編集長日記
ビジネス

はじめての三国志

menu

執筆者:黒田廉

【秦の最強武将・白起】無敵の白起将軍の残念な最後

この記事の所要時間: 316




 

歴代の秦の武将の中でも最強の諱を持つ白起(はくき)

秦国のみならず戦国時代の中華に居る武将の中で、

1.2を争う武将と言っても過言ではないでしょう。

そんな最強の将軍白起の最後は非常に最強の将軍にふさわしくない残念な最後でした。

今回は無敵将軍・白起の最後をご紹介します。

 

キングダムファン向け:キングダムに関する全記事一覧

関連記事:キングダムファンなら絶対読むべき!三国志も面白い!




無敵将軍の戦績

魏冄 ぎぜん

 

白起は魏冄(ぎぜん)にその才能を見出されてから将軍となった人物で、

最初から将軍の位を持っている武将ではなく叩き上げの武将です。

彼は功績を挙げ続け左庶長(さしょちょう)と言われる卿の位を魏冄から与えられます。

この位になると将軍と同義で多数の兵を率いて戦うことができます。

彼は大軍をあずけられると韓の城へ攻撃を仕掛けて大勝利。

その後も次々と他国を攻撃し、

彼は亡くなるまでに負けることがほとんどない秦の無敵将軍として諸国から恐れられる存在として、

注目されることになります。




長平の戦い

photo credit: d8_november via photopin (license)

photo credit: d8_november via photopin (license)

 

秦は韓から奪った地・上党を占拠します。

しかしここの住民達は趙へhelpと叫びながら助けを求めます。

趙はこの住民たちの願いをhelp要請を聞き入れて、彼らを保護。

秦は趙軍が上党の民衆を保護したことに怒りを感じ、長平に駐屯している趙軍を撃破するため、

大軍をこの地へ送り込みます。

しかし趙は名将廉頗を総大将としてこの地の趙軍を指揮させ防備をしっかりと固めて、

秦軍に対して積極的に攻撃を仕掛けてくることはしませんでした。

秦は遠征に出ているため、兵糧が少なくなっていきます。

そんな中、秦の策謀に引っかかった趙王は廉頗を更迭し、

名将趙奢(ちょうしゃ)の息子である趙括(ちょうかつ)を総大将に任命します。

秦は廉頗がいなくなったことを幸いに、無敵将軍・白起を総大将として長平に送り込みます。

そして趙括は秦軍に対して兵の数で圧倒有利であることを理由に攻撃を開始。

だが白起の策略に引っかかってしまい、趙軍は総兵数の90パーセント以上を失う大敗北を

してしまいます。

こうして趙軍に大勝利を収めることに成功した白起。

彼の名前は中華全土に響き渡ることになります。

 

 

宰相の范雎との対立

范増

 

白起は長平で大勝利を収めた後、趙の首都・邯鄲(かんたん)を攻略するべく、大軍を率いて出陣。

こうして趙は滅亡の危機に立たされることになりますが、突如秦軍は退却していくことになります。

その原因は宰相・范雎(はんしょ)の策謀でした。

范雎は弁舌家として有名な蘇秦(そしん)の弟である蘇代(そだい)から

「このまま趙を滅ぼしてしまえば白起の功績はあなたを凌ぎ、

あなたの上司となることは間違えないでしょう。」と言われたことがきっかけでした。

范雎は白起の部下として働いている自分の姿を想像すると、

彼をこのまま活躍させ続けるわけには行かないと考えます。

そして彼は秦王へ「秦軍は連年からの戦続きで疲労が溜まっているでしょう。

そこで今趙へ攻撃して、反撃を受けてしまえば白起といえども敗北するかもしれません。

そのためここは趙へ攻撃するのはやめて、

兵の体力を回復させることに専念させたほうがいいでしょう。」と提案。

秦王は宰相・范雎の進言を入れて、白起に邯鄲攻略を中止するように命令を出します。

白起はこの命令を聞くとブチギレ「邯鄲を攻略するのは今しかない。

にも関わらず攻撃を中止するとはなんということか。」と非常に残念がります。

その後宰相・范雎がこの命令を秦王に提案してことを知ると彼の怒りはMAXになり、

部下に「あの野郎。戦も分からない素人が調子に乗るな!!」と不満を漏らします。

かれは軍勢を秦国へ連れて帰ると屋敷に閉じこもってしまいます。

こうして宰相と無敵将軍はお互いに大きな溝を作ってしまうことになるのです。

 

白起の最後

月 f

 

秦はその後邯鄲を攻撃しますが、

どの将軍が兵を率いても邯鄲を陥落させることができませんでした。

そこで秦王は白起に総大将となってもらい邯鄲を攻略するように命令を出します。

しかしかれは仮病を使って王の命令を無視。

秦王は白起が自分の命令を聞けないことに激怒し、

彼を首都・咸陽(かんよう)から追い出します。

范雎はここでライバル白起をこの世から消してしまおうと考え王に対して

「白起は咸陽を追い出されたことを根に持ち、王様の悪口を言っているそうです。

このまま彼を生かしておけば謀反を起こすかもしれません。

ここで葬り去ったほうがいいと思います。」と進言。

秦王は范雎の意見に頷き白起に自害するように命令を出します。

白起は王の命令を受け取ると静かに自害をしたそうです。

 

春秋戦国ライター黒田廉の独り言

黒田廉さん02a

 

白起は王の命令を受け取ると「俺が何をしたと言うのだ」と空を仰いで叫びます。

その後彼は黙ってしまいますがふと顔を挙げ

「そうか。長平で趙軍を40万も殺害したことの報いを受けるときなのか」とボソリとつぶやいてから

亡くなったそうです。

秦の名将も権力争いと言う戦では無敵ではなかったのでした。

「今回の戦国時代のお話はこれでおしまいにゃ。

次回もまたはじめての三国志でお会いしましょう。

それじゃあまたにゃ~」

 

 

キングダムファン向け:キングダムに関する全記事一覧

関連記事:原泰久スゲー!虚構の秦・斉秘密同盟に隠された意図とは?

