はじめての列子
麒麟がくる特集




はじめての三国志

menu

三国志の雑学

益州の牧・劉璋の配下で最強の武将は誰か?魏延や黄忠を打ち破ったあの武将




 

ハイ、それでは、三国志の世界をいろいろな角度から掘り下げていく

「ろひもと理穂の三国志・僻地益州」のコーナーです。

 

後漢時期において州の統治者は州刺史でした。

しかし黄巾の乱で各地は荒廃し、さらに反乱が相次いで天子を自称する者も出現するに至り、

朝廷は皇族・劉焉の提案を承諾し、軍権を持つ州牧を設立します。

州牧は劉焉(りゅうえん)が定めたようなものです。

これには諸説あり、州牧自体は以前にも存在していました。

歴史の中で、州の統治者は刺史になったり州牧になったりころころ変わっています。

さらにこのときは、州牧と並立して州刺史も任じられています。

とりあえず幽州では皇族の劉虞が州牧に命じられ、劉焉は益州牧に命じられました。

当時の益州は黄巾の残党の馬相が大規模な反乱を起こしていて天子を称しています。

 

はじめての三国志全記事一覧はこちら

関連記事:【三国志あるある】懐かしい!と思った人は40代!昭和では当たり前だった三国志事情




劉焉が組織した民兵

 

精鋭としては曹操軍の「青州兵」が有名です。

黄巾の残党で、味方同士の略奪すら認められていたほどの気性の荒い集団でした。

劉焉も「東州兵」を組織しています。

実態は荊州などから避難してきた流民の集まりです。

しかし劉焉が東州兵を率いて馬相の反乱を鎮めたわけではありません。

いくつもの郡を飲み込んだ馬相の乱は、地元の名将・賈龍によって滅んでいます。

数万の敵に対し、賈龍は千人ほどの兵で戦ったそうです。

劉焉が益州牧として綿竹に赴任してきたのはその後のことになります。

劉焉は巧みに地元の豪族を懐柔し、勢力を伸ばしていきました。

 

 

異民族である羌とも上手に提携し、

さらに宗教団体・五斗米道も取り込み益州の入り口にあたる漢中を塞ぎました。

独立の兆しがあるとして賈龍らは異を唱えましたが、劉焉に処刑されています。




李傕(りかく)との闘争

 

長安に遷都した董卓(とうたく)呂布(りょふ)に殺されると、

その後の都を李傕董卓の残党が支配しました。

皇帝も李傕(りかく)らに握られています。

劉焉は涼州の馬騰韓遂らと結託し、長安の皇帝奪取を目論みました。

李傕の軍勢に果敢に立ち向かったのが、劉焉の長子である劉範です。

次子の劉誕と共に行動を起こしましたが失敗し、処刑されています。

このとき劉範の子らを連れて益州に逃れた人物が龐羲です。

龐羲は劉焉の後継である劉璋に命じられて、

漢中の張魯の備えのために巴西太守となりました。

龐羲の娘は劉璋の長子・劉循の妻になっていますので、

龐羲は外戚としても発言力はあったようです。

戦場の功績は不明ですが、益州に侵攻してきた劉備に降って営司馬に任じられています。

 

【PR】三国志の武将に特化したデータベース「はじめての三国志メモリーズ」を開始しました

 

外戚・呉懿(ごい)

 

劉備の益州の侵攻に対して総大将として迎え討ったのが呉懿(ごい)です。

もともと益州の人ではなく、兗州の生まれです。劉焉を頼って益州に来たと記されています。

妹は劉焉の三男・劉瑁に嫁いでいますが、

すぐに劉瑁が病死し、劉備が益州を平定した後は劉備に嫁ぎ、皇太后となっています。

呉懿は劉備軍と戦った際も武将らをよく統率し、健闘しています。

三国志演義では魏延黄忠を打ち破ってもいるのです。

まさに益州における名将といえる活躍ぶりです。

 

 

劉備に降ってからもその戦場での経験を買われて、

諸葛亮孔明死後は漢中の主将として蜀を守りました。

呉懿には謎があり、その時に副将を務めた王平は正史に伝が記されているのに対し、

呉懿の名前はないのです。戦功も認められ、外戚でもあった呉懿の伝をなぜ編纂しなかったのか。

果たして陳寿の意図はどこにあったのでしょうか。

 

関連記事:木牛流馬って何?孔明の発明で輸送問題が解消し北伐で大活躍?

関連記事:趙雲は何で新参者の馬超や黄忠や魏延よりも位が低いの?

