架空戦記
ビジネス

はじめての三国志

menu

はじめての変

もし蜀が呉を併呑していたら魏にも勝てた?if三国志

この記事の所要時間: 252




 

ハイ、それでは、三国志の世界をいろいろな角度から掘り下げていく

「ろひもと理穂の三国志もしもボックス」のコーナーです。

 

 

三国志の理想的な結末として、

蜀が呉を併呑し魏を倒して天下を統一するというものがあります。

三国志ファンであればこれがどれほど困難なことかわかると思いますが、

その一方で可能であればこれほど痛快なこともありません。

ちなみに困難さを日本で例えてみましょう。

 

 

豊臣秀吉の関東征伐があります。

よってたかって関東の北条氏を攻めるというものです。

あまりの兵力差に手も足も出ずに北条氏は滅んでいます。

この場合の豊臣秀吉が「魏」にあたるでしょうか。北条氏が「呉」ですね。

そして仙台の伊達政宗あたりが「蜀」です。

伊達政宗は降参状態で豊臣秀吉の前に出て、白装束の姿で遅参を詫びました。

蜀が呉を併呑し魏を倒すということは、伊達政宗が北条氏を吸収し、

豊臣秀吉に立ち向かい倒すというような感じです。

自分よりも遥かに強大な北条氏を吸収することがまず無理ですし、

仮に吸収しても豊臣秀吉には勝てないでしょう。

これらの話は現実的に考えて不可能なのです。

 

はじめての三国志:全記事一覧はこちら

関連記事:どうやったら蜀は魏を滅ぼして天下統一を果たせたの?【ろひもと理穂の考察】




呉の併呑の仕方

 

例えば呉の皇帝がとてつもなく非情であり、

配下も民も完全に嫌気がさしていたとします。

そして隣国である蜀の軍の協力を受けながら、クーデターに成功する。

呉の皇帝は私刑。そこに魏に侵略の報が届き、

呉の民は蜀に吸収されることを受け入れる。そんな展開であればやや勝機が見えてきます。

つまり呉の名将や名士がそのまま蜀の陣営に加わるのです。

 

 

民も喜んで蜀国の国民になり、税や治安に関しての問題がまったくなくなります。

蜀と呉が互いに損失することなく合併するわけです。

兵力ではまだ魏には劣るものの、

地形の利などをフル活用すれば互角以上に戦える可能性があります。




魏を倒す

 

しかし魏を倒すということは、幽州、冀州、青州、幷州、司隷、涼州、雍州、徐州、

豫州、兗州、荊州北部、揚州北部を攻め落とすということです。これはとてつもない広大な領土です。

ひとつひとつ侵略していたのでは何十年もの月日を費やすことになるでしょう。

当然のように魏が内側から崩壊するような策謀が必要になります。

漢中方面、江陵方面、建業方面からの同時攻撃も不可欠でしょう。

これによって、長安、襄陽、合肥の三拠点を一気に落とします。

形勢はかなり有利になりますね。

 

魏の名将をどう対処するのか

 

広大な領地も問題ですが、兵力の差と人材の差はずっとのしかかる大きな問題です。

魏には名将の数が多く、さらに若手も順調に育っています。

文官の数もしっかり確保されており、統治は万全です。

こうなると民衆の抵抗もあり、進撃は難しいものになります。

ここで参考にしたいのが、かつて袁紹に対したときの曹操の戦略です。

 

 

このときは後継者の座を巡って袁譚と袁尚が骨肉の争いを繰り広げて袁家滅亡を早めました。

同様に、例えば曹丕と曹植、曹叡と曹礼、曹芳と司馬懿、

司馬師と毌丘倹などとその時期に合わせた権力闘争を煽る必要があるでしょう。

これによって魏の名臣たちは分裂していくことになるからです。

状況を見かねてこちらに降ってくる者もいるかもしれません。

 

三国志ライター ろひもと理穂の独り言

 

例え蜀が呉と合わさっていても、普通に攻めていたら勝てません。これが結論です。

策謀をフルに活用し分裂させ、異民族の手を借りて兵力を増強し、

これでようやく黄河のラインまでは押し込めるかもしれません。

遼東の公孫氏の力を借りられれば、さらに魏を挟撃できます。

兵站が伸びきってしまうのも懸念されるので、占領地をよく治め、

そこで兵糧が供給できるシステムを構築していく必要があります。

このようにかなりの奇跡的な条件が重なり、とことん努力を継続していれば、

西暦280年ごろには天下を統一できるのではないでしょうか。

史実で晋が天下を統一したのと同時期になりますね。

 

皆さんはどうお考えですか。

 

はじめての三国志:全記事一覧はこちら

関連記事:もし荊州を趙雲に任せたらどうなったの?【ろひもと理穂if考察】

関連記事:もし徐庶が軍師として劉備軍に留まっていたら三国志はどうなっていた?

