程昱(ていいく)は曹操の軍師となる前は一体何をやっていたの?


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曹操(そうそう)の軍師としてその名を歴史にとどめることになった程昱(ていいく)

三国志演義の程昱は袁紹軍を仕留めるために十面埋伏の計を曹操に提案。

この程昱の提案に賛成した曹操は袁紹軍に対して、

十面埋伏の計を使ってフルボッコにします。

この他にも様々な献策を行い曹操軍の軍師としての地位を確立した彼ですが、

曹操に仕える前は何をしていたのでしょうか。

今回は曹操に仕える前の程昱のお話をしていきたいと思います。

 

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髭づらの若者

 

程昱は身長190センチという超長身のスレンダーボディをした人物で、

また彼は関羽には劣るものの見事なヒゲを蓄えていたそうです。

このような風貌で生まれ故郷である東阿(とうあ)の街中を歩き回っていたそうです。

そんな彼の運命を変える出来事がおきます。

それは黄巾の乱です。

曹操や孫堅、劉備の運命を変えたこの反乱は程昱の運命も変えてしまうのです。

黄巾の乱が勃発すると県令を補佐する役人である王度(おうたく)が黄巾の乱に呼応して、

反乱を起こし県の中にある食料庫などを燃やしてしまいます。

東阿の県令は王度が反乱を起こしたことを知るといち早く城から逃れて逃亡し、

民衆達も被害に遭わないうちに逃亡。

程昱もこの逃亡民達と一緒に城外へ出るのですが、

城からある程度離れると使用人を使って城がどのようになっているのか調査させます。

東阿の城を急襲して火をつけまくって暴れていた王度はそのまま城にこもることなく、

城外に出て駐屯していることを知ります。

すると彼は行動を開始します。


県の豪族達へ提案

 

東阿には多くの部下を持っている豪族・薛房(せつぼう)がおりました。

彼は王度が東阿の城を攻撃した際に反撃する事ができず城外へ落ち延びておりました。

程昱は彼が城外に落ち延びている事を知ると彼と会見。

彼は薛房へ「王度らは少数の兵士か連れていないのであろう。

理由は東阿の城を維持できなかったことで明らかである。

そこで私はあなたに提案するのだが、

今すぐに東阿の城へ県令を探し出して駆け込み城門を固く閉ざし、

民衆と一緒に攻撃を防げれば奴らは東阿城へ攻撃を仕掛けてきても返り討ちにすることができる」と

アドバイスを行います。

程昱のアドバイスを聞いた薛房ですがひとつ困ったことが発生。

それは民衆達が東阿の城の東にある山に登って彼の後に続こうとしていないことです。

程昱は薛房へ「民衆達が山にこもっているのは賊徒が怖いからです。

そこで民衆達へ賊徒が西から迫ってきているぞと叫んでやれば、

彼らは賊徒達が怖いため一斉に東阿城へ逃げ込んでくるでしょう」と提案。

この提案を受けれた薛房は民衆達へ大声で「西から賊徒がやってきている」と叫びます。

民衆達は薛房の言葉を信じて急いで山を降りて、薛房や程昱達と一緒に東阿城へ移っていきます。

東阿城に入城した程昱と薛房は県令を見つけ出すと彼を総大将として仰いで賊軍に抵抗をします。

 

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城門を開いて賊軍へ突撃

 

程昱は賊軍が城へ攻撃を仕掛けてくると薛房や民衆を指揮して敵軍へ弓矢や石を落とし、

賊軍の攻撃を防がせます。

王度は東阿城の防御が思いのほか固い事を知り攻撃を中止して撤退をしていきます。

程昱は薛房と一緒に急いで民衆と薛房の部下を集めて城門を開かせ、

敵軍へ突撃を行い見事に賊軍を打ち破ることに成功します。

こうして東阿の城は賊徒の手に落ちることなく堅守することに成功するのです。


  

 

三国志ライター黒田レンの独り言

 

程昱はその後どうしたのでしょうか。

彼は東阿県から出て兗州の刺史である劉岱(りゅうたい)がいる場所へ流れていきます。

劉岱のところでは目立った活躍をしなかった・・・・のではありません。

劉岱のところでもしっかりと目立つ働きをした後、曹操へ仕えることになります。

 

参考文献 ちくま文芸文庫 正史三国志魏書3 今鷹真・井波律子著など

 

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