編集長日記
HMR

はじめての三国志

menu

はじめての変

孫権の本拠地である建業は始皇帝の嫉妬によって街の名前が変わった?

この記事の所要時間: 36




 

始皇帝・政。

キングダムでは秦王政として活躍している人物ですが、

彼は天下統一した時にある街の名前が気に食わなくて変更した事実を知っていましたか。

今回は三国志の孫権にも関係してくる始皇帝の嫉妬によって街の前が変化してしまった事実を

ご紹介したいと思います。

 

キングダムファン向け:キングダムに関する全記事一覧

関連記事:【徹底分析】キングダムを書いた原泰久はココが凄い!原先生の意外な側面10連発




金陵の誕生

 

春秋時代、越には一人の天才軍師がおりました。

その名を范蠡(はんれい)と言いい、越王・勾践(こうせん)の右腕として活躍した人物です。

彼は勾践と共に呉を滅ぼした後、楚軍が越に侵攻してきてもいいように、

ある土地に要塞を建築します。

その土地は南京雨花台(なんきんうかだい)と言われる所に建築し、

越軍の防衛陣地として范蠡や勾践死後も活躍することになります。

しかし楚軍の大規模な攻撃によって越が滅亡することになると、

越を滅亡させた当時の楚王はこの地に金を埋めて街を構築します。

そしてこの土地の名前も金を埋めたことに由来して金陵という街の名前に変更します。



「天子の気が立ち上っている」ため・・・・

 

その後金陵は長らく楚の街として栄えておりましたが、

春秋時代が終わり、戦国時代の末期になると秦が一強状態になって他の国々を圧倒していきます。

そして政が秦王として登場した時、他の諸侯はすべて秦軍によって討伐され、

秦が中華一統を行い天下から戦が無くなることになります。

この時秦王政は皇帝の名前を称することになり、始皇帝と呼ばれるようになります。

彼は様々な政策を行っていきますが、たまに息抜きとして趣味の旅行を行います。

始皇帝が東方へ旅行へ行った際、楚の領土であった金陵を通過したときのことです。

ある占い師が「ここには天子の気が立ち上っている」と占いの結果を始皇帝へ告げます。

始皇帝はこの結果に怒り狂い、金陵の地名を秣陵(まつりょう)と変更させ、

ここの土地をぶっ壊してしまいます。

こうしてすっきりした始皇帝は首都・咸陽へ帰還することになります。

 

「業を建てる」by孫権

 

始皇帝のせいで金陵から名前を強制的に変更させられてしまった秣陵。

名前も貧相な感じになってしまうのですが、三国時代になってこの名前が変更されます。

この秣陵ですが、三国志の時代になると呉の孫権が支配する地域になります。

そして孫権が魏・蜀に習って皇帝を尊称した時にこの秣陵近辺に石頭城(せきとうじょう)を

築城します。

そしてこの石頭城近辺に大きな宮殿を立てて皇帝らしい華々しい首都建設を行っていきます。

そんな中、孫権はあることに気づきます。

それはこの土地が秣陵という貧相な名前であることにです。

孫権はこの貧相な土地の名前を変更する為、色々な案を考えていきます。

こうしてかなりの時間を使って考え抜いた結果、この秣陵の土地を建業(けんぎょう)という地名に

名前を変更することに決めます。

 

戦国史ライター黒田廉の独り言

 

始皇帝が金陵の名前を変更することになった「天子の気」とは一体何を指していたのでしょうか。

始皇帝死後、農民一揆が各所で頻発することになるのですが、

その中でも最大の物は陳勝・呉広の乱です。

この反乱によって秦帝国は滅亡する前にまで追い詰められることになるのですが、

陳勝は王を名乗り、皇帝までは名乗っていません。

また江南で反乱を起こした項羽も西楚覇王(せいそはおう)として劉邦と天下を争いますが、

彼も皇帝の名前を語ることをしませんでした。

では「天子の気」は占い師の勘違いだったのでしょうか。

レンはこの占い師の占いはあたっていたと考えます。

項羽の叔父である項梁(こうりょう)は大義名分を自らの勢力に身につけさせるため、

楚王の子孫である懐王(かいおう)を盟主として据えます。

その後項梁は討ち死にしてしまいますが、

懐王は秦の首都・咸陽を劉邦軍か陥落させた後、義帝として皇帝の位を名乗っております。

彼が占い師が指した「天子の気」に該当するとレンは考えますが、

皆様はどのように考えますか。

 

参考文献 はじめての南京 江南の帝都「ナンキン」へ 「アジア城市案内」製作委員会著など

 

 

キングダムファン向け:キングダムに関する全記事一覧

関連記事:原泰久スゲー!虚構の秦・斉秘密同盟に隠された意図とは?

