三国志や曹操を分かりやすく紹介|はじめての三国志

menu

執筆者:kawauso

蒙武(もうぶ)ってどんな人?親友、昌平君との戦いは回避不能!

この記事の所要時間: 244




キングダム

 

蒙武(もうぶ)は、漫画キングダムでは、武の体現者と言える存在です。

親友の昌平(しょうへい)君からは、武をもって策を破る人物と称されるように、

どんなに緻密な陣でも怯む事なく突進して最期には撃ち砕いてしまいます。

楚の筋肉バカ、汗明(かんめい)相手には、腕をへし折られてからファイトに火がつき

これを撃殺してしまうなど、死ぬ寸前になると戦闘力が一気にあがる

サ○ヤ人的なあり得ないパワーを発揮しました。

一方では龐煖(ほうけん)のようなバーサーカー状態の人ではなく、

ちゃんと軍の指揮官としての自身を把握していて、新規の兵ばかりの自軍に

実戦で徐々に自信をつけさせるなど用兵家としての一面も兼ね備えています。

では、そんな蒙武は史実ではどのような武将なのでしょうか?

 

キングダムファン向け:キングダムに関する全記事一覧

関連記事:キングダムファンなら絶対読むべき!三国志も面白い!




歴史に出てくる時は王翦とセットな蒙武

王翦

 

漫画では、かなり初期から出てくる蒙武ですが、史実ではデビューは遅いです。

紀元前224年と言いますから、中華統一3年前に蒙武は王翦(おうせん)の副官として

李信(りしん)と蒙恬(もうてん)を撃破して、秦の函谷関まで攻め込んだ

楚の項燕(こうえん)討伐の為に出陣しています。

秦は60万の大軍を率いて楚を蹂躙しつつ進んだので、項燕は勝てず自殺しました。

 

翌、紀元前223年には、蒙武は再び王翦の副官として出陣して、

楚を攻め楚王の負芻(ふすう)を捕えて楚を滅ぼしました。

 

たったこれだけの記述なんですが、いずれの戦場でも王翦の副官です。

元々、王翦の下で手柄を挙げていた将軍なんでしょうか?

キングダムでの孤高の一匹狼なイメージとは大分違いますね。




始皇帝本紀には異説がある

 

一方で始皇帝本紀には違う記述が存在します。

違うと言っても、めちゃくちゃ違うわけではないのですが紹介します。

 

紀元前223年、秦王政は再び王翦を招集し、強いてこれを立たせ、

将軍に任命して楚を討たせ陳より以南、平輿に至るまでを取り楚王を捕虜にした。

秦王政は、広大な領土を得て遊び、郢(えい)、陳にまで至った。

 

その後、楚の将軍項燕は昌平君を立てて楚王として淮南で反旗を翻す。

紀元前223年、秦王、王翦と蒙武を派遣して項燕を討たせる、

楚軍は敗れて昌平君は戦死し、項燕は敗れて自殺した。

 

キングダムでは必ず異説を採用する鉄板仕様

 

賢明な読者の方は、これでキングダムが異説と通常の説と、

どちらを取るか分ったと思います。

そう、通常の説だと昌平君が出ないので通常の説は採用しません。

そして、まさに、ここで昌平君と蒙武をぶつける為に、

二人は幼馴染でよきライバルであったという伏線を張っているのです。

 

蒙武と昌平君の激突は涙モノのストーリーになる・・

 

昌平君は今でこそ、秦の右丞相ですが、紀元前227年には、

郢を通過して楚に帰還してしまい、項燕に担がれて楚王になります。

これは史実なので、脚色は出来るでしょうが曲げるのは不可能です。

紀元前223年に昌平君は戦死するのであり、それを討つのが、

蒙武であるという設定は避けえないでしょう。

 

そして、武力は蒙武、知力は李牧(りぼく)クラスと

介億(かいおく)に評される昌平君です。

むざむざと殺されはしない筈なので、この対楚戦争は、

キングダムの最期を飾る激しい激闘になるのです。

 

キングダムウォッチャーkawausoの独り言

kawauso 三国志

 

え?楚の後には斉があるのに、何で最期を飾る勝負になるのかですか?

