はじめての列子
はじめての漢王朝




はじめての三国志

menu

三国志の雑学

【ビジネス三国志】便利な人で終わらない重んじられる技術

株式会社三国志で働く劉備と孔明




 

顔が広いという事は大きな才能です、ビジネスマンなら、様々な業界を

相手にしますから、交友関係が広いだけで、思わぬ商談を掴む事もあるでしょう。

しかし、折角、顔が広いのに「便利な人ね」で終わる人がいます。

一方で、その顔を売りにして、次々と仕事が舞い込む人もいるわけです。

その違いは何か?今回も三国志から顔の広さを活用する故事を紹介しましょう。

 

はじめての三国志全記事一覧はこちら

関連記事:人の見栄がビジネスチャンス!後漢で繁盛した秘商売とは?




劉備に仕えた徐庶が孔明を高く売った決め手の一言

 

徐庶元直(じょしょ・げんちょく)は、

劉備(りゅうび)が初めて手に入れた軍師です。

 

そして、彼は、諸葛亮孔明(しょかつ・りょう・こうめい)

同門で昔からの知り合いだったのです。

劉備は、どこからか臥龍(ふくりゅう)と呼ばれる孔明の噂を聞いていて、

ある日、徐庶に孔明とは、どういう人物であるか?と質問します。

 

徐庶は、孔明について

「一流の才能を持つ人であり自分は足元にも及ばない」

と説明したので、劉備は大いに興味を持ち、

「一度、お会いしたいので、どうか、呼んできてくれまいか?」

等とかなり軽い気持ちで徐庶に言いました。




自分の友人を安売りしない徐庶の戦略

 

ここで徐庶が人の良い人物なら大喜びで

(友達でブラブラしている孔明も仕官できるかも?)と考え、

二つ返事で引き受けてしまう所でしょう。

 

しかし、徐庶は、劉備の頼みをピシッと断りました。

 

「孔明は、こちらから会いにいけば会えますが、

呼びつけて来るようなレベルの低い人ではありません。

どうか、まげて将軍が自ら出向かれて下さい」

 

 

ここで劉備はハッとした筈です、孔明とはそれほどの人物かと

年齢的には、親子程も離れている孔明に対して、劉備が尊敬の念と

強い興味を持ったのは、この時だったのです。

これにより劉備は、孔明の庵に三度も出かけて自分の軍師になってくれるように請い

やがて、孔明は長い隠遁生活から世の中に出てくる事になります。

 

頼みを簡単に引き受けず、わざと焦らして恩に着せる

 

はっきり言って人脈だって財産です、それ相応に時間とお金を掛けて

構築していくものを、ホイホイと簡単に人に紹介してはいけません。

それでは相手は、こちらが時間とお金をかけて構築した人脈を、

無料で手に入れる上に、紹介したあなたには何の恩義も感じません。

何故なら相手と繋がった瞬間に、全力を相手に傾注してしまうからです。

 

ですから、自分の人脈を最大限に活かしたいなら、わざともったいぶり

簡単には紹介しないのがベストなのです。

 

ですから、「いいよ紹介するよ」と言った上で以下の言葉を足します。

 

「でも、どうやら、あっちも今、忙しいみたい、後で連絡するよ」

「ごめん、今月はスケジュール一杯だ、来月でいい?」

 

こうすれば、相手は、あなたに迷惑を掛けている。

骨折りをさせて、人と繋いでもらっているという気持ちが湧きます。

その上で少し焦らしてから、もったいぶって繋げば、

相手は、あなたとあなたの人脈に感謝の念を持つ事でしょう。

 

相手に恩を着せ、次の仕事は是非、この人に頼もうという事になるかもしれません。

余程、軽薄な人でない限り、受けた恩義は返さないと後ろめたい感覚を持つからです。

 

ビジネス三国志ライターkawausoの独り言

 

徐庶は、長坂の戦いで老母が曹操軍に捕えられ、親孝行な彼は劉備の下を去ります。

しかし、そういう事が無ければ、同僚の孔明を高く売った徐庶は感謝されたでしょう。

後々に蜀の丞相になる孔明からすれば、親子程に年齢差がある劉備を自ら出向かせ

自分にとって優位な状況から紹介してくれた徐庶は恩人だからです。

 

徐庶の判断は、ちょっとした事ですが、これがあるとないでは、

あなたが人に重んじられるレベルが大きく違ってきてしまうのです。

顔が広く、人脈がある人は、心の中に留めて活用してみては?

