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執筆者:黒田廉

仏門教師・太原雪斎とはどんな人?今川義元の幼少期・青年期を支えた坊主軍師

今川義元




おんな城主03b 今川義元セリフあり

 

戦国無双やその他の戦国系のゲームでも今川義元はポンコツ扱いにされておりますが、

実はそんなことはありません。

義元には優秀なお師匠さまがおり、その名を太原雪斎(たいげんせっさい)といいます。

この人に色々と教えてもらったことで東海一の弓取りとしてその名を轟かせることになり、

実際は全然ポンコツな武将ではありませんでした。

そんな義元をどのように教育していったのか教師太原雪斎についてご紹介しましょう。

 

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善得寺へ

禅 竹 f

 

太原雪斎は今川家の家臣である庵原家に誕生します。

彼は幼少期に善得寺へ入れられることになります。

この寺の和尚から禅の教えを受けた後、京都五山と言われた建仁寺(けんにんじ)へ行き、

ここでより高度な禅について学んでいきます。

こうして禅の世界においてその実力を表していくことになるのです。




今川義元の教育係に

 

こうして建仁寺で禅について日夜研鑽していた太原雪斎ですが、

そんな彼の元に今川家の当主である氏親(うじちか)から手紙がやってきます。

その手紙には「家の五男を君に教育してもらいたのだがどうであろうか。」と書いておりました。

この手紙を読んだ雪斎は禅の道をもっと研究して行きたい気持ちがある反面、

父が今川家の家臣であったために断りづらいこともあり、どうすればいいのか迷ってしまいます。

もし氏親の誘いを承諾した場合、建仁寺を出て今川家へ戻って教育しなくてはなりません。

そのため彼はそして迷いに迷った挙句、氏親の誘いを受けて駿河(するが=現在の静岡県)の

今川館へ行き義元の教育役となることを決意するのです。

この時雪斎は大体27歳。

義元は4歳でした。

 

雪斎の教育方針は兵法書と禅

禅 f

 

雪斎は義元の教育係として就任すると義元に禅を学ばせようと考えておりました。

そして彼は駿河のお寺で禅を学ばせるよりも本場の禅を学ばせたいと思い、

義元を連れて再び建仁寺へ向かいます。

この建仁寺で義元に朝から晩まで禅とはなんぞということを叩き込んで行きます。

義元は飲み込みが早くすぐに禅について吸収していくことになります。

雪斎は義元に禅ばかりではなく戦国時代に日本が突入していることから、

兵法書を読ませたいと考えておりました。

そこで彼は建仁寺を出て京都の妙心寺へ移ります。

この寺では禅のほかに武経七書(ぶけいななしょ)と言われる書物が所蔵されており、

義元と雪斎は互いにこの兵法書を読んで兵学について学んでいくことになります。

 

 

今川と武田の争いに巻き込まれる

真田丸02(武田信玄)

 

師匠雪斎と弟子義元の師弟関係は良好で互いに色々な書物や禅について研究しておりました。

そんな中、駿河の今川家から手紙がやってきます。

その手紙の内容は兄氏輝(うじてる)が「甲斐(かい=現在の山梨県)の

武田家が今川に攻めてきそうなのだそのため善得寺に急いで戻ってきてくれ」との内容でした。

雪斎と義元はなぜ戻らなくてはならないのかわかりませんでしたが、

氏親の要請を無視するわけにもいかないので、すぐに駿河へ向けて出発します。

 

関連記事:これぞジパングの国!武田信玄の金山採掘法と採掘された金の使いみちが気になる!

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今川家の家督争い

炎 s

 

雪斎と義元は駿河に到着すると善得寺へ入り次の指示を待っておりました。

だがここで指示待ちをしていた二人に大事件が発生します。

その事件とは氏輝の死と次男の死でした。

前当主である氏親の息子は現今川当主である氏輝・次男を含めて六人兄弟でした。

六男は尾張にある今川家の分家に養子出されていたので、

駿河今川家の当主になる資格はありません。

また四男は家督相続を放棄してしまったため実際に残ったのは三男と義元の二人になります。

こうして今川家当主をめぐって争いが勃発します。

雪斎はもちろん義元の味方について今川家の重臣達を説得して、

次々に義元に味方するように工作を行います。

また義元の母親である氏親の正妻であった寿桂尼(じゅけいに)が義元を応援したため、

四男との差は決定的になります。

そしついに義元と四男は兵を持って戦いを始めます。

この戦いは以外にも長引くことになるのですが、雪斎の智謀や義元側の家臣らの働きによって

四男を討伐することに成功。

そして義元が今川家の当主として君臨することになるのです。

 

戦国ライター黒田レンの独り言

黒田廉

 

雪斎の工作活動の結果義元に多数の家臣が味方することになった事で

兄を凌駕する勢力を保持することになり、

ついに兄を倒して義元が今川家の新当主に就任することになります。

またこの時に雪斎と義元の母寿桂尼は足利幕府の将軍に義元が今川家の新当主になるための

許可を申請しております。

この申請は将軍が許可したことで実力・名実共に今川家の当主として君臨することになるのです。

このようなあまり表に出ないような働きをした雪斎は、

新君主・義元と共に今川家を盛り上げていくことになるのです。

 

参考文献 名軍師ありて名将有り 小山田哲夫著など

 

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—古代中国の暮らしぶりがよくわかる—

 




 

黒田廉(くろだれん)

黒田廉(くろだれん)

投稿者の記事一覧

横山三国志を読んだことがきっかけで三国志が好きになりました。
その後の日本史・中国史を学びました。
またいろいろな歴史小説を読んでおります。
現在はまっている歴史小説は宮城谷昌光氏の劉邦です。

歴史人物:

張遼、孟嘗君、張作霖など

何か一言:

今年も頑張ってはじさん盛り上げていくにゃー!!

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