【江陵攻防戦】名将・曹仁が見せた粘り腰が周瑜に致命的な一撃を加える


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曹操軍の将軍の中で一位、二位を争う名将・曹仁(そうじん)

彼は若い頃から曹操軍に参加して各地の戦で色々な活躍をしておりましたが、

夏侯兄弟らの将軍や荀彧や郭嘉達のような名声を得るまでに至っておりませんでした。

 

 

そんな彼に赤壁で敗北した曹操から江陵城を守るように命令を受けます。

曹仁は命令を受けるとすぐに兵を率いて江陵城へ入城。

 

 

この地に押し寄せてくるのは赤壁でたった数万の軍勢で、

魏の大軍勢を破った呉の大都督・周瑜(しゅうゆ)です。

 

 

曹仁は兵力が少ないながら粘り強い守備を展開しますが、撤退に追い込まれてしまいます。

しかしこの地で激戦を繰り広げたことによって、

彼の名声が一気に上がると共に周瑜に致命的な一撃を見舞っていたのです。

 

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士気高い孫呉軍の猛攻

 

孫呉の軍勢を率いる周瑜軍は江陵を包囲します。

兵の士気は非常に高く、幾度も江陵城へ波状攻撃を仕掛けます。

孫呉の軍勢の士気が高い理由は江陵包囲戦の前にあった夷陵(いりょう)戦で、

魏軍を打ち破ったことが士気の高い理由です。

この士気の高い状態で孫呉は幾度も攻撃を仕掛けてきますが、

曹仁は冷静に孫呉の軍勢を幾度も弾き返して、鉄壁の守備を披露します。


牛金を助けるために・・・・。

 

曹仁は部下である牛金に命じて孫呉軍へ奇襲攻撃を行わせます。

しかしこの攻撃は孫呉の軍勢に見破られてしまい、

牛金は部下と共に敵中に取り残されてしまいます。

曹仁は城壁からこの状況を見て取ると数十騎を率いて孫呉軍へ突入して、

牛金を救出することに成功します。

この突撃に参加した兵は誰ひとりとして亡くなることはありませんでした。

牛金を助け出すことに成功した曹仁ですが、牛金の部下が敵中に取り残されていることを知り、

自ら少数の軍勢を率いて再び敵中へ突撃を開始。

そして曹仁は見事牛金の部下も全て救い出すことに成功します。

この時曹仁に救われた牛金の部下は「将軍は神様みたいに強い人だ」と絶賛したそうです。


周瑜に毒矢が当たる

 

こうして江陵攻防戦はいつ果てるのか分からないまま激闘が続いていきます。

曹仁は周瑜自ら攻めてきている城門の兵に毒矢を塗らせて射るように命じます。

城門を守っていた兵士は一斉に周瑜に向けて弓矢を放ちますが、

彼の場所まで遠くすぎて当たることはほとんどありませんでしたが、

奇跡的に毒を塗った弓矢が彼の体の一部に当たることに・・・・。

周瑜はこのため本陣へ護送されることになり、呉軍の攻撃は一時的に止むことになります。


  

 

周瑜の逆襲により・・・・

 

周瑜は本陣に護送されるとある策がピキーンと閃きます。

彼は自らの軍中に「周瑜死す」との噂を流し、彼自身は表に出ないで臥せっておりました。

見舞いに来た諸将も周瑜が非常に悪い状態であることを信じさせるために、

瀕死状態を装う迫真の演技を見せます。

周瑜死すの報は曹仁の江陵城にも伝わり、

曹仁は周瑜の陣営を探らせると確かに周瑜が危篤状態に陥っているとの確報を得ます。

この報告を聞いた彼は江陵城から打って出ることを決め出撃。

周瑜は曹仁が本陣へ攻撃を仕掛けてきてもいいよう伏兵を置き、

彼が本陣へ攻撃を仕掛けてくると迎撃して完膚なきまで叩き伏せることに成功します。

この戦で敗北した曹仁軍は江陵城を放棄しなくてはならなくなり、

周瑜軍は江陵城で激戦をくり広げること一年、ようやくこの地を手に入れることに成功します。

 

三国志ライター黒田レンの独り言

 

曹仁を撃退することに成功した周瑜ですが、彼はこの戦いの傷が元で亡くなってしまうことに・・・・。

そして江陵城攻防戦で敗北した曹仁は兵数が少ない中必死に奮闘したことが認められ、

侯の位を授かることになります。

また牛金や部下達を少ない兵で救出したことが天下に知れ渡ることになり、

彼の名声は一気に高くなるのです。

この戦いに勝利した周瑜は亡くなり、

敗北した曹仁は名声と位が上がる事になるとはなんと皮肉なことでしょうか。

 

参考文献 岩波書店 中国人物列伝 井波律子著など

 

 

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