 

—古代中国の暮らしぶりがよくわかる—

 





ろひもと理穂

ろひもと理穂

投稿者の記事一覧

三国志は北方謙三先生の作品が一番好きです。

自分でも袁術主役で小説を執筆しています。ぜひこちらも気軽に読んでください!

好きな歴史人物:

曹操、蒲生氏郷

何か一言:

袁術は凄いひとだったかもしれませんよー!!

関連記事

  1. ええっ?曹操は歴史の先生として宮廷で採用されていた!?
  2. 朝まで三国志 三国志最強のワルは誰だ(笑) 第13部(完)
  3. 【真田丸】高速で関ヶ原の戦いは終わったが、どうして三成と家康が戦…
  4. 【田疇の進言】烏桓討伐戦で曹操に助言したのは郭嘉だけではなかった…
  5. 意外と義兄弟と離れ離れの時期が長かった関雲長のぼっち履歴をご紹介…
  6. 朝まで三国志 三国志最強のワルは誰だ(笑) 第6部
  7. 羌・鮮卑・烏桓だけではない!南の異民族を徹底紹介
  8. 曹操の詩の世界を体験してみよう

google検索フォーム

過去記事を検索できます

ピックアップ記事

おすすめ記事

  1. キングダム 526話 ネタバレ予想:馬南慈の気概
  2. 不老不死の妙薬を求めて? 孫権の倭国(日本)遠征計画
  3. 110話:関羽の悲報に復讐に燃える劉備
  4. 孫権はなぜ孫策の子息を冷遇したの?それは孫権が袁術を愛していたから?
  5. 【キングダム】李牧を死に追いやる佞臣、郭開(かくかい)とはどんな人?
  6. 井の頭自然文化園の象「はな子」にまつわる光と影&三国志時代の英雄は猛獣をどう扱っていたの?

三國志雑学

“広告募集"

はじめての三国志の書籍情報

朝まで三国志 三国志最強のワルは誰だ (桃園出版 三国舎)

著:kawauso 価格480円
※Kindle読み放題対応

ピックアップ記事

おすすめ記事

「はじめての三国志」のロゴが完成しました 【はじめての君主論】電子書籍出版のお知らせ 【第二回 放置少女】これはやりすぎじゃね?新しく加わった黄月英はネコだった!? 【週間まとめ】はじめての三国志ニュース12記事【4/3〜4/10】 【はじめての孫子】第12回:卒を視ること嬰児の如し、故にこれと深谿に赴むくべし。 韓嵩(かんすう)が気の毒すぎる!劉表に命じられて曹操の元へ偵察に行って帰ってきたら殺されそうになる 【官渡の戦い前哨戦】文醜はどうして敗北することになったの? 【ネオ三国志】第7話:皇帝に就任した袁術と荀彧の秘策【蒼天航路】

おすすめ記事

  1. 【キングダム】趙の悼襄王(とうじょうおう)って本当にヤバイ人なの?
  2. 知らないと貴方も騙される!龐統の心の誘導テクニックが使えるのでこっそり教えちゃいます!
  3. 【余裕をみせすぎて大失態】やっちゃった感が否めない曹操のやらかしエピソード 濮陽の戦い編
  4. 馬謖が山上に布陣しなければ第一次北伐は成功したの?
  5. 徳川家康との対決と信長包囲網構築へ
  6. こんな立派な悪党は藏覇(ぞうは)ぐらい!鬼神呂布に勝ち曹操を感激させた漢の生涯
  7. 【週間まとめ】はじめての三国志ニュース12記事【4/10〜4/17】
  8. 【おんな城主・井伊直虎を見逃した方へ】第20話 「罪と罰」の見どころ紹介

はじさん企画

李傕祭り
帝政ローマ
広告募集
HMR
ライフハック
君主論

ビジネス三国志
春秋戦国時代
日常生活
曹操vs信長
架空戦記
ライセンシー
北伐
呂布vs項羽
編集長日記
はじめての三国志TV
PAGE TOP