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執筆者:kawauso

【5分で読める】ビジネスマン必見!崩壊寸前の組織を建て直すなら司馬穰苴(しばじょうしょ)から学べ!

この記事の所要時間: 451




photo credit: Think about via photopin (license)

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どこにでも、だらけてしまった組織というものは存在します。

もし、あなたが中間管理職として、そんなだらけて成績が悪い部署に

配属されたら一体どうしますか?そんな時には、春秋戦国の名将軍、

司馬穰苴(しば・じょうしょ)に学べばいいのです。

 

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崖っぷちの斉(せい)に出現した、司馬穰苴

 

司馬穰苴の時代、紀元前6世紀の斉は景公(けいこう)の治世下でしたが、

それ以前に内紛が続いたので、かなり弱体化していました。

それを見た、晋(しん)と燕(えん)は、斉の領土に進攻して

着々と領地を奪っていました。

 

景公「この状態を何とかできる将軍はいないのか」

 

景公の憂慮は深いモノでしたが、内紛の連続で軍は疲労して、士気は低く、

このまま戦っても、ボロ負けは確実でした。

そこで、名宰相、晏嬰(あんえい)が景公に推挙した将軍が司馬穰苴でした。




司馬穰苴の組織建て直し・・権威がある人を上に立てる

晏嬰の推挙を受けた司馬穰苴とは、斉の豪族の田氏の出身ですが、

傍流で、あまり知名度がない人でした。

そこで、彼は、景公に、このような条件を出します。

 

「私は身分が低いので、そのままでは、将軍に就任しても、

誰も軽蔑して従いません、身分の高い人を上役につけて下さい」

 

photo credit: HSBC London via photopin (license)

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ここはポイントです、だらけて成績があがらない部署を立てなおすのに

どこの誰か分からない人では、部署の士気もあがりません。

ここは本社から、肩書きが高い人が出て、新しく就任するリーダーの

履歴を紹介して、だらけた部署の空気をピリッとさせる必要があります。

 

悲しいかな、人は肩書きに弱いのです、それを最大限利用しましょう。

 

司馬穰苴の組織建て直し・・規律を破ったら、誰でも処断する

 

司馬穰苴の要請を受けて、景公は、荘賈(そうか)という貴族を上につけました。

しかし、この荘賈は、あまり公私のけじめが無い人で、司令官の就任挨拶の時間に

大幅に遅刻して到着します。

 

それに怒った司馬穰苴は、荘賈を軍律に照らして斬罪とします。

恐れた荘賈は、命乞いをし、さらに景公に救いを求めますが、

穰苴は、即座に荘賈の首を刎ねました。

 

大貴族である荘賈を軍律違反で処断した司馬穰苴を斉の兵は恐れ、

だらけていた空気が一気に引き締まったと言います。

 

ここで大事なのは、上役でも組織の決まりは守るという事と、

どれだけ偉くても、処罰は厳しくやるという事です。

 

だらけた組織にありがちな光景としては、きめられた休憩時間を守らない。

もしくはヒマだからという理由で、勤務すべき時間に休息をしている

というようなケースなどがまま見られます。

 

一見して、ああ、この組織はだらけているな・・と分かるのは、

喫煙スペースがあっても守られていない例です。

喫煙者が、銘々で建物の影でタバコを吸うような事業所は、

成績もあがりはしません。

 

特に最悪なのが、こういう規律違反を無くすべき、店長や、

リーダーが当たり前のように、それを放置しているケースです。

「上役がやってるんだから、俺達も守らないよ」と言われれば、

上役は、叱る事も出来なくなるのです。

 

絶えず緊張感を維持する為に叱られ役をつくる

 

組織は友達グループではありません、定められた目標に向かい、

全員が力を結集する運命共同体です。

 

しかし、だらけた組織では、時として、それがお友達会になり

居心地はいいけど、なあなあな場所になります。

 

このような組織を改編する為に、あなたが入った場合には、

組織の中に叱られ役を造るのが効果的です。

 

有名な話ですが、黒沢明監督の「影武者」では、

大ベテランの大滝秀治がその怒られ役になっていたそうです。

黒沢は遠慮なく、大滝に雷を落とし、それを見ていた、

役者もスタッフも、背筋がピンと伸びてNGが減ったと言います。

 

また、V9時代の巨人軍では、川上哲治監督が、スター選手である

王貞治や、長島茂雄を遠慮なく叱り飛ばしていました。

 

大事なのは、「ああ、こんなベテランでも怒られるんだ」と

新人の社員に絶えず仕事への緊張感を持たせる事なのです。

 

司馬穰苴の組織建て直し・・部下の信頼を得る

 

 

司馬穰苴は、上司を斬罪にするという鮮烈なデビューをしましたが、

その後の行動は意外なものでした。

 

彼は、斉の陣中をくまなく見て回り、兵士達と親しく会話しました。

そして、薬が必要な兵士には薬を与え、疲れている兵士は休ませ、

不満があれば、それを一つ一つ聞いて改善していきました。

 

こうして、数カ月の間に司馬穰苴は、斉の兵士の心を掴んでしまいます。

いざ、出陣となると、斉では、病気の兵までもが志願して

戦地に行きたがった程だったのです。

 

これを聞いた、晋と燕は青くなり、斉軍がやってくると戦わずに、

領地を明け渡して引き上げました。

 

ここは、部下のやる気を引き出すという事であり、その為に部下が

何を考えて仕事をしているのか知るという事です。

 

具体的な方法、部下と昼食を一緒に食べる

 

これはある企業の社長さんが実践している方法です。

その組織では、元々、昼食はバラバラに摂っていましたが、

社長の提案でお昼は可能な限り、社員皆で摂ろうと決めたのです。

 

最初の頃は、ぎこちない雰囲気でしたが、1カ月も経過すると、

それぞれが、世間話をしたり、恋バナに花を咲かせたり、

子供の進路について周囲に意見を求めたりするようになりました。

 

それまでは、この会社では新人で離職する人が多かったのですが、

昼食を全員で食べるようになると、定着率が上昇しました。

 

お互いの気心が知れるようになった組織では、報告や連絡ミスも減り、

業績も急上昇したと言っています。

 

春秋戦国ライターkawausoの独り言

kawauso 三国志

 

食事は厳しい仕事を離れて、リラックスできる楽しい時間です。

そして一番、心の壁を開いて本音が出る時間でもあるのです。

ここを利用して、社員同士の交流を図り、その心の内を知るとは、

社長は、まさに司馬穰苴が実践した事と同じ事をしたのですね。

 

本日も悠久の春秋戦国時代に乾杯!

 

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■自己紹介:

どうも、kawausoでーす、好きな食べ物はサーモンです。
歴史ライターとして、仕事をし紙の本を出して大当たりし印税で食べるのが夢です。

もちろん、食べるのはサーモンです。

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