 

関連記事:営業マン必見!諸葛亮孔明から学ぶ営業術。これがビジネス三国志だ!

関連記事:【5分で分かるビジネス三国志】三言で田嬰(でんえい)を動かした男

関連記事:【5分で読める】ビジネスマン必見!崩壊寸前の組織を建て直すなら司馬穰苴(しばじょうしょ)から学べ!

関連記事:知らないと貴方も騙される!龐統の心の誘導テクニックが使えるのでこっそり教えちゃいます!

 




kawauso

kawauso

投稿者の記事一覧

三度の飯の次位に歴史が大好き

10歳の頃に横山光輝「三国志」を読んで衝撃を受け
まずは中国歴史オタクになる。
以来、日本史、世界史、中東、欧州など
世界中の歴史に興味を持ち、
時代の幅も紀元前から20世紀までと広い。
最近は故郷沖縄の歴史に中毒中、、

好きな歴史人物:

西郷隆盛、勝海舟、劉邦、韓信、、etc

何か一言:

歴史は現在進行形、常に最新のジャンルです。

関連記事

  1. 36話:6人の英傑を裏切り最後を迎えた呂布
  2. 曹操と機密保持 【孟徳新書】曹操の兵法書は敵の手に渡らなかったの?
  3. 宋姫 【後漢のラストエンペラー】献帝の妻・伏皇后が危険な橋を渡った理由…
  4. 中国人が冷たいビールを飲まないのは三国志の曹操のせいだった!
  5. 十常侍ってなんぞや?
  6. 曹操に警戒された司馬懿の凄さはどこにあるのか?
  7. 【キングダム】河了貂(かりょうてん)は本当にポンコツなのか?検証…
  8. 三国志大学で勉強する劉備 【漢数字】意外と知らない?漢数字のあれこれ

google検索フォーム

過去記事を検索できます

ピックアップ記事

  1. 天下三分の計
  2. 狗奴国の王・卑弥弓呼
  3. 親バカな諸葛孔明
  4. 抜き出た曹操

おすすめ記事

  1. 【三国志のエチケット】口臭は人間関係もビジネスも台無しにする?
  2. 『100万人の三國志』がアーケードゲーム『三国志大戦』とコラボを開催中。「豪華コラボ限定武将」が獲得できる
  3. 戦国時代合戦、足軽は武将に勝てたの?
  4. 【宋代の文化】宋代の3大発明を分かりやすく解説 西遊記はどうやって出来たの?三蔵法師編
  5. 聶政(じょうせい)の律儀な性格と自分の顔を削って自刃した刺客の最期
  6. 乱世の女は強かった!女城主直虎以外の女傑を紹介 大喬

三國志雑学

  1. 日本に目指さした孫権
“はじめての三国志150万PV" はじめての三国志コミュニティ総合トピック
“広告募集"

はじめての三国志 書籍情報


著:kawauso 価格480円
※Kindle読み放題対応

ピックアップ記事

  1. 城 銅雀台
  2. 張飛にボコボコにされる魏続(ぎぞく)と宋憲(そうけん)

おすすめ記事

ゴールデンカムイネタバレ予想 130話 誘導灯 【第5回 幻霊物語~爆裂三国バトル~】総括します!愛着の湧く三国志ゲームでした これであなたも角栄になれる!?大物になる6の心得 【まさにヤケクソ】最強の防御兵器はウ○チだった!? 【諸葛恪の栄光と破滅】最初の成功が人生を狂わせた呉の最高指導者 孫家三代もメロメロ、実は周瑜と双璧の名将 程普の伝説 黒田官兵衛 天才軍師・黒田官兵衛の最後の戦いまで神ってる 孫皎(そんこう)とはどんな人?孫氏一族の文武兼備な将軍。しかし関羽の呪いで

はじさん企画

“if三国志" “三国志とお金" “はじめての漢王朝" “はじめての列子" “はじめての諸子百家" “龍の少年" “読者の声" 袁術祭り
李傕祭り
帝政ローマ
広告募集
まだ漢王朝で消耗してるの?
HMR
ライフハック
君主論

ビジネス三国志
春秋戦国時代
日常生活
曹操vs信長
架空戦記
ライセンシー
北伐
呂布vs項羽
編集長日記
はじめての三国志TV
“曹操孟徳" “黄巾賊" “赤壁の戦い" “THE一騎打ち" “夷陵の戦い" “kawausoのぼやき記事" “よかミカンのブラック三国志"
“西遊記"

“三国志人物事典"

PAGE TOP