はじめての列子
麒麟がくる特集




はじめての三国志

menu

執筆者:黒田廉

これぞジパングの国!武田信玄の金山採掘法と採掘された金の使いみちが気になる!

真田丸 武田信玄




真田丸02(武田信玄)

 

甲斐の虎と言われた武田信玄。

彼は領地を拡大するときに必ずと言っていいほど調略を施して武田側に着く

諸豪族を増やしてから戦を行って勝利を得ております。

信玄の調略は領土の加増や領土保全を約束して味方に誘う方式をとっており、

他にも武田で産出された金を使って武将を寝返らせる方法をとっておりました。

当時の武田家は金山をたくさん保有しており、ガツガツ掘っていっぱい金を産出している状態で、

ゴールドラッシュと言っていい状態でした。

今回はこのゴールドラッシュ状態の武田家をご紹介していきたいと思います。

 

関連記事:暴走しているオヤジを追放して当主に就任した武田晴信(たけだはるのぶ)

関連記事:山本勘助(やまもとかんすけ)は実在したの?今まで架空の人物だとされていた勘助の謎




甲斐・武田家に存在していた金山とは

金 f

 

甲斐武田家が金山開発を行ったのは信玄の父である信虎(のぶとら)からです。

しかし信虎の時代はまだ金山発掘の技術が発達していなかったため

あまり金を採掘することができませんでした。

本格的に金山開発を始めたのは信玄の時代からで、

当時の甲斐・武田家には多くの金山がありました。

代表的なものでも9個も金山を保有しており、多くの金を産出しておりました。




武田家の金山採掘法とは

金 f

 

武田家は多くの金山を保有しておりましたが、

ただ保有しているだけでは金を生むことはできません。

金を採掘するには金山に入って採掘しなくてはなりません。

武田家では金山を掘る特別部隊が編成され、金堀衆と呼ばれておりました。

彼は金山に入ると山を掘りながら金を採掘してもって帰ってきます。

その後金山衆が持ち帰ってきた金を灰吹金といわれる精錬法をもって碁石のような金にして

流通させていたそうです。

この金山衆達が持ち帰ってきた金を製造した碁石のような金を甲州金と言われるようになります。

ついでにこの金は純金度が非常に高く、

秀吉が天下統一後に製造した天正小判と言われるものよりも純度のいい金だったそうです。

 

 

採掘された金は一体何に使っていたの

寺 f

 

こうして採掘して製造された金は一体何に使っていたのでしょうか。

多くは武田家が中央政府(主に幕府や朝廷)に対して献上するための金として用いていたようです。

また領土内に点在している寺社等に寄進するために使っていたようです。

このように朝廷や幕府、寺社等に寄進することにでいざって時に協力するように

要請することができます。

また幕府や朝廷には官位や戦の和睦等の仲介役として要請することもできたでしょう。

このような用途のほかに武田家が武将や諸豪族を味方に引き入れるときにも

使われていたのでしょう。

さらに戦国時代に到来した新兵器である鉄砲の購入にも非常に役に立っています。

鉄砲は当時非常に高価で鉄砲だけでもとんでもない金額でした。

そして鉄砲を発射する玉薬などは日本で生産することはほとんど不可能であったこと

(北陸地方の本願寺の門徒宗は奇跡的に鉄砲の弾薬を自前で生産することができていた)

が原因で、海外から輸入するしかなく鉄砲本体よりも高く、とんでもない値段がつけられます。

しかしゴールドラッシュに突入していた武田家は甲州金などで楽々と買うことができたそうです。

これらの他にも刀や槍、馬などを購入する際にも買っており貨幣経済が正式に成立していない

戦国時代でも武田が生産した金は非常に効果的な役割を果たしており、

武田家の経済を支えておりました。

 

戦国史ライター黒田廉の独り言

黒田廉

 

信玄時代にはゴールドラッシュと言っていいほどの金が産出されていたので、

金に困ることなくいろいろなところに多くの金をばら撒いておりました。

しかし信玄の死後、武田勝頼(たけだかつより)の時代になると一気に生産量が低下。

そのため勝頼は経済面でも非常に苦労しなくてはならない状態になってしまいます。

「今回の日本史のお話はこれでおしまいにゃ。

次回もまたはじめての三国志でお会いしましょう。

それじゃあまたにゃ~」

 

参考文献 信玄の戦略 柴辻俊六著など

 

関連記事:黒田官兵衛の肖像画で頭巾を付けている理由がわかる!天才軍師・官兵衛の地獄からの生還

関連記事:黒田官兵衛の奇抜な献策と備中高松城攻防戦の水攻めがスゴイ!

