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本当は好きなんでしょ?一騎当千の最低男、呂布の最強伝説




呂布VS劉備三兄弟

 

三国志上、最強の男といえば、関羽(かんう)でも張飛(ちょうひ)でもなく、

呂布(りょふ)です。その圧倒的な武力と自信の為に、それ以外のパラメーターは

ガタガタですが、良くも悪くも、呂布は自分の欲望に忠実に生き、人を裏切っても

自分を裏切らずに死を迎えました、その堂々とした人生を見て行きましょう。



呂布は五原(ごげん)九原(きゅうげん)に生まれた孤児

 

呂布は字を奉先(ほうせん)といい、五原九原に生まれました。

この土地は、現在、内モンゴル自治区に入っていて、

当時から遊牧民の住まう草原の国だったようです。

後漢書 呂布伝には、父母の記載もなく、先祖の事もないので、

父母は早くに死んだか、捨てられた孤児だったのかも知れません。

 

しかし、成長するに従い、呂布は筋骨逞しい大男になり、

特に弓馬の術に優れていました。後漢末の辺境では異民族との

紛争が続き腕っ節のある人間はいつでも不足気味でした。

そこで、呂布は放置されず洴州(へいしゅう)でヒラの武官に取り立てを受けます。



最初の主、丁原(ていげん)に出会う

photo credit: :) via photopin (license)

photo credit: 🙂 via photopin (license)

 

その頃、丁原が洴州刺史に任じられて、騎都尉としてやってきました。

バリバリの脳筋武将だった丁原は、ひときわ逞しい呂布を気に入り、

彼を盛大にもてなしていきます。

 

丁原「どうだ、呂布、ワシの幕僚にならぬか?

お前の腕前を、このまま、洴州のド田舎で腐らせるには惜しい」

 

狼のような心を持ち、常に上昇志向の高い野心の塊だった呂布は、

一も二もなく承諾して、丁原の幕僚になりました。

 

時代は動く、、丁原、何進の命令で洛陽に向かう

呂布 三国志

 

西暦189年4月、霊帝が死去、これを機に、宮中にはびこる宦官勢力を

抹殺したいと考えた大将軍何進(かしん)は、宦官抹殺に同意しない、

妹の何皇太后に脅しを掛ける為に、丁原や董卓(とうたく)

鮑信(ほうしん)といった軍閥を洛陽に呼び寄せます。

丁原は、勅命とあっては、参内しないわけにもいかず、

呂布を連れて、洴州を出発しました。

 

何進暗殺され、呂布は丁原を斬り、董卓につく

董卓えらそう 独裁

丁原と呂布は軍勢を率いて、洛陽に入りました。

何進は喜んで、丁原を執金吾(しつきんご)に命じて宮殿の護衛隊長にします。

しかし、宦官を排除する前に何進は、宦官に殺されていました。

 

何進の部下だった袁紹(えんしょう)袁術(えんじゅつ)は怒り

宦官を皆殺しにして、その仇を討ちますが洛陽は大混乱になって収拾不可になりました。

 

そこに入ってきたのが、董卓でした。偶然に、城外で少帝と劉協を

保護した董卓は、次第に横暴な振る舞いをするようになります。

 

董卓戦上手なの?

 

しかし、呂布が丁原と衝突するようになると丁原の側に控える呂布が、

竹内力のような形相で董卓を睨むので、さすがの董卓も色々チビります。

 

そこで、董卓は策を巡らし、物欲に弱い呂布を赤兎馬(せきとば)

黄金と、将軍の位で買収して丁原を殺すように命じます。

呂布は少しも躊躇せず、丁原をサックリと殺しました。

 

董卓と呂布は親子の契りを結ぶ

董卓&呂布

 

自分が唆しておきながら、恩義ある丁原をサックリ殺した呂布の軽さに

董卓(とうたく)は内心では、再びチビリます。

 

董卓(おがっ!こいつ、おっかないっぺ、、だだの用心棒にしたら、

また、誰かに買収されて、オラが殺さちまうだよ・・)

 

そこで、董卓は、呂布と親子の契りを結び、自分を父と呼ばせ、

呂布を子として扱いました。

これなら、呂布も裏切るまいと考えた董卓ですが、まったく甘い話です。

 

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呂布、董卓の愛人と関係し王允と手を組む

連幹の計 呂布 貂蝉

 

董卓は、自分が他人の恨みを買っているのを知っているので、

どこに行くにも、呂布を同行させました。

しかし、ある日の事、董卓は機嫌が悪い時があり、

カッとして呂布に向かい、戟を投げつけました。

 

呂布は動物的な運動神経で、戟をキャッチして、

即座に、ひざまずいて詫びたので、董卓は機嫌を直します。

が、呂布は、この董卓の振舞いに内心腹を立てていました。

 

また、呂布は内密に、董卓の侍女と関係を持っていて、

これがいつか、董卓に発覚するのではないか?と

毎日、気が気ではありませんでした。

 

そこに接近してきたのが、司徒(しと)の王允(おういん)です。

従順に董卓に仕えているように見えた王允は、本当は、

董卓暗殺の野心を持ち、呂布に近づいてきたのです。

 

呂布「しかし、俺と親父は、親子の契りを結んだ仲だ。

子が親を殺すという事が許されようか?」

 

王允「何を言うのです、あなたの姓は呂、相手は董です。

血肉を分けた間柄ではありません、あかの他人でしょう。

それに、あなたを子と思う人間が、戟を投げつけたりしましょうか?」

 

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呂布、董卓暗殺計画

裏切り 呂布

 

呂布「そうだ・・あの豚め、、俺に戟を投げつけおった!!

