【おんな城主・井伊直虎を見逃した方へ】第24話「さよならだけが人生か」の見どころ紹介

2017年7月2日


 

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井伊家を守るために日夜奮闘している井伊直虎(いいなおとら)。

新キャラ龍雲丸とその一行を井伊家の木材を伐採する仕事を依頼したことで、

協力関係を築くことになります。

こうして龍雲丸とその一行は井伊家に馴染んでいたと判断した直虎は、

中野直之(なかのなおゆき)、六左衛門(ろくざえもん)、小野政次(おのまさつぐ)らの総意の

元で龍雲丸とその一行を井伊家へ召し抱えようとしますが断れれてしまうのでした。

直虎は龍雲丸を召し抱えることができなくて残念そうにするのでした。

さて今回は井伊家のみならず遠江(とおとうみ)・駿河(するが)を領有する今川家、

三河を拠点とする徳川家康、そして戦国の風雲児であるあの人物が登場します。

 

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監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。戦略設計から実行までの知見を得るためにBtoBプラットフォーム会社、SEOコンサルティング会社にてWEBディレクターとして従事。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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おんな城主・井伊直虎第24話の見どころその1:縁談話が持ちかけられる

 

今川家は甲斐(かい)の虎・武田信玄(たけだしんげん)との同盟が切れたことに激怒して、

ある政策を推し進めていくことにします。

今川家の当主・氏真(うじざね)は甲斐地方へ塩やその他の日常品を販売することを禁止。

井伊直虎は塩売買の禁止を知る前に瀬田の方久と木材売買の方針について、

語り合っておりました。

その結果直虎は今川家に木材売買をするのではなく気賀(きが)の中村屋に任せることに。

この晩直虎の元へ駿府(すんぷ)から帰ってきた小野政次がやってきます。

政次は直虎へ「駿府から新野さんところの桜様を今川の重臣で

今川義元(いまがわよしもと)の軍師役であった太原雪斎(たいげんせっさい)の本家である

庵原(いはら)家へ嫁に出すようにと仰せ付けられた。

もし桜様を嫁に出すことを渋るようであったら、

徳政令を出すとプレッシャーをかけてきました」と述べます。

直虎は高瀬(たかせ)を嫁に出せと言われたわけではないので、

一応安堵をします。

しかし庵原家がどのような家なのかわからないため不安でもありました。

そして直虎と政次が氏真から提案された婚姻話について話している最中、

徳川家ではあの人物が岡崎にやってきていたのです…。

 

おんな城主・井伊直虎第24話の見どころその2:家康と信長の密談

 

直虎と政次が新野家の娘・桜と庵原家との婚姻話について検討していた頃、

岡崎(おかざき)城に戦国の風雲児・織田信長(おだのぶなが)が徳川家康と会談。

信長は家康へ「武田と結ぶつもりではなかろな」と釘を刺しておりました。

この言葉を聞いた家康はびっくりして「そんなことはありません」と

ビクビクしながら述べていました。

信長は家康へ「そうか。ともかく俺を裏切ることなく、

言う通りにやっていれば必ず駿府はお主の手に落ちるであろうよ」と

言って去っていくのでした。

さて家康は信長が去った後、

奥さんである瀬名へ信長の愚痴をしこたま言って憂さを晴らしたそうです。

そして家康は信長の予想通り武田の姫を迎えて手を組む用意をしていたそうです。

はたして家康は信長と手を切って武田と同盟を結ぶことになるのでしょうか。

それとも今までどおり信長との同盟を維持していくのでしょうか。

 

おんな城主・井伊直虎第24話の見どころその3:あの人が去っていく

 