史実では斉は后勝(ごしょう)という佞臣により完全に骨抜きにされ、

降伏するのが得策と言われて、あっさりと武器を捨ててしまうからです。

まあ、逆に考えれば、これにより斉の人民は秦の蹂躙を免れたと思われるので、

斉人にとっては良い事なんですが、それによりキングダムの最期の

戦いは、対楚戦にずれ込む事になったのです。

 

キングダムファン向け:キングダムに関する全記事一覧

関連記事:鬼畜なのは桓騎だけではない!残虐性を兼ね備えた歴史上の人物3選

関連記事:【キングダム】桓騎の死に方を史実を元に3つネタバレ予想

 

 

—熱き『キングダム』の原点がココに—

春秋戦国時代バナー




kawauso

kawauso

投稿者の記事一覧

三度の飯の次位に歴史が大好き

10歳の頃に横山光輝「三国志」を読んで衝撃を受け
まずは中国歴史オタクになる。
以来、日本史、世界史、中東、欧州など
世界中の歴史に興味を持ち、
時代の幅も紀元前から20世紀までと広い。
最近は故郷沖縄の歴史に中毒中、、

好きな歴史人物:

西郷隆盛、勝海舟、劉邦、韓信、、etc

何か一言:

歴史は現在進行形、常に最新のジャンルです。

関連記事

  1. 怪力無双の豪傑武将は三国志にも実在した!?現代科学が解き明かす超…
  2. 地味だけど超大事!三国志の時代の食糧貯蔵庫とはどんなもの?
  3. 【秦の次世代を期待された二人】蒙恬と扶蘇の無念な最期
  4. 稀代の豪傑 魯粛(ろしゅく)|演義と正史では大違い?
  5. 漫画潰す気か!原作者ブチ切れ必至のキングダムの最後をネタバレ予想…
  6. 意外!実は剣術家だった曹丕の自叙伝が凄い
  7. キングダム(春秋戦国時代)には核兵器は存在した?葵丘の盟とオバマ…
  8. 【真田丸特集】司馬懿と秀吉、大返しで天下を手繰り寄せる!

google検索フォーム

過去記事を検索できます

ピックアップ記事

おすすめ記事

  1. 悲惨!呉のエクスペンダブルズ甘寧のストレス爆発人生を振り返る
  2. 【西楚覇王項羽】彼の性格は○○で、○○の高さは誰にも負けない人物だった
  3. 自称皇帝、袁術のトホホな部下列伝 Part.2
  4. 83話:劉備は荊州四郡をゲット!怒涛の快進撃
  5. 蒙毅(もうき)ってどんな人?趙高に恨まれて悲劇の最期を迎える文官
  6. 【徹底分析】キングダムを書いた原泰久はココが凄い!原先生の意外な側面10連発

三國志雑学

“劉備漫画"

ピックアップ記事

おすすめ記事

【週間まとめ】はじめての三国志ニュース12記事【4/3〜4/10】 王淩(おうりょう)とはどんな人?魏の忠臣として、司馬家の専横を許さなかった知勇兼備の将 自称皇帝、袁術のトホホな部下列伝 Part.2 張翼(ちょうよく)ってどんな人?歴代丞相と共に北伐へ参加した蜀の重臣 106話:関羽 傲慢すぎて魏と呉の秘密同盟のきっかけに 【キングダム好き必見】漫画をより面白く読める!始皇帝と秦帝国の秘密をまとめてみました 三国一のヨイショ男、曹操の部下の褒め方が半端ない 【誤解しないで!】男同士のひざまくらが三国志の時代に大流行!その理由とは?? 

おすすめ記事

  1. 劉馥(りゅうふく)ってどんな人?魏の地方行政官なのに無人の合肥を鉄壁の城に作り上げた功臣
  2. 123話:馬謖痛恨のミス!!泣いて馬謖を斬る孔明
  3. 【蜀の建国~滅亡まで】蜀の国を背負って戦い続けた丞相【孔明編】
  4. 関羽千里行って有名だけど何なの?
  5. 龐徳(ほうとく)ってどんな人?忠烈な最期を称えられた魏(義)の猛将
  6. 三国志の時代にも裁判はあったの?実はかなりリーガルハイな感じだった
  7. 孫策の独立理由に疑問!袁術は孫策に対して本当にケチだったの?
  8. はじめての三国志 4コマ劇場 「祝融夫人の日常」

はじさん企画

袁術祭り
特別企画
異民族
諸子百家
春秋戦国時代
日常生活
はじめての三国志TV
PAGE TOP