袁術が天下を獲るためにみんなで考えよう【第3回】


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ハイ、それでは、三国志の世界をいろいろな角度から掘り下げていく

「ろひもと理穂の三国志・重要作戦会議」のコーナーです。

 

 

「はじめての三国志」では、

西暦194年からの袁術がいったいどのような行動をとれば天下を獲れたのか、

みんなで作戦会議をしている最中です。

どうでしょうか。皆さんは何かアイディアが閃きましたか?

いや、袁術には無理でしょう。

って言っちゃダメです。誰にだって長所はあります。

誰にだって天下を獲る可能性はあるはずです。

学校で先生に習ったはずです。「可能性は無限だ」と。

諦めたらそこで試合終了ですよ。

 

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前回記事:袁術が天下を統一するためにみんなで考えよう【第1回】

前回記事:袁術が天下を統一するためにみんなで考えよう【第2回】


ポイントは曹操の徐州攻め

 

西暦193年から曹操は親を殺された仇討ちのために徐州の陶謙を攻めています。

兵力はおよそ50万だそうです。

陶謙のところには客将として公孫瓚の客将も務めていた劉備がいます。

義兄弟には関羽や張飛といった猛将が控えていますが、

多勢に無勢、到底陶謙側に勝ち目はありません。

さて、揚州北部の寿春に本拠地を置く左将軍・袁術にとって、

徐州は隣国であり、さらに陶謙は同盟国です。

当然のように援軍を出すはずなのですが、袁術が動いたという記録がありません。

理由の一つとしては前年の西暦193年に袁術は曹操に大敗しており、

軍備を整えている余裕がなかったということが考えられます。

荊州北部の南陽からこの寿春に移ってきたばかりで地の利もつかめていないのです。

つまり袁術は動けなかったということでしょう。


無理してでも徐州の援軍に向かう

 

ここが袁術にとってターニングポイントになっています。

寿春の内政に専念していたのか、それとも何か別なことをしていたのかは不明ですが、

とにかく無理をしてでも陶謙への援軍を最優先すべきです。

そして徐州に侵攻する曹操の背後に襲い掛かるのです。

袁術は、特に背後を気にする必要はありません。

揚州南部に州府を置いた劉繇はまったく軍備が整っていませんから

長江を渡って寿春まで攻め寄せてくることは考えられません。

荊州の劉表もわざわざ淮水を下って寿春まで攻めてはこないでしょう。

問題は兗州に残してきた曹操の兵力です。

徐州侵攻が袁術を引っ張り出す策略であれば、

今度は袁術が兗州の残力と曹操の本陣の挟撃に遭うことになります。

そうなるとあっという間に袁術軍は壊滅することでしょう。

そこだけが気がかりですが、ここは憎き曹操に攻撃を仕掛けるしかないのです。

と、いう作戦はいかがでしょうか。

これは皆さんも考えられていましたか?同意はいただけるでしょうか。


ナンテコッタ!パンナコッタ!

 

するとなんということでしょう。西暦194年4月に兗州で反乱が勃発します。

首謀者はなんと曹操の朋友の張邈です。

袁紹とは仲が悪かったといわれています。

曹操が自分よりも絶大な勢力を誇る袁紹を選ぶのではないかという不安から反乱を起こしたそうです。

しかも外の勢力を巻き込んでいます。

 

 

天下無双の武勇を誇る「飛将」呂布と手を結んだのです。

軍師として曹操の配下だった陳宮も加わっています。

兗州の大半の郡や県が張邈の側につきました。

兗州に残っている曹操の勢力は夏候惇、荀彧、程昱らわずかです。

袁術にとってこれは大チャンスです。

曹操の本陣は完全に徐州攻めを諦めています。

敗走状態といっていいでしょう。

陶謙軍にはそれを追撃するような力は残されていませんが、袁術軍にはあります。

ここは曹操の息の根を止める絶好の機会です。

さて、誰を出陣させましょうか


  

 

三国志ライター ろひもと理穂の独り言

 

この作戦が成功すれば邪魔者である曹操を葬ることができます。

徐州にも恩を売れますし、兗州の一部もどさくさに紛れてゲットできるかもしれません。

袁術が天下を獲るための大切な場面を迎えたといっていいのではないでしょうか。

 

さて、皆さんもこの後の作戦を考えてみてくださいね。

 

 

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—古代中国の暮らしぶりがよくわかる—

 


 

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