編集長日記
北伐

はじめての三国志

menu

三国志の雑学

なんで三国志の時代には封禅の儀式が行われなかったの?

この記事の所要時間: 246




 

神話時代から始まった封禅の儀式。

真の皇帝にしか許されない儀式で、三国志以前の時代にこの封禅の儀式を行ったのは

たったの六人でした。

三国志の時代は魏・呉・蜀と三人もの皇帝が国を立てて争っていた時代ですが、

誰ひとりとしてこの封禅の儀式を行った皇帝はいませんでした。

なぜこの封禅の儀式を行おうとしなかったのか。

今回はこの点についてレンの私見を述べたいと思います。

 

はじめての三国志:全記事一覧はこちら

関連記事:三国志ベストコンビネーション賞!感心・感動したコンビ10選




封禅の儀式を行うための条件とは・・・・。

 

その前にこの封禅と言われる儀式は文献に残っていないため、三国志以前の皇帝達は

勝手にこんな感じかなっと推察して封禅の儀式を行っていたそうです。

そのためどの皇帝がどのようにして封禅の儀式を行っていたのかは全くわかりません。

しかし封禅の儀式を行うための条件は明確にされておりました。

その条件とは真の皇帝として功績・天下を収めた徳が高い人物にのみ

許されている行為だそうです。

この真の皇帝たる条件は現在のようにチェックシートなるものが古代中国にはなかったため、

民衆らの評判や家臣達の評判、皇帝自らの意思などによって決められておりました。

また封禅の儀式は天下統一などの偉業を成し遂げた皇帝の初代もしくは二代目が行う儀式と

されておりました。

封禅の儀式を行った始皇帝や後漢王朝の始祖である劉秀(りゅうしゅう)は、

自らの功績が封禅の儀式を行うための条件を備えていると考えて行ったそうです。

では上記ふたりがどのような偉業を成し遂げたのでしょうか。




始皇帝の偉業とは

 

始皇帝は春秋・戦国時代から続く戦乱の世に終止符を打つため、

各国を討伐して天下統一を成し遂げた人物です。

彼は皇帝という尊称を考えて、始皇帝と名乗ります。

彼が行った実績を簡単に表すと

1各国で使われていた貨幣・質量の測り方、文字等を統一。

2郡県制・法を制定し、中央集権制を確立。

などです。

他にも色々細かい偉業はあるのですが、大きく分類するとこのようなことであるとレンは

考えます。

この偉業によって始皇帝は封禅の儀式を行います。

 

関連記事:マジですか?始皇帝が半両銭に込めたメッセージに震える・・

関連記事:秦王政はなんで始皇帝と名乗り始めたの?

 

光武帝劉秀の偉業とは

 

前漢王朝滅亡後に出現したチート皇帝・劉秀(りゅうしゅう)

彼は文武において比類ない能力を発揮したことで天下統一を成し遂げます。

彼が行った偉業は天下統一以外には

1民衆が減少していた状態を回復させるため、

奴隷を幾度も解放することで人口増加を図る政策を推進

2貨幣制度の整備・郡国制の採用

などです。

これらの制度を施行したことによって民衆からの評判は一気に高まり、

彼は封禅の儀式を行うことになります。

 

関連記事:あの光武帝がダジャレ大好き!?初陣で早くもギャグをかます劉秀に萌え

関連記事:後漢の始祖・光武帝劉秀(りゅうしゅう)ってどんな人?青年期は貧しいが性根の優しい人物Part.1

 

三国の皇帝達は封禅の儀式を行うことのできる功績を持っていたのか

 

さて三国志の魏の曹丕(そうひ)、呉の孫権、蜀の劉備は上記二人の皇帝のような

実績を残したのでしょうか。

答えはNOでしょう。

三国志の三人の皇帝は封禅の儀式を行う際の最低条件である天下統一をすることが、

できませんでした。

また徳の点についても上記二人に勝てるような要素はなかったように考えます。

これら二つを兼ね備えていなければ封禅の儀式を行う条件と言えなかった為、

彼ら三人は皇帝となりながらも遠慮して封禅の儀式を行わなかったと考えられます。

 

戦国史ライター黒田レンの独り言

 

三国志に出現した三人の皇帝は封禅の儀式を行う条件を揃えておりませんでした。

しかしレンが考える人物が天下統一を行っていれば封禅の儀式を行っても不自然ではないと

考えます。

その人物は曹操です。

彼は政治家・軍略家としても名高く、後世に残る実績を数多く残しております。

そのため彼がもし赤壁の戦いで敗北していなければ天下統一は行われていたはずなので、

封禅の儀式をたる資格は十分あると私は考えております。

皆さんはどのように思いますか。

 