直虎は桜の旦那となる庵原朝昌(いはらともまさ)と会って、

どのような人物なのかを確かめます。

朝昌と対面した井伊直虎は桜へ「あなたの旦那は気骨があってまっすぐな人物だった。」と

感想を述べます。

直虎の感想を知った桜は庵原家に嫁ぐ決意を固め駿府へ向かっていくのでした。

直虎は井伊谷の館に帰ってくると乳母のたけがいなくなっていることを母親である

裕椿尼(ゆうちんに)から教えられることになります。

直虎は幼少期の直虎を小さい頃から支えてきたたけが居なくなっていることを知ると、

急いで馬に乗って追っていきます。

たけに追いついた直虎は「井伊を去ることは私が許さん」と激怒。

しかしたけは「乳母といえどもしっかりとした人物をお抱えにならなくてはなりません。」と

キッパリと諫言。

そしてたけは「最後の最後ぐらいは私の言うことを聞いてくださってもいいでしょう。姫様」

と涙を流しながら笑顔で直虎へ進言するのでした。

直虎はたけの涙を見て幼少期から今までのたけとの思い出を浮かべて涙し、

たけを馬の背に乗せて里まで見送って行くのでした。

この場面は井伊直虎を初めから見ている人にはかなり感動的な別れのシーンといえ、

今回最大の見どころでもあるので、是非ご覧あれ。

 

おんな城主・井伊直虎第24話の見どころその4:直虎の外交政策

 

直虎は井伊谷(いいのや)へ帰ると小野政次と碁を打ちながら語っておりました。

直虎は政次へ「私を支えるために身命を賭してくれる者ばかりが、

井伊家にはいっぱいおる。たけも私をしっかりと支えてくれた一人だ。

私も井伊家当主としてしっかりしなくてはならないな」と述べます。

すると政次も「左様ですか。たけが里へ帰りましたか。」と感慨深けに言いながら、

パチリと碁石を打ち込むのでした。

そして直虎は「そこでじゃ政次。

桔梗(ききょう)と北条家との縁談を行いたいと思っているゆえ、

この手紙を北条へ送ってもらいたいのじゃ」と井伊家の当主らしい面持ちで、

井伊家の今後の外交展開を披露。

政次は破顔して「直虎様。中々いい手をおうちになさる。早速手配しましょう」と

直虎の外交政策に賛成します。

こうして直虎は今までのように井伊谷のことだけを考えているのではなく、

他国にも接近していくための布石を打っていくことになるのです。

直虎が北条家に対して外交の布石を打っていた頃、

徳川家では家康と瀬名姫の息子である竹千代(たけちよ)と

信長の娘である徳姫(とくひめ)との婚姻が成立。

この竹千代と徳姫との縁談が、後年徳川家に対して怨恨を残すことになるのですが、

このお話は大河ドラマで描かれることでしょう。

 

大河ウォッチャー黒田レンの独り言

 

今回は井伊家、徳川家、織田家、今川家の四家にとって非常に重要な話となっております。

まず徳川家と織田家ですが家康の嫡男・竹千代と信長の娘・徳姫(とくひめ)が、

婚姻したことによって織田家と徳川家の同盟関係は以前より強固なものになります。

そして井伊家も新野の桜を庵原家と婚姻させたことによって、

今川家との従属関係が強固なモノになっていくことになります。

徳川は信長と同盟を強固にしたことによって東から攻撃をされることがなくなり、

遠江・駿河地方へ全力を注ぐことが出来る状態となり有利な同盟と言えるでしょう。

しかし今川と井伊の従属関係が強固になったことは、

井伊家とってメリットばかりではありません。

今川家との同盟関係を破棄した武田家が駿河へ侵攻してきた際、

井伊家=今川の味方と見られてしまい、

武田家から敵とみなされることになり井伊家の立場が危うくなります。

また遠江攻撃を目論んでいる徳川家からも井伊家は今川に味方していると認識され、

有利となる点は少ない縁組をすることになってしまうのでした。

今川は風前の灯火に近い状態ですので井伊家が早々に徳川、

もしくは武田と手を組んで家名維持を図るのか。

それとも庵原朝昌に「沈む寸前の泥船(今川家)を見捨てるのではなく、

泥船を強固な物にすることも必要なのではないのでしょうか」と提案されたように

今川家との主従関係を継続して今川の味方を続けていくのか。

はたして井伊家はどのような外交を展開していくのか。

今後の大河ドラマおんな城主・井伊直虎から目が離せなくなってきますね。

 

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黒田廉(くろだれん)

黒田廉(くろだれん)

三國志が大好きです。オススメのマンガは曹操を描いた蒼天航路がオススメです。三國志の小説のオススメは宮城谷昌光氏が書いた三國志です。好きな食べ物はマグロ、ぶり、アジが大好きな猫です。

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