関連記事:【見逃した方向け】情熱大陸に出演した原先生の苦痛の漫画人生

 

 

—熱き『キングダム』の原点がココに—

春秋戦国時代バナー





よく読まれている記事

キングダム 40巻

よく読まれている記事:【キングダム好き必見】漫画をより面白く読める!始皇帝と秦帝国の秘密をまとめてみました

 

兵馬俑 kawauso

 

 

よく読まれている記事:知らないと損する!始皇帝と大兵馬俑を100倍楽しむための外せないポイント

 

キングダム 政

 

 

よく読まれてる記事:【衝撃】秦の始皇帝陵は実は完成していなかった!壮大な地下宮殿と兵馬俑の謎

 

兵馬俑 kawauso

 

 

よく読まれてる記事:戦術マニア必見!兵馬俑の戦車で2200年前の戦略がわかる!

 

始皇帝

 

 

よく読まれてる記事:中華統一後の始皇帝は大手企業の社長並みの仕事ぶりだった!?彼が行った統一事業を紹介

 

黒田廉(くろだれん)

黒田廉(くろだれん)

投稿者の記事一覧

横山三国志を読んだことがきっかけで三国志が好きになりました。
その後の日本史・中国史を学びました。
またいろいろな歴史小説を読んでおります。
現在はまっている歴史小説は宮城谷昌光氏の劉邦です。

歴史人物:

張遼、孟嘗君、張作霖など

何か一言:

今年も頑張ってはじさん盛り上げていくにゃー!!

関連記事

  1. 遊侠の人・郭解の悲しい最後、慕う人が多すぎて無残な最後を迎える
  2. 曹操の迅速な機動力VS劉備の逃げ足の速さ
  3. 顔斐(がんひ)とはどんな人?まるで三国時代の都民ファースト!民衆…
  4. 曹丕の残忍さがよく分かる曹丕の妻、甄氏の悲劇
  5. 【素朴な疑問】中国にも梅雨はあるの?霉雨になると関羽の古傷も傷ん…
  6. 郭解(かくかい)とはどんな人?悪いことの全てをやり尽くした遊侠人…
  7. 曹操軍の参謀、荀彧(じゅんいく)ってどんな人?官渡の戦いでの大勝…
  8. 孔明や荀彧が務めていた尚書(しょうしょ)ってどんな役職?女尚書も…

google検索フォーム

過去記事を検索できます

ピックアップ記事

おすすめ記事

  1. 三国志の時代の灯りは取扱い注意なワイルドな松明だった!
  2. 戦下手の夏侯惇が大活躍!運が味方した陽平関の戦いってどんな戦いなの?
  3. 【魏の名将五人衆】 五大将軍に数えられる武将たち
  4. 【センゴク】戦国時代を揺るがす本能寺の変。秀吉はこの事件のせいでショックを受けて腑抜けになった!?
  5. 徐庶くんはマザコンだった?劉備と孔明を引きあわせた立役者
  6. 【官渡の戦い前哨戦】文醜はどうして敗北することになったの?

三國志雑学

“広告募集"

はじめての三国志の書籍情報

朝まで三国志 三国志最強のワルは誰だ (桃園出版 三国舎)

著:kawauso 価格480円
※Kindle読み放題対応

ピックアップ記事

おすすめ記事

于禁(うきん)は魏でも手柄抜群なのにジェットコースターのような人生 三国時代の経済ってどうなってたの? 【シミルボン】1800年前の三国志時代はご馳走が現代居酒屋風だった 【おんな城主・井伊直虎を見逃した方へ】第十三話「城主はつらいよ」の見どころ紹介 三国志|前半戦のまとめその3(長坂の戦いまで) 【おんな城主・井伊直虎を見逃した方へ】第十話「走れ竜宮小僧」の見どころ紹介 孫権VS張昭、その激しい君臣喧嘩の勝敗は? 始皇帝・政が甘々な性格であった事が原因で秦が滅びた?

おすすめ記事

  1. 毛玠(もうかい)とはどんな人?魏の人事担当者として辣腕を振るった政治家
  2. 鍾繇(しょうよう)とはどんな人?関中の守備を任され、西方の憂いを絶ち、曹操の勢力拡大に貢献した文官
  3. 曹昴の伝説 | 武将アンケート裏1位獲得
  4. 【涼州の錦vs魏の文官】果たして勝ったのはどっち?
  5. 【週間まとめ】はじめての三国志ニュース22記事【5/29〜6/4】
  6. 【週間まとめ】はじめての三国志ニュース34記事【2/6〜2/12】
  7. 何で賈詡は董卓残党を奮起させて王允の政府を破壊したの?
  8. 【曹操孟徳の心に残る名言】法を制して自らこれを犯さば、何をもって下を帥いん

はじさん企画

帝政ローマ
広告募集
HMR
ライフハック
君主論

ビジネス三国志
春秋戦国時代
日常生活
曹操vs信長
架空戦記
ライセンシー
北伐
呂布vs項羽
編集長日記
はじめての三国志TV
PAGE TOP