 

■記事の内容に関するお問い合わせ(誤植等のご報告など)はこちら

 

はじめての三国志:全記事一覧はこちら

関連記事:闕宣(けっせん)とはどんな人?勢力は小さくても強かった自称皇帝闕宣のイケイケ人生

関連記事:霊帝は近衛軍創設の為に売官で資金を造った?実は優秀な皇帝の真実

 

—古代中国の暮らしぶりがよくわかる—

 




 

黒田廉(くろだれん)

黒田廉(くろだれん)

投稿者の記事一覧

横山三国志を読んだことがきっかけで三国志が好きになりました。
その後の日本史・中国史を学びました。
またいろいろな歴史小説を読んでおります。
現在はまっている歴史小説は宮城谷昌光氏の劉邦です。

歴史人物:

張遼、孟嘗君、張作霖など

何か一言:

今年も頑張ってはじさん盛り上げていくにゃー!!

関連記事

  1. 武田勝頼の自信を信長・家康連合軍に打ち砕かれた長篠の戦い
  2. 【おんな城主・井伊直虎を見逃した方へ】第六話「初恋の分かれ道」の…
  3. 竹中半兵衛重治と黒田官兵衛はどっちが凄かったの?
  4. 関羽は本当に忠義の士だったの?三国志のタブーに挑む!
  5. 呂布だけじゃない!こんなにいる董卓の優秀な側近4選
  6. 時空を超える関羽、琉球の民話に登場
  7. 【官渡の戦い前哨戦】文醜はどうして敗北することになったの?
  8. 趙雲の妻、孫夫人がお茶目すぎる!ほんのいたずらが夫を殺す羽目に!…

google検索フォーム

過去記事を検索できます

ピックアップ記事

おすすめ記事

  1. 【真田丸特集】バツイチ女性が好きだった曹操と家康!
  2. 【キングダムに登場した子孫達】王賁の子孫は三国時代で大活躍
  3. 曹操の塩対応に張松ブチ切れ!曹操が冷たく扱ったのは傲慢ではなく驚くべき理由が隠されていた!
  4. 姜維は忠臣なのか、それとも愚将か?
  5. キングダム時代に活躍した法家 商鞅と韓非はどんな人?
  6. 再婚なんか当たり前?驚きの三国志の再婚事情とは?

三國志雑学

“広告募集"

はじめての三国志の書籍情報

朝まで三国志 三国志最強のワルは誰だ (桃園出版 三国舎)

著:kawauso 価格480円
※Kindle読み放題対応

ピックアップ記事

おすすめ記事

松本清張も注目!邪馬台国(やまたいこく)はどこにあったの? 曹操を好きになってはいけない6つの理由 もし荊州を趙雲に任せたらどうなったの?【ろひもと理穂if考察】 「耳で聞いて覚える三国志」をはじめました 劉備が徐州を譲り受けるきっかけとなったのは陳登と孔融のエピソードがあった! 【シミルボン】三国志と彗星達の不思議な関係 孔明だけじゃなかった!?呉にも天下三分の計を唱えた人物がいたってホント? 秀吉のDIY?墨俣城(すのまたじょう)って本当に一夜で造られた?

おすすめ記事

  1. 曹操が人材集めに熱中していたのは曹騰(そうとう)の影響だった!?
  2. 何で劉備と司馬懿は無能な人間のふりをしたの?分かりやすく解説してみるよ
  3. ええっ?曹操は歴史の先生として宮廷で採用されていた!?
  4. なんで孫策と周瑜が義兄弟の契りを結んだの?その驚くべき理由とは?
  5. たった26年の生涯を駆け抜けた小覇王・孫策
  6. 【呉を作った男達】いぶし銀の輝きを放つ呉の英雄を紹介!
  7. 許褚(きょちょ)ってどんな人?曹操のボディーガードとして自ら語る
  8. 悪女か?恩義に生きた美女か貂蝉の生涯とは?

はじさん企画

帝政ローマ
広告募集
特別企画


袁術祭り

異民族
諸子百家
春秋戦国時代
日常生活
曹操vs信長
架空戦記
ライセンシー
北伐
呂布vs項羽
編集長日記
はじめての三国志TV
PAGE TOP