キングダム
はじめての三国志コミュニティ




はじめての三国志

menu

はじめての変

漢中征伐は一人の漆黒の天才軍師・法正の進言によって行われた

この記事の所要時間: 218




 

益州(えきしゅう)の劉璋(りゅうしょう)政権に眠っていた宝物である法正(ほうせい)

彼は劉備が益州に君臨すると劉備の片腕として活躍することになる人物となるのですが、

彼の進言がなかったら漢中征伐が行われなかったかもしれません。

今回は劉備が漢中征伐を行ったきっかけを作った法正の進言をご紹介したいと思います。

 

はじめての三国志全記事一覧はこちら

関連記事:孔明とは陰と陽!漆黒の軍師、法正が蜀獲りに大活躍




法正がやってくる

 

劉備は益州を領有すると益州攻略戦で活躍した諸将に褒美を与え、

益州の名士や将軍達に官位を与えて元々いた劉備軍の幕僚達との融和を図ります。

そして荒廃した益州の内政を整えて国力の増加を図っていくことにします。

こうして数年が経ったある日、劉備の元に法正がやってきます。

彼は劉備に大事な進言を行うためにやってくるのですが、

彼にどのような進言を行ったのでしょうか。




天が与えたチャンスを失うなかれ

 

法正は曹操が居なくなった漢中の諸将を分析し、

魏軍の内部もしっかりと観察して漢中を占領するのは、

今が最大のチャンスであると考えます。

そして彼は劉備へ「殿。曹操は一回の攻撃で漢中の張魯(ちょうろ)を降す事ができたのに、

益州へ攻め込むことをしませんでした。

これは魏の内部で益州に遠征できない事件が起きたため、

益州遠征ができなかったと考えております。

さて曹操は益州遠征を行わずに漢中に張郃(ちょうこう)夏侯淵(かこうえん)など

勇将を駐屯させて北方へ帰還しました。

曹操が居なくなった今、

我が軍が総力をあげて漢中に攻撃を仕掛ければ勝つことは間違えないと考えております。

漢中を奪い我が軍が領有した後、兵糧を蓄えて兵士達の訓練を行い魏の隙を伺います。

そして魏軍に隙ができたらすぐに出陣すれば、

曹魏を打ち倒することも可能であると考えます。

もし曹魏を打ち倒することができなくても

涼州(りょうしゅう)・雍州(ようしゅう)を占領することができるでしょう。

また涼州・雍州二州を占拠することができなくても漢中の地を守って、

魏軍を迎撃することができます。

とにかく曹操が漢中から居なくなった今こそ天が与えてくれた最大のチャンスです。

どうか殿はこのチャンスを失うことなく掴んでいただきたいと思います。」と

進言を行います。

劉備は法正の進言を採用して漢中征伐を行うことになります。

法正は劉備の軍師として漢中征伐に従軍して、

漢中近辺の戦いで適切な進言を行い劉備軍を勝利へと導いていきます。

 

夏侯淵を斬り、定軍山を占拠

 

劉備は夏侯淵(かこうえん)がこもっている定軍山へ猛攻をかけます。

この時に法正は黄忠軍を指揮して夏侯淵を討ち取ることに成功し、

漢中の要衝である定軍山を占拠します。

曹操は夏侯淵が討ち取られたことを知ると自ら兵を率いて漢中へ出陣。

彼は行軍中側近へ「劉備が一人でこのような作戦を思いつくわけがない。

誰か優秀な軍師が彼の側に仕えているのだろう。

でなければ夏侯淵が簡単に討ち取られるはずがない」と漏らしていたそうです。

 

三国志ライター黒田レンの独り言

 

劉備は法正の進言に従って漢中征伐を敢行。

その結果、漢中を曹操軍から奪うことに成功し、漢中王として君臨することになります。

法正は劉備が漢中王に君臨すると尚書令に任命され、

劉備政権の要として重用されることになるのです。

しかし法正は尚書令に任命されてから一年後、病にかかってなくなってしまいます。

孔明は夷陵の戦いの時が勃発した時に「法正が生き残っていれば、

殿が孫呉と争うことはなかったであろう。

もし孫呉と争うことになっても殿が孫呉の軍勢にコテンパンにやられることは、

無かったであろう。」と嘆いたそうです。

孔明に認められるほどの才能を持っていた劉備の片腕・法正の進言をご紹介しました。

 

参考文献 ちくま文芸文庫 正史三国志蜀書 今鷹真・井波律子著など

 