関連記事:【見逃した方向け】情熱大陸に出演した原先生の苦痛の漫画人生

 

 

—熱き『キングダム』の原点がココに—

春秋戦国時代バナー





よく読まれている記事

キングダム 40巻

よく読まれている記事:【キングダム好き必見】漫画をより面白く読める!始皇帝と秦帝国の秘密をまとめてみました

 

兵馬俑 kawauso

 

 

よく読まれている記事:知らないと損する!始皇帝と大兵馬俑を100倍楽しむための外せないポイント

 

キングダム 政

 

 

よく読まれてる記事:【衝撃】秦の始皇帝陵は実は完成していなかった!壮大な地下宮殿と兵馬俑の謎

 

兵馬俑 kawauso

 

 

よく読まれてる記事:戦術マニア必見!兵馬俑の戦車で2200年前の戦略がわかる!

 

始皇帝

 

 

よく読まれてる記事:中華統一後の始皇帝は大手企業の社長並みの仕事ぶりだった!?彼が行った統一事業を紹介

 

黒田廉(くろだれん)

黒田廉(くろだれん)

投稿者の記事一覧

横山三国志を読んだことがきっかけで三国志が好きになりました。
その後の日本史・中国史を学びました。
またいろいろな歴史小説を読んでおります。
現在はまっている歴史小説は宮城谷昌光氏の劉邦です。

歴史人物:

張遼、孟嘗君、張作霖など

何か一言:

今年も頑張ってはじさん盛り上げていくにゃー!!

関連記事

  1. 【マニアック向け三国志】捕まったことで運命の君主と出会った王朗(…
  2. 霍光(かくこう)とはどんな人?名将・霍去病の弟は違った意味でエキ…
  3. 【第二回 放置少女】これはやりすぎじゃね?新しく加わった黄月英は…
  4. 司馬昭(しばしょう)とはどんな人?三国時代終焉の立役者でもあり司…
  5. 趙の名将・李牧の孫が国士無双で知られるあの人と関係があった!
  6. 【センゴク】西の覇者毛利水軍vs織田水軍の戦い「木津川口の戦い」…
  7. 【曹操が慕った偉大な王様】天下の三分の二を所有するも王へ登らなか…
  8. 司馬懿を追い落として魏の政権を握った者達はどんな国家を目指してい…

google検索フォーム

過去記事を検索できます

ピックアップ記事

おすすめ記事

  1. 劉伶(りゅうれい)とはどんな人?奇行が目立つ竹林の七賢の一人
  2. 【秦の次世代を期待された二人】蒙恬と扶蘇の無念な最期
  3. 79話:曹操最大の失敗赤壁の戦い
  4. 壮絶、血を吐きまくる三国志武将ランキング
  5. 【週間まとめ】はじめての三国志ニュース9記事【7/25〜7/31】
  6. 播磨の豪族から出現した自信家・黒田孝高の誕生と初陣

三國志雑学

“広告募集"

はじめての三国志の書籍情報

朝まで三国志 三国志最強のワルは誰だ (桃園出版 三国舎)

著:kawauso 価格480円
※Kindle読み放題対応

ピックアップ記事

おすすめ記事

銅雀台(どうじゃくだい)ってなに?どんな建物で何をするところだったの? 黒田長政はすごい人?それとも親の七光りで出世した人? 宮本武蔵や土方歳三のような剣豪が三国志時代にも存在した?後漢末期の流派も紹介! よくわかる!周の成立から滅亡をざっくり分かりやすく紐解く 【はじめてのスキッパーキ】船乗り犬?それとも牧羊犬?意外に謎の多い犬種だった?【第2話】 超分かりやすい!三国志 おおざっぱ年表 趙雲は何で新参者の馬超や黄忠や魏延よりも位が低いの? 五虎大将軍 趙雲の死因は何だったの?三国志一の美男子の最期

おすすめ記事

  1. 三国志時代は拓本だらけでまるでスタンプラリー状態だった?石碑乱立の秘密
  2. 【韓信独立戦記】韓信がもし独立したら歴史はこうなったかも!?【後半】
  3. 竹中半兵衛重治と黒田官兵衛はどっちが凄かったの?
  4. 游楚(ゆうそ)とはどんな人?諸葛亮の攻撃を耐え抜いた魏の太守
  5. 関羽と張遼の「交流」をピックアップ!三国志演義のサイドストーリーに迫る!後篇
  6. 始皇帝死後、秦は滅亡せず三代目まで続いてたってホント?
  7. 連環の計って、どんな作戦?
  8. 聶栄(じょうえい)の弟の名を歴史に残すための執念がスゴイ!千里の道をいとわずやってきた聶栄

はじさん企画

李傕祭り
帝政ローマ
広告募集
HMR
ライフハック
君主論

ビジネス三国志
春秋戦国時代
日常生活
曹操vs信長
架空戦記
ライセンシー
北伐
呂布vs項羽
編集長日記
はじめての三国志TV
PAGE TOP