

歴史人物:

張遼、孟嘗君、張作霖など

何か一言:

今年も頑張ってはじさん盛り上げていくにゃー!!

関連記事

  1. 明の時代の墓から出土した腕時計型の指輪は、後漢時代のダ・ヴィンチ…
  2. 実は笑い上戸のちっこいオッサン? 『曹瞞伝』に見る曹操像
  3. 【三国志の友情パワー】孫堅四天王の熱き友情を紹介
  4. 国士無双の韓信が滅びるきっかけを作ったのは劉邦のせいだった?
  5. 曹丕はどうやって後継者争いに勝ち残って魏の初代皇帝になれたの?
  6. 【秦の次世代を期待された二人】蒙恬と扶蘇の無念な最期
  7. 夏候惇の父親としての評価はどうだったの?
  8. 徐庶くんはマザコンだった?劉備と孔明を引きあわせた立役者

google検索フォーム

過去記事を検索できます

ピックアップ記事

おすすめ記事

  1. 春目前!なのに夏特集?幻の夏王朝は存在したの?
  2. 項羽はあれだけ最強だったのに何故、天下を取れなかったのか?
  3. 名馬ズラリ!三国志〜日本史と英雄の偉業を支えた名馬たちを徹底紹介!
  4. 戦国最強の同盟を成立させた名軍師・太原雪斎(たいげんせっさい)の活躍
  5. 【マニアック向け三国志】捕まったことで運命の君主と出会った王朗(おうろう)
  6. 【シミルボン】拝啓 我が息子瞻へ・・諸葛亮息子への手紙

三國志雑学

ピックアップ記事

おすすめ記事

呉範(ごはん)とはどんな人?当たる占いをご所望なら私にお任せください!風占いの達人 鄧芝(とうし)ってどんな人?|敵国孫権に愛された蜀の名使者 【シミルボン】三国志、冬の暖房、炉炭で暖まろう! 【はじさん記念】無事1周年を迎えることができました。。 【週間まとめ】はじめての三国志ニュース18記事【6/27〜7/3】 秦の始皇帝ってどんな人だったの?晩年期編 呉のマスオさん朱然、養子で入って呉に尽くした小さな大都督の人生 曹操の妻はどんな人達だったの?13人を紹介 Part3

おすすめ記事

  1. 張羨(ちょうせん)とはどんな人?天下分け目の荊州合戦、劉表と争った南郡の支配者
  2. 李広(りこう)とはどんな人?「飛将軍」と呼ばれた男は李信の子孫であった!?
  3. 夏候惇と言えば独眼竜?
  4. これは凄い!巨大な関羽像が荊州に現れる!実は二千年前から巨大像が好きだった中国人
  5. 三国志と日本史の『名城対決』真田丸と陳倉城が激アツすぎる!
  6. そんなカバな!!赤兎馬はカバだった?関羽は野生のカバに乗って千里を走った?(HMR)
  7. 【衝撃の事実】日本の戦国時代にも三顧の礼があった!
  8. 士仁(しじん)は何で関羽を裏切ったの?呉へ降伏してしまった蜀の武将

はじさん企画

袁術祭り
特別企画
異民族
諸子百家
春秋戦国時代
日常生活
はじめての三国志TV
PAGE TOP