架空戦記
ビジネス

はじめての三国志

menu

執筆者:kawauso

舜水樹(しゅんすいじゅ)は実在したの?李牧の右腕は史実通りなのか?

この記事の所要時間: 322




キングダム 46 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

 

大人気、春秋戦国時代漫画、キングダム、現在漫画は鄴(ぎょう)城を巡り、

王翦(おうせん)李牧(りぼく)が正面から激突か?という所なのですが、

ここで李牧は突然、北で楊端和(ようたんわ)と睨みあう公孫龍(こうそんりゅう)を

腹心の舜水樹(しゅんすいじゅ)と交替するという指令を出しました。

万能と言うだけあり、これまで大きな失点はない公孫龍を敢えて交替する、

というのですから、舜水樹は、よほどの人物のようです。

今回は、イマイチ、凄さが伝わらない舜水樹について考えてみます。

 

関連記事:秦王政はなんで始皇帝と名乗り始めたの?

関連記事:楊端和率いる山の民連合軍が列尾攻めで大活躍!山の民の生態とは?




イケメンだけど、みかんの皮みたいな髪型 舜水樹は実在する?

 

舜水樹という人は、史書を読む限り、出現しません。

つまり、キングダムのオリジナルのキャラクターだと断定していいでしょう。

イケメンだけど、髪型がみかんの皮のような、キングダムではたまに出現する

楚の汗明(かんめい)のような、奇抜なヘアスタイルの系譜に連なる人です。

それでも、桓騎(かんき)の配下のオギコの髪型に比べると、まともなんですけどね。




舜水樹の能力は、見えないモノを見る能力

 

舜水樹の大手柄と言えば、昌平(しょうへい)君が考えた、

黒羊丘(こくようきゅう)へ進軍すると見せ掛けて途中の金安に兵糧を備蓄し、

一気に趙の国門の列尾(れつび)を抜くという計略を見抜いて

逸早く秦軍の狙いが鄴である事を李牧に伝書鳩で知らせた点です。

 

それ以前に、李牧は舜水樹に、秦軍の兵糧の流れに注意しなさいと

アドバイスを受けており、それが反映された形です。

 

しかも、舜水樹が昌平君の計略に気付いたのは、ホンの些細な事で、

何でもない中継地の金安の警戒が厳重でスパイが入り込めない事から、

ここに何かあると踏んで、秦軍の進路変更を予測しました。

 

この点でみると、僅かな異変も見逃さない洞察力が舜水樹の能力でしょう。

それは李牧以上のモノなのかも知れません。

 

関連記事:【歴史嫌いな中高生必見】春秋戦国時代はいつ始まってどこで終えたの?

関連記事:【キングダム】李牧が言った「桓騎の弱点」って何なの?

 

公孫龍将軍の北の遺児発言は何を意味するのか?

 

では、肝心の戦争の采配はどうでしょうか?

残念ながら、今までにその戦闘指揮能力を示すような描写はありません。

ですが、気になるワードが公孫龍から出されました。

それが「北の遺児か・・」という意味深な発言です。

 

そして、さらに李牧が言った遼陽(りょうよう)城に巣くう連中とは何でしょう?

公孫龍も知らないようでしたし、遼陽城には、特殊部隊でも潜んでいるのか・・

それもまた、舜水樹と関係するのかも知れません。

 

北の遺児から推測、舜水樹は白狄人の血を引く遊牧民

 

ここからは、全くの予想ですが、kawausoは、舜水樹はかつて趙の領内にいた

異民族、白狄(はくてき)人の子孫か血を引く人物だと思います。

彼等は、かつて中山国を建国して、胡服して騎射する人々で趙を散々に

悩ませる存在でした。

 

それを同じく、胡服騎射で武装して破ったのが趙の武霊(ぶれい)王です。

もしかして、この時に一部の狄人は趙に同化せず、自分達の習俗を守りながら、

遼陽城の中に巣くっていたとしたら面白いですよね。

そして、舜水樹は、彼等にとり、王族にあたる人だとしたら・・

狄人の遺民は趙軍に参加して、山の民と異民族同士で激突する、

そのようなシナリオが描けるのではないでしょうか?

 

同じ異民族なら、充分、山の民にも対抗できますし、

また、山の民の戦闘スタイルも或る程度熟知しているとも考えられます。

だからこそ、李牧は舜水樹を公孫龍に代えて楊端和に対抗させたのでしょう。

 

関連記事:無敵の騎馬軍団を初めて軍に取り入れた趙の武霊王

関連記事:新制度導入はこんなに大変!胡服騎射を導入するために苦労を重ねた武霊王

 

キングダムウォッチャーkawausoの独り言

 

地味な話ですけど、舜水樹って、伝書鳩を放ってから、驚くべきスピードで

西から戻る李牧の一団に合流しているんですよね。

これも、非常に馬の扱いに長けている、遊牧民の血をうけ継いでいるという

一つの伏線なのではないでしょうか?

 

もちろん、楊端和が簡単に舜水樹に敗北するとは、思えませんが、

少なくとも楽勝で趙軍を押しつぶす事は出来ないと思います。

 

キングダムファン向け:キングダムに関する全記事一覧

関連記事:原泰久スゲー!虚構の秦・斉秘密同盟に隠された意図とは?

