【おんな城主・井伊直虎を見逃した方へ】第28話「死の帳面」の見どころ紹介

2017年8月6日


 

 

井伊家を守るために日夜奮闘している井伊直虎(いいなおとら)。

井伊直虎は井伊の領地に近い気賀(きが)を手にいれるための策を

瀬田の方久(せたのほうきゅう)から進言されます。

直虎は今川を動かすための策を閃くとすぐに方久に命じて行動を起こさせます。

その結果今川は気賀を井伊に任せることに。

こうして直虎は合戦することなく領土を手に入れることに成功します。

井伊が気賀を任せられることになって喜んでいた頃、

今川は危機的状況に追い込まれているのでした。

今川が危機的状況に追い込まれた事によって井伊にも危険が迫った今回の大河ドラマ・

井伊直虎の見どころをご紹介していきましょう。

 

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監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。戦略設計から実行までの知見を得るためにBtoBプラットフォーム会社、SEOコンサルティング会社にてWEBディレクターとして従事。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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「死の帳面」の見どころ紹介その1:方久が城主へ

 

井伊直虎は気賀を今川から任せられ気賀で築城していた城が完成したことで、

井伊家の家中は大いに喜んでおりました。

そして直虎は城が完成した事と井伊家が気賀を任されることになった事、

二つをお祝いする為気賀でパーティを開催することに。

このお祝いの席には気賀の商人達や井伊家家中の者などが集まって、

ドンチャン騒ぎをしておりました。

そんな中、井伊直虎は瀬田の方久を呼び寄せて

「方久。お主にこの気賀の城主を任せることにするから。」と命令を出します。

方久は驚いておりましたが気賀の商人達も賛成していることから、

直虎の命令をかしこまって受けるのでした。

そしてこの宴会の席には龍雲丸一行も訪れており、

終始ドンチャン騒ぎを繰り広げるのでした。

井伊家は気賀を手に入れて大喜びしておりましたが、

今川家では大変なことが起きておりました。

 



「死の帳面」の見どころ紹介その2:寿桂尼の奔走

 

今川家では長年の同盟者であった武田信玄(たけだしんげん)がある行動に出たせいで、

大変なことが起きておりました。

信玄は今川の娘と結婚した嫡男・武田義信を謀反の罪によって処刑。

この知らせをきいた今川氏真(いまがわうじざね)はイライラして当たり散らしておりました。

寿桂尼(じゅけいに)はそんな氏真へ

「武田に残っている私の孫娘を取り返しに行ってきます」と言い残して信玄の元へ。

信玄は今川の使者である寿桂尼から「孫娘を返してくだされ」とお願いします。

しかし信玄は「返したいんだが。あの子が今川へ帰りとうないと言うからのう」と

誰にでもわかるような嘘をついて返還することを拒否。

この言葉をきいた寿桂尼は激怒して信玄の元を去り、

武田・今川の同盟国である北条家(ほうじょうけ)に

外交的圧力を武田家にかけてくれるように協力を要請。

北条家は寿桂尼の要請を快く受けて、

武田家へ今川の娘を返還するように要請を出します。

武田信玄は北条家からの要請を断る事をせずにすんなりと受けて、

今川の娘を返還することに同意。

こうして今川の娘は駿府館(すんぷやかた)へ帰ってくることになります。

しかし寿桂尼は孫娘が帰ってきたことによって今川と武田の関係が改善されないと考え、

武田の宿敵である越後の龍・上杉家と同盟を結ぶ為、越後(えちご)へ向かいます。

こうして寿桂尼の奔走によって今川家と上杉家の同盟は成立することになりますが、

寿桂尼が患っていた心臓病が再発してしまうのでした。

今川家は寿桂尼がいたからこそボンクラ当主と言われている今川氏真でもなんとか持っておりましたが、

寿桂尼が居なくなってしまえば今川家を支えることのできる人物がいなくなり、

家臣や今川家に従属していた豪族達があいつで離反し、

危機的状況に追い詰められるのは目に見えておりました。

寿桂尼は今川の危機を回避するため各地の豪族達と会見していきますが、

その一方でデスノートを作成していたのでした。

その頃井伊家でもある決断がされておりました。

 

「死の帳面」の見どころ紹介その3:直虎と政次の決断

 