 




黒田廉(くろだれん)

黒田廉(くろだれん)

投稿者の記事一覧

横山三国志を読んだことがきっかけで三国志が好きになりました。
その後の日本史・中国史を学びました。
またいろいろな歴史小説を読んでおります。
現在はまっている歴史小説は宮城谷昌光氏の劉邦です。

歴史人物:

張遼、孟嘗君、張作霖など

何か一言:

今年も頑張ってはじさん盛り上げていくにゃー!!

関連記事

  1. 武田信玄のおびき寄せに乗った哀れな徳川家康
  2. 呂布と劉備 【呂布の心に響いた名言】その肉を飽かしむべし。飽かざれば人を咬ま…
  3. 田豊(でんほう)とはどんな人?優れた策をいくつも進言するも全てが…
  4. 井伊直政 明智光秀が愛用した鎧は鎧紅糸縅品小札二枚胴具足とは?
  5. 【おんな城主・井伊直虎を見逃した方へ】第33話「嫌われ政次の一生…
  6. 戦国時代の伊賀・甲賀は明治維新を先取りした先進地域だった!
  7. 曹操 曹操ファンは見ないでください!彼は本当に乱世の英雄だったの?
  8. 【真田丸特集】有能なのに歴史の影に埋もれてしまった真田信之と程昱…

google検索フォーム

過去記事を検索できます

ピックアップ記事

  1. 陸遜
  2. 趙雲と劉備が初めて出会うシーン
  3. 幕末 魏呉蜀 書物
  4. 阿部正弘
  5. 伊藤博文
  6. 薩長同盟が結ばれるシーン 坂本龍馬と西郷隆盛と桂小五郎
  7. 魏三国時代の兵器(魏軍合体ロボ) 曹操

おすすめ記事

  1. 「でいぜろバンコク」のスポンサーになりました はじめての三国志からのお知らせ バナー
  2. 【戦国四君の食客の名言】人間関係を達観した馮驩の名言 孟嘗君
  3. キングダム 534話 ネタバレ予想:李牧はどれ位ヒットマンするのか?
  4. 親族からは嫌われていた?劉備に親族の配下がいない理由とは?
  5. 于禁は虞翻からも厳しいイジメを受けていた?その理由とは? 于禁を虐める曹丕
  6. 潘濬(はんしゅん)とはどんな人?劉備から孫権に主を代えるも孫権に忠義を尽くした硬骨漢

三國志雑学

  1. 三国志大学を目指す曹操
  2. 蜀の馬超
“はじめての三国志150万PV" はじめての三国志コミュニティ総合トピック
“広告募集"

はじめての三国志 書籍情報

朝まで三国志 三国志最強のワルは誰だ (桃園出版 三国舎)

著:kawauso 価格480円
※Kindle読み放題対応

ピックアップ記事

  1. 城 銅雀台
  2. 黒田官兵衛
  3. 劉備
  4. 魏曹操と魏軍と呉軍
  5. はじめての三国志編集長 kawauso

おすすめ記事

北条早雲の家臣は無名だけど有能揃いだった 斎藤一 新選組 斉藤一とはどんな人?新選組の三番隊組長の剣術や人物像に迫る 【第5回 幻想少女】ついに董卓との決戦!みんな大好き・袁術様も登場だ!! 河了貂や媧燐もハマった?キングダムの時代の占いはテキトーで過激だった! キレる劉備になだめる黄権 口は災いの元だと痛感できる廖立(りょうりつ)のエピソード 何晏 司馬懿を追い落として魏の政権を握った者達はどんな国家を目指していたの? 沮授はなぜか話を聞いてもらえない…主君に恵まれなかった人生 【五代友厚と勝海舟】それぞれの道で歴史に名を残した2人

はじさん企画

“if三国志" “三国志とお金" “はじめての漢王朝" “はじめての列子" “はじめての諸子百家" “龍の少年" “読者の声" 袁術祭り
李傕祭り
帝政ローマ
広告募集
まだ漢王朝で消耗してるの?
HMR
ライフハック
君主論

ビジネス三国志
春秋戦国時代
日常生活
曹操vs信長
架空戦記
ライセンシー
北伐
呂布vs項羽
編集長日記
はじめての三国志TV
“曹操孟徳" “黄巾賊" “赤壁の戦い" “THE一騎打ち" “夷陵の戦い" “kawausoのぼやき記事" “よかミカンのブラック三国志"
“邪馬台国"

“三国志人物事典"

PAGE TOP