よし、任せておけ、俺が董卓を殺る!」

 

王允は呂布と結託して、董卓暗殺の計画を練ります。

その頃、献帝(けんてい)が流行病に罹っていましたが

回復したのを幸いに、王允は勅命を出して董卓に健康回復の

お祝いの挨拶に来るように命じました。

 

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虫の知らせ、馬が脱糞して董卓にウンコがつく

相国 董卓 ゆるキャラ

 

董卓は、肥りまくった体を揺らして、馬車に乗り込みますが、

突然に馬が暴れて、立ちあがり脱糞したので、転げ落ちた董卓は、

馬糞で着物が汚れてしまい、一度帰宅します。

 

董卓の若い妻は、

「晴れの日にこういう事があるのは不吉です。

今日の参内は、見合わせられたらいかがでしょうか?」

 

と言いますが、董卓は笑って、聞き流しました。

 

董卓が再び、馬車に乗り込むと周辺には呂布以下の護衛が

数十名つきますが、馬車が北腋(ほくえき)門に至ると、

馬が異変を察知して動きません。

 

董卓「おがっ?そう言えば、さっきもこんな事があったっぺ!!

今日は、やっぱし日が悪いから帰るっぺや!」

 

しかし、呂布は、薄ら笑いを浮かべて、馬車の退却を許さず、

これを北腋門に押しこむと城門を閉じました。

 

呂布、董卓を刺し殺す!!

呂布 バックブリーカー

 

北腋門をくぐると、そこには王允に寝返った李粛(りしゅく)という男がいました。

 

李粛「逆臣、董卓、詔(みことのり)なり、命はもらったぞ!!」

 

李粛は勢いよく、馬車の中に矛を突き立てますが、董卓は万が一の為に

鎧を着ていて、それが致命傷にはなりませんでした。

董卓は、衝撃で馬車から転げおちて、無様に地面に転がります。

 

董卓「呂布ゥ!呂布はどこにいるっぺ!早く来るっぺ!」

 

呂布「だからよぉ!詔があるってよぉ、、逆臣を殺せってさww」

 

呂布は、少しも悪びれず、喚き散らす董卓の前に立ちます。

 

董卓「おめえ、裏切ったっぺ!!薄汚い犬め!恩知らず!腐れ外道」

 

呂布「あーもう、うるせェ・・あばよ!!」

 

董卓 呂布

 

呂布は、矛を取って、董卓を刺し貫きました。

倒れ込んだ、董卓に周囲の兵士が襲いかかり、董卓を切り刻みます。

こうして、暴虐の限りを尽くした董卓は絶命しました。

 

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董卓が死んで、長安の人々は大喜び

呂布 英雄石像

 

董卓が死んだと聞くと、長安は盆と正月が、一緒に来たような喜びに湧き立ちました。

女性達は、身につけていた装飾品を売り、肉と酒を買い、誰彼構わず、

暴政から解放された事を喜びあいました。

 

呂布は、董卓を殺した一番手柄で、王允により奮威(ふんい)将軍に任命され、

仮節を与えられ儀同三司(ぎどうさんし:副大臣)にされて、

領地を貰い温(おん)候になります。

 

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董卓の仇討ちに李傕郭汜が攻め上り、呂布は逃亡する

朝まで三国志 董卓

 

一気に、長安の人の声望を集めた呂布でしたが、王允は、狭量な人物で、

董卓ばかりではなく、董卓にやむなく協力した人々まで処刑します。

このせいで、長安の人々の希望はしぼんでいきました。

 

さらに、罪を許してくれるように言ってきた、董卓の子分で、

今は西涼にいる李傕(りかく)と郭汜(かくし)も王允は許さず、

厳罰を加えようとしたので、李傕郭汜はヤケクソで蜂起します。

 

「こうなりゃ、やられる前にやれだ!!」

 

必死の李傕と郭汜は、途中で山賊や流民を吸収しながら、

5万の大軍に膨れ上がっていきます。

 

呂布は、奮武将軍として、李傕の軍勢と戦いますが、多勢に無勢

勝てないと分かると、董卓の首を赤兎馬の鞍につけて、

さっさと長安から逃亡してしまいました。

 

【次のページに続きます】



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