 

三国志ライター ろひもと理穂の独り言

 

劉範も勇将と認められるでしょうが、賈龍、呉懿の方が益州の中では戦上手といえます。

その中でも劉璋の代で活躍したとなると呉懿しかいませんね。

しかし劉璋の配下には他にも猛将として知られる張任や劉潰、雷銅、厳顔などもします。

次回は呉懿よりも強い武将が益州にいたのか、探っていくことにしましょう。

 

はじめての三国志:全記事一覧はこちら

関連記事:そんなカバな!!赤兎馬はカバだった?関羽は野生のカバに乗って千里を走った?(HMR)

関連記事:いつまでやるの?またまた『赤兎馬=カバ説』を検証してみる。第2弾【HMR】

 

—古代中国の暮らしぶりがよくわかる—

 




ろひもと理穂

ろひもと理穂

投稿者の記事一覧

三国志は北方謙三先生の作品が一番好きです。

自分でも袁術主役で小説を執筆しています。ぜひこちらも気軽に読んでください!

好きな歴史人物:

曹操、蒲生氏郷

何か一言:

袁術は凄いひとだったかもしれませんよー!!

関連記事

  1. 頭がキーン…頭痛に悩んだ曹操、三国志演義は医学的に正しかった?曹…
  2. 衝撃!高平陵の変の黒幕は司馬師だった!
  3. 蜀の厳顔 【衝撃の事実】厳顔は老将なんかじゃなかった!?
  4. 馬騰 馬騰|北方異民族と戦う西の豪傑達にもっと光をを与えてみた
  5. 【血統を知ろう】劉備は前漢の初代皇帝・劉邦の末裔なの?
  6. 蜀の劉琦 劉琦と劉琮の仲が悪くなったのは一体どうして!?
  7. 曹操 孔明をチェック 孔明と曹操は相性が抜群?もし孔明が魏に仕えていたら歴史はどうなっ…
  8. 三国時代では数学が出来ないと下級役人にもなれない?算籌を徹底紹…

google検索フォーム

過去記事を検索できます

ピックアップ記事

  1. 呂布に殺害される丁原(ていげん)
  2. 上杉謙信
  3. 豊臣秀吉 戦国時代2

おすすめ記事

  1. 馮煕(ふうき)とはどんな人?曹丕の脅迫に屈しなかった呉の外交官でもあり光武帝配下・馮異の子孫 曹丕
  2. 淳于瓊(じゅんうけい)はどんな人?実は無能ではなかった袁紹軍の都督
  3. 朝まで三国志2017 三国志の最強軍師は誰だ! 第16部 はじめての三国志編集長 kawauso
  4. 曹操が大好きだった忠義の人物を勝手にランキング化してみるよ
  5. 三国インフィニティ(三国INFINITY)とはどんなアプリゲーム?
  6. キングダム592話最新ネタバレ「死に場所」レビュー キングダム53巻

三國志雑学

  1. 周倉と裴元紹
  2. 凌統
“はじめての三国志150万PV" はじめての三国志コミュニティ総合トピック
“広告募集"

はじめての三国志 書籍情報

朝まで三国志 三国志最強のワルは誰だ (桃園出版 三国舎)

著:kawauso 価格480円
※Kindle読み放題対応

ピックアップ記事

  1. 張紘が病死したという手紙を読み涙する孫権
  2. 三国志時代のひざまくら
  3. 于禁と兵士
  4. 信長の野望・創造
  5. 明治天皇

おすすめ記事

秦国の六虎将軍・李信の妻となるのは誰かを大胆予想!羌瘣?それとも河了貂か? 皇帝には、二つの名前があった!?諡号(しごう)とは何? 篤姫 篤姫が日本で初めてミシンを使った?ミシンが日本に導入された経緯 袁術は反董卓連合軍の解散後どこで何をしていたの? 平野国臣 平野国臣の西郷隆盛救出!入水事件の真相とは? 井伊直弼と いいなおとら との関係性と共通性を紹介 衝撃!江戸時代は1862年に終った?一会桑政権vs明治政権の戦い 誰かに話したくなる!自由すぎ、フリースタイルな三国志の武将達8選

はじさん企画

“if三国志" “三国志とお金" “はじめての漢王朝" “はじめての列子" “はじめての諸子百家" “龍の少年" “読者の声" 袁術祭り
李傕祭り
帝政ローマ
広告募集
まだ漢王朝で消耗してるの?
HMR
ライフハック
君主論

ビジネス三国志
春秋戦国時代
日常生活
曹操vs信長
架空戦記
ライセンシー
北伐
呂布vs項羽
編集長日記
はじめての三国志TV
“曹操孟徳" “黄巾賊" “赤壁の戦い" “THE一騎打ち" “夷陵の戦い" “kawausoのぼやき記事" “よかミカンのブラック三国志"
“西遊記"

“三国志人物事典"

PAGE TOP