呂布特集
馬超




はじめての三国志

menu

三国志の雑学

【江陵攻防戦】名将・曹仁が見せた粘り腰が周瑜に致命的な一撃を加える

亡くなる周瑜




 

曹操軍の将軍の中で一位、二位を争う名将・曹仁(そうじん)

彼は若い頃から曹操軍に参加して各地の戦で色々な活躍をしておりましたが、

夏侯兄弟らの将軍や荀彧郭嘉達のような名声を得るまでに至っておりませんでした。

 

 

そんな彼に赤壁で敗北した曹操から江陵城を守るように命令を受けます。

曹仁は命令を受けるとすぐに兵を率いて江陵城へ入城。

 

 

この地に押し寄せてくるのは赤壁でたった数万の軍勢で、

魏の大軍勢を破った呉の大都督・周瑜(しゅうゆ)です。

 

 

曹仁は兵力が少ないながら粘り強い守備を展開しますが、撤退に追い込まれてしまいます。

しかしこの地で激戦を繰り広げたことによって、

彼の名声が一気に上がると共に周瑜に致命的な一撃を見舞っていたのです。

 

はじめての三国志全記事一覧はこちら

関連記事:もし郭嘉が長生きしてたら赤壁の戦いでは曹操軍はどうなっていたの?




士気高い孫呉軍の猛攻

 

孫呉の軍勢を率いる周瑜軍は江陵を包囲します。

兵の士気は非常に高く、幾度も江陵城へ波状攻撃を仕掛けます。

孫呉の軍勢の士気が高い理由は江陵包囲戦の前にあった夷陵(いりょう)戦で、

魏軍を打ち破ったことが士気の高い理由です。

この士気の高い状態で孫呉は幾度も攻撃を仕掛けてきますが、

曹仁は冷静に孫呉の軍勢を幾度も弾き返して、鉄壁の守備を披露します。




牛金を助けるために・・・・。

 

曹仁は部下である牛金に命じて孫呉軍へ奇襲攻撃を行わせます。

しかしこの攻撃は孫呉の軍勢に見破られてしまい、

牛金は部下と共に敵中に取り残されてしまいます。

曹仁は城壁からこの状況を見て取ると数十騎を率いて孫呉軍へ突入して、

牛金を救出することに成功します。

この突撃に参加した兵は誰ひとりとして亡くなることはありませんでした。

牛金を助け出すことに成功した曹仁ですが、牛金の部下が敵中に取り残されていることを知り、

自ら少数の軍勢を率いて再び敵中へ突撃を開始。

そして曹仁は見事牛金の部下も全て救い出すことに成功します。

この時曹仁に救われた牛金の部下は「将軍は神様みたいに強い人だ」と絶賛したそうです。

 

周瑜に毒矢が当たる

 

こうして江陵攻防戦はいつ果てるのか分からないまま激闘が続いていきます。

曹仁は周瑜自ら攻めてきている城門の兵に毒矢を塗らせて射るように命じます。

城門を守っていた兵士は一斉に周瑜に向けて弓矢を放ちますが、

彼の場所まで遠くすぎて当たることはほとんどありませんでしたが、

奇跡的に毒を塗った弓矢が彼の体の一部に当たることに・・・・。

周瑜はこのため本陣へ護送されることになり、呉軍の攻撃は一時的に止むことになります。

 

周瑜の逆襲により・・・・

 

周瑜は本陣に護送されるとある策がピキーンと閃きます。

彼は自らの軍中に「周瑜死す」との噂を流し、彼自身は表に出ないで臥せっておりました。

見舞いに来た諸将も周瑜が非常に悪い状態であることを信じさせるために、

瀕死状態を装う迫真の演技を見せます。

周瑜死すの報は曹仁の江陵城にも伝わり、

曹仁は周瑜の陣営を探らせると確かに周瑜が危篤状態に陥っているとの確報を得ます。

この報告を聞いた彼は江陵城から打って出ることを決め出撃。

周瑜は曹仁が本陣へ攻撃を仕掛けてきてもいいよう伏兵を置き、

彼が本陣へ攻撃を仕掛けてくると迎撃して完膚なきまで叩き伏せることに成功します。

この戦で敗北した曹仁軍は江陵城を放棄しなくてはならなくなり、

周瑜軍は江陵城で激戦をくり広げること一年、ようやくこの地を手に入れることに成功します。

 

三国志ライター黒田レンの独り言

 

曹仁を撃退することに成功した周瑜ですが、彼はこの戦いの傷が元で亡くなってしまうことに・・・・。

そして江陵城攻防戦で敗北した曹仁は兵数が少ない中必死に奮闘したことが認められ、

侯の位を授かることになります。

また牛金や部下達を少ない兵で救出したことが天下に知れ渡ることになり、

彼の名声は一気に高くなるのです。

この戦いに勝利した周瑜は亡くなり、

敗北した曹仁は名声と位が上がる事になるとはなんと皮肉なことでしょうか。

 

参考文献 岩波書店 中国人物列伝 井波律子著など

 

 

はじめての三国志全記事一覧はこちら

関連記事:レッドクリフを100倍楽しむ!赤壁の戦いを分かりやすく徹底紹介!