関連記事:【見逃した方向け】情熱大陸に出演した原先生の苦痛の漫画人生

 

 

—熱き『キングダム』の原点がココに—

春秋戦国時代バナー





よく読まれている記事

キングダム 40巻

よく読まれている記事:【キングダム好き必見】漫画をより面白く読める!始皇帝と秦帝国の秘密をまとめてみました

 

兵馬俑 kawauso

 

 

よく読まれている記事:知らないと損する!始皇帝と大兵馬俑を100倍楽しむための外せないポイント

 

キングダム 政

 

 

よく読まれてる記事:【衝撃】秦の始皇帝陵は実は完成していなかった!壮大な地下宮殿と兵馬俑の謎

 

兵馬俑 kawauso

 

 

よく読まれてる記事:戦術マニア必見!兵馬俑の戦車で2200年前の戦略がわかる!

 

始皇帝

 

 

よく読まれてる記事:中華統一後の始皇帝は大手企業の社長並みの仕事ぶりだった!?彼が行った統一事業を紹介

kawauso

kawauso

投稿者の記事一覧

三度の飯の次位に歴史が大好き

10歳の頃に横山光輝「三国志」を読んで衝撃を受け
まずは中国歴史オタクになる。
以来、日本史、世界史、中東、欧州など
世界中の歴史に興味を持ち、
時代の幅も紀元前から20世紀までと広い。
最近は故郷沖縄の歴史に中毒中、、

好きな歴史人物:

西郷隆盛、勝海舟、劉邦、韓信、、etc

何か一言:

歴史は現在進行形、常に最新のジャンルです。

関連記事

  1. 中国人が冷たいビールを飲まないのは三国志の曹操のせいだった!
  2. 後漢王朝の華だった尹夫人の波乱万丈の生涯Part.1
  3. コネ男・劉備から学ぶ人脈作り!コネクションの活かし方をコッソリ教…
  4. 121話:孔明、後継者姜維(きょうい)を得る
  5. 【キングダム】用心深い男、王翦の幸せな最期を大胆予想
  6. 【そもそも論】どうして袁紹や袁術には力があったの?
  7. 赤兎馬(せきとば)が活躍できたのは武霊王のおかげ
  8. びっくり!三国時代の文化は日本に近かった?

google検索フォーム

過去記事を検索できます

ピックアップ記事

おすすめ記事

  1. 【シミルボン】これは凄い!非常に我慢強い英雄、曹操
  2. もし呂布が曹操に斬首されず助命されていたらどうなったの?
  3. 【週間まとめ】はじめての三国志ニュース16記事【5/8〜5/15】
  4. 「刀狩り」とは何?豊臣秀吉が行った有名な政策とその目的とは?
  5. 今更聞けない!水魚の交わりとは何?三国志に由来する故事成語
  6. 【シミルボン】三国志の裏側:使い捨てられる兵士はどこからやってきたのか?

三國志雑学

“広告募集"

はじめての三国志の書籍情報

朝まで三国志 三国志最強のワルは誰だ (桃園出版 三国舎)

著:kawauso 価格480円
※Kindle読み放題対応

ピックアップ記事

おすすめ記事

2分で分かる合肥の戦い その4 張遼の猛攻 大喬・小喬は袁術の側室だった可能性が高い!その驚くべき理由とは!? 犬も食わない夫婦喧嘩が皇帝に持ち込まれた?司馬炎、感涙の名裁きとは? 『三国志』人気を数字から考えてみる 4話:滅びゆく秦、そして中国に二人の巨星が現れる 【呉の猛将・太史慈】相手の隙をついて包囲網を突破:意外と知らない彼の知略エピソード 賈南風(かなんぷう)とはどんな人?司馬衷の妃となって晋王朝を滅亡の淵に叩き込んだ悪女 郭解(かくかい)とはどんな人?悪いことの全てをやり尽くした遊侠人

おすすめ記事

  1. 【新事実】漢の時代の市場はヤンキーの溜まり場だった!
  2. 【映画・関ヶ原を100倍楽しめる】司馬遼太郎の歴史小説「関ヶ原」の魅力をたっぷりご紹介
  3. 【ビジネス三国志】みんな真似で天下を取った!群雄に学ぶ生き残り戦術
  4. 封神演義(ほうしんえんぎ)って何?殷末の武将たちの戦いをもとに書かれた小説
  5. 「豎子に名を成せり」とはどのような意味なの?龐涓(ほうけん)の名言
  6. 意外!龐統は不細工では無かった?蜀志龐統伝には明かされていない龐統の容貌
  7. 趙奢(ちょうしゃ)とはどんな人?趙の三大天最後の一人で政治・軍事両方に秀でた名将【後半】
  8. 【週間まとめ】はじめての三国志ニュース21記事【3/27〜4/3】

はじさん企画

李傕祭り
帝政ローマ
広告募集
HMR
ライフハック
君主論

ビジネス三国志
春秋戦国時代
日常生活
曹操vs信長
架空戦記
ライセンシー
北伐
呂布vs項羽
編集長日記
はじめての三国志TV
PAGE TOP