井伊直虎はパーティを終えて井伊谷(いいのや)に帰還。

井伊家の初代が生まれた井戸へ向かって気賀築城の報告をするべく向かうと

その場に井伊家の家老・小野政次(おのまさつぐ)が先にいました。

政次は直虎がやってくると「そろそろ井伊も戦支度をしたほうがいいかもしれません。」と

直虎へ進言します。

井伊直虎は政次へ「どうしてじゃ。今川と武田の関係は改善したのではないのか。」と

当然の疑問をぶつけます。

すると政次は「表面上は今川と武田の関係は改善されましたが、

寿桂尼様が亡くなれば今川と武田は全面戦争となりましょう。

そうなれば今川から戦の参加要請が井伊にやってくるでしょう。」と

直虎へ状況を説明します。

直虎は政次の意見を聞いて「そうか。こちらもそろそろ今川に見切りを付ける時が、

やってきたのじゃな」と述べます。

そして井伊直虎と小野政次は龍潭寺(りゅうたんじ)の南渓和尚(なんけいおしょう)の元で、

今後の井伊家の方策を練るのでした。

さて井伊家の今後の方針は今川を裏切って武田につくのか。

それとも徳川について今川と敵対するのか。

いったいどのようになっていくのでしょうか。

 

「死の帳面」の見どころ紹介その4:寿桂尼がつけていたデスノートとは

 

井伊直虎と小野政次が井伊家の今後を話し合っている頃。

寿桂尼は自らの死期を悟ると今川家の家臣や各地の豪族達の名前をノートに書いていき、

バツやマルをつけておりました。

寿桂尼がノートにつけたマルはバツにはどのような意味があるのか。

寿桂尼は豪族の名前の上にバツがついているのは、

今川へ謀反を企む可能性を含んでいることから粛清したほうがいい人物。

そしてマルがついているのは今川へ忠誠を尽くしてくれる人物であるそうです。

寿桂尼が作成していたのは戦国時代版のデスノートと言っていいでしょう。

今川氏真は寿桂尼からノートを見せられて説明を受けると早速粛清を開始。

こうして幾人もの家臣や豪族達が処刑されていきます。

今川氏真の粛清が行われている中、

寿桂尼は井伊直虎へ「駿府館で最後になるかもしれないからお話したいんだ。」と

手紙を送ります。

井伊直虎は寿桂尼から届いた手紙を読んで駿府館へ向かうことに。

寿桂尼と直虎の会見が井伊家に最大の危機をもたらすことになろうとは、

井伊直虎や小野政次、南渓和尚も全く気づきませんでした。

 

大河ウォッチャー黒田レンの独り言

 

さてさておんな城主・井伊直虎もやっと戦国時代らしくなってきました。

今川家が治めていた東海地方は今川氏真のパパ・今川義元が統治していたため、

大きな事件も起きずに平穏な時代を過ごしておりました。

だが今川義元が織田信長に桶狭間で討ち取られてから、

今川の領内や臣従してきた豪族達に不安が生じることになります。

一番早く行動を起こしたのは徳川家で、

義元が亡くなった後今川から速攻で独立しております。

しかし井伊家や他の弱小豪族達は徳川のように反旗を翻すことなく、

なあなあで今川に服従しておりました。

なあなあでも今川に豪族達が服従していたのは寿桂尼の政治力のおかげでしたが、

今回のおんな城主・井伊直虎で寿桂尼が心臓病を再発してしまい、

亡くなる可能性が極限に高まってきております。

もし寿桂尼が亡くなれば東海地方で今川に臣従していた豪族達の運命も

激変することになるのは必然と言えるでしょう。

この今川に臣従していた豪族達の中にはもちろん井伊家も含まれ、

井伊直虎の方針一つで今後の井伊家の危機的度合いが変化することになり、

今回の大河ドラマ・おんな城主井伊直虎は、

非常に重要な回と言えるのではないのでしょうか

 

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黒田廉(くろだれん)

黒田廉(くろだれん)

三國志が大好きです。オススメのマンガは曹操を描いた蒼天航路がオススメです。三國志の小説のオススメは宮城谷昌光氏が書いた三國志です。好きな食べ物はマグロ、ぶり、アジが大好きな猫です。

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