はじめての三国志:全記事一覧はこちら

関連記事:【意外な事実】劉備は孔明よりも法正を用いてた

関連記事:法正は名軍師だったの?性格が最悪な徳性なき蜀の天才参謀

 

—古代中国の暮らしぶりがよくわかる—

 




 

黒田廉(くろだれん)

黒田廉(くろだれん)

投稿者の記事一覧

横山三国志を読んだことがきっかけで三国志が好きになりました。
その後の日本史・中国史を学びました。
またいろいろな歴史小説を読んでおります。
現在はまっている歴史小説は宮城谷昌光氏の劉邦です。

歴史人物:

張遼、孟嘗君、張作霖など

何か一言:

今年も頑張ってはじさん盛り上げていくにゃー!!

関連記事

  1. 三国志地図|中国にも九州があった?州について分かりやすく解説
  2. 【衝撃】秦の始皇帝陵は実は完成していなかった!壮大な地下宮殿と兵…
  3. 孔明の罠初登場(笑)新野で曹操軍を翻弄
  4. 【センゴク】織田信長は長年、本願寺に苦しめられた理由とは?
  5. 王修(おうしゅう)とはどんな人?袁譚を最後まで支え続けた忠臣に曹…
  6. 若き日の曹操の優れた危機察知能力と後漢王朝への忠義心
  7. 楊戯(ようぎ)とはどんな人?季漢輔臣賛を記して蜀の臣下を褒め称え…
  8. 許褚はどんな顔をしていたの?三国志のそもそも論

google検索フォーム

過去記事を検索できます

ピックアップ記事

おすすめ記事

  1. 12話:黄巾賊の反乱を平定した漢王朝と残念なくらい無能な霊帝
  2. 東方明珠のへなちょこ万里長城旅行記 その5
  3. 桃園三兄弟の別れ 関羽の死から夷陵の戦いまでを辿る
  4. 92話:劉備を徹底的に追い詰める張任
  5. キングダムネタバレ予想 壁は大将軍になるのか?
  6. 【素朴な疑問】三国志の時代のお葬式とは、どんなものだった?

三國志雑学

“はじめての三国志150万PV" はじめての三国志コミュニティ総合トピック
“広告募集"

はじめての三国志 書籍情報


著:kawauso 価格480円
※Kindle読み放題対応

ピックアップ記事

おすすめ記事

【マニアック読解】諸葛亮が倒れた場所は床かベッドか 信長ジェラる?高松城水攻めからの甲州征伐の流れが完璧すぎる プチャーチンの世界史、日本来航に隠された理由 島津斉興「せごどん」では教えない真実 陳泰(ちんたい)ってどんな人?司馬昭の親友でもあり正義感が強く清廉な将 権力に執着した曹操が魏王になるまでに荀彧と荀攸との間に亀裂が生じる 【三顧の礼】演義の劉備は誰でも口説くあわてんぼう! 三国志の時代にダムがあった!蜀が豊かであったのはダムのおかげ

おすすめ記事

  1. 蔣琬と費禕の二人がいなければ三国志の歴史が大きく変わっていた!?
  2. もうやってられない! 三国志の時代ではどのような理由で主を変えてたの?
  3. 【センゴク】浅井・朝倉の滅亡と羽柴秀吉の出世を徹底分析
  4. 【三国ブレイズ 攻略1】シンプルで超絶面白い三国志ゲーム
  5. 孔明によって殺害されてしまった劉封、実は○○から逃亡するようにアドバイスを受けていた!
  6. 頭がキーン…頭痛に悩んだ曹操、三国志演義は医学的に正しかった?曹操の見た幻覚の原因は何だったの?
  7. 【有料記事】少帝劉弁は本当に無能な皇帝だったのか?
  8. 「濮陽の戦い」と「定陶の戦い」における曹操の復讐行為まとめ

はじさん企画

袁術祭り
李傕祭り
帝政ローマ
広告募集
まだ漢王朝で消耗してるの?
HMR
ライフハック
君主論

ビジネス三国志
春秋戦国時代
日常生活
曹操vs信長
架空戦記
ライセンシー
北伐
呂布vs項羽
編集長日記
はじめての三国志TV
“曹操孟徳" “黄巾賊" “赤壁の戦い" “THE一騎打ち" “夷陵の戦い" “kawausoのぼやき記事" “よかミカンのブラック三国志"
“邪馬台国"
PAGE TOP