関連記事:【衝撃の事実】赤壁の戦いに色をつける!袁術の音楽隊が大活躍していた!?

 

—古代中国の暮らしぶりがよくわかる—

 




 

黒田廉(くろだれん)

黒田廉(くろだれん)

投稿者の記事一覧

横山三国志を読んだことがきっかけで三国志が好きになりました。
その後の日本史・中国史を学びました。
またいろいろな歴史小説を読んでおります。
現在はまっている歴史小説は宮城谷昌光氏の劉邦です。

歴史人物:

張遼、孟嘗君、張作霖など

何か一言:

今年も頑張ってはじさん盛り上げていくにゃー!!

関連記事

  1. 賈詡(賈ク) 賈詡はどうして李傕・郭汜に長安を襲わせたの?
  2. 典韋にボコボコにされる成廉 典韋は「悪来」って曹操に呼ばれたけど褒め言葉なの?
  3. 負けた魏延 魏延の死因は占い師が予言していた?魏延の最期と死因を分かりやすく…
  4. 【ポスト五虎大将軍】蜀の四龍将が生きていれば蜀は魏を倒せた?
  5. 三国志の時代にも可愛い巫女が存在した!?李傕や劉禅もハマった巫女…
  6. 華雄と呂布 華雄は呂布のせいで殺された?呂布に翻弄された猛将の真実
  7. 司馬懿 漢王朝を腐らせたのは儒者!打倒司馬懿、シチケンジャー
  8. 荀彧と袁紹 袁紹の評価は名君?凡君?徹底紹介

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

CAPTCHA


google検索フォーム

過去記事を検索できます

ピックアップ記事

  1. 孔明
  2. キングダム
  3. 孫権と劉備と曹丕
  4. 一騎打ちをする太史慈と孫策
  5. 張飛のヨメ
  6. 曹沖が亡くなり悲しむ曹操
  7. 曹操

おすすめ記事

  1. 134話:頑固な忠臣、張昭と孫権の対立がシュール 孫権と張昭
  2. 劉琮とはどんな人?なぜ曹操と戦わず降伏したの? 曹操に降伏する劉琮
  3. 【衝撃】司馬氏の悲願は周王朝の復活?魏が大嫌いな司馬兄弟 司馬懿を欲しがってた曹操
  4. 【列子】愚公山を移す 中国語の教科書にも載っているいわくつきの説話 毛沢東(もうたくとう)
  5. 戦国時代の合戦は現地集合!結構アバウトな連絡網、陣触 武田騎馬軍団 馬場信春
  6. 三国時代の税金の種類と分類をわかりやすく解説!税制がわかると三国志もよく分かる!

三國志雑学

  1. 曹丕
  2. お互いに歌を交わす趙雲と劉備
  3. 劉邦と劉備
    劉備と劉邦

  4. 曹操と荀彧の三顧の礼
  5. 泣いて馬謖を斬る諸葛亮


“はじめての三国志コメント機能" “はじめての三国志150万PV" “はじめての三国志Youtubeチャンネル" “広告募集" “誤字・脱字・誤植などの報告フォーム"

はじめての三国志 書籍情報


著:kawauso 価格480円
※Kindle読み放題対応

ピックアップ記事

  1. 廃仏毀釈
  2. 株式会社三国志で働く劉備と孔明
  3. 三国志 居酒屋
  4. キングダム52巻
  5. 曹芳
  6. 信陵君

おすすめ記事

南蛮 華夷秩序に砕けた山越はむしろ漢族の被害者? 【記事の見落としゼロ】はじ三配信スケジュールサービス開始 大村益次郎 幕末 徴兵制度とはどんな制度?富国強兵を目指した徴兵制度導入の目的とは 岳雲 岳飛の子孫にはどんな人がいるの?子供や孫、子孫たち一覧 どうすれば蜀の二代目過保護な劉禅をしっかり教育できたの? 長安(俯瞰で見た漢の時代の大都市) 潼関の戦いの舞台関中はどんな土地? 呂蒙 【濡須口の戦い功労者列伝】濡須塢を築き二度も曹操軍を撃退、呂蒙 魯智深(水滸伝) 【水滸伝】可哀想すぎる強引な梁山泊のスカウトが悲劇を産む

はじさん企画

“if三国志" 英雄の死因 “三国志とお金" “はじめての漢王朝" “はじめての列子" “はじめての諸子百家" “龍の少年" “読者の声" 袁術祭り
李傕祭り
帝政ローマ
広告募集
まだ漢王朝で消耗してるの?
HMR
ライフハック
君主論

ビジネス三国志
春秋戦国時代
日常生活
曹操vs信長
架空戦記
ライセンシー
北伐
呂布vs項羽
英雄の武器 編集長日記
はじめての三国志TV
“曹操孟徳" “黄巾賊" “赤壁の戦い" “THE一騎打ち" “夷陵の戦い" “kawausoのぼやき記事" “よかミカンのブラック三国志" 英雄の墓特集 誤字・脱字・誤植などの報告フォーム はじめての三国志コメント機能
“邪馬台国"

“三国志人物事典"

“はじめての三国志コメント機能"
PAGE TOP