范雎(はんしょ)とはどんな人?平民から秦の宰相まで上り詰め、恩と復讐を忘れなかった苦労人


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秦の名宰相と言っても過言ではない魏冄(ぎぜん)の跡を継ぎ秦の宰相となった范雎(はんしょ)は平民から上り詰めた苦労人です。貧乏であった頃、人から受けた恩は忘れずに返し、人から受けたいじめには必ず復讐した壮烈な人です秦の発展に貢献した宰相です。

 

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貧しい家の出身范雎(はんしょ)

 

范雎は魏の生まれの人です。彼は官僚として身を立てたいと志し、魏を離れ各国へ就職活動を開始。しかし思うように就職活動ははかどりませんでした。さらに自らの家が物凄く貧しかったため、長い間他国での就職活動を行えず、魏に帰ってきます。彼はその後魏の須賈(しゅか)と言う人物へ仕えます。なんとか職にはありつけた范雎ですが、ここから長い間不遇の時代を送る事になります。


須賈(しゅか)と共に斉へ

 

須賈は魏王の命により斉へ赴きます。須賈は范雎に「私はこれから斉へ赴く。お主も我と共に来い」と誘われ、共に斉へ赴くことになります。范雎と須賈は斉に到着するとすぐに斉王である襄王と会見。范雎は須賈の近くに座り、黙っていました。すると襄王(じょうおう)は范雎に色々な質問を行います。彼は襄王の様々な質問に対して、はっきりと対応します。襄王は范雎の質問の応答に満足し、彼らを下がらせます。范雎と須賈は、何事もなく仕事を終え、宿舎へ向かいます。

 

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襄王(じょうおう)から見舞いの品が届く

 

范雎は宿舎で一人読書をしていると、襄王の使者がやってきます。使者は「王は、あなたの弁論に感服いたし、見舞いの品をお送りするとの事です。どうぞ気兼ねなくお受け取りください。」と大量の金と酒をもってきます。

 

范雎は内心受け取りたかったと思いますが、襄王からの贈り物をもらう事をせず、丁重に断ります。しかしこの贈り物が後に大事件を起こします。魏へ帰国そして…須賈は側近から「范雎が襄王からの贈り物をもらったようです」と知らされます。

 

須賈はこの話を聞き、大いに驚くと共に范雎が斉王へ我が国の秘密を漏らした事に対する謝礼だと思い込みます。須賈と范雎は魏の首都・大梁(たいりょう)へ帰国。

 

須賈は帰国後すぐに上司である魏斉(ぎせい)に「私の部下に范雎という者がおります。奴は我が国の秘密を斉の襄王へ話し多額の謝礼をもらったそうです。」と自らの主観を述べます。魏斉はこの話しを聞き、大いに怒りすぐに范雎を呼びます。

 

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嘘の報告により、瀕死の重傷を負う

 

范雎は魏斉の呼び出しに応じて、彼の元へ出かけます。魏斉は范雎がやってくると、側にある竹の鞭で彼を叩きます。范雎はいきなり叩かれた事にイラつき、反論しようとしますが、容赦なく竹の鞭が飛んできて、話すことができませんでした。その後屈強な男たちにボコボコにされ、彼はあばらと歯を折る重傷を負います。

 

范雎はこのままでは殺されると思い死んだふりをします。しかし魏斉は范雎が動かなくなっても手加減せず、范雎の体を簀子(すのこ)でぐるぐる巻きにし、厠(かわや=今のトイレ)へ投げ込みます。范雎はトイレに来た客一人一人に助けを求めますが、誰も彼の願いを聞くことはありませんでした。そしてたまたま通りがかった厠の番人に「頼む。助けてくれ。」と必死にお願いすると、番人は彼を救助され、范雎は九死に一生を得ます。

 

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