ログイン | 無料ユーザー登録


キングダム
徐庶


はじめての三国志

menu

三国志の雑学

【忠臣・魏延に迫る】何で劉備は魏延をあれほど重用したの?

呉懿と魏延


はじめての三国志コメント機能バナー115-11_bnr1枠なし

 

ハイ、それでは、三国志の世界をいろいろな角度から掘り下げていく

「ろひもと理穂の三国志・人材抜擢!」のコーナーです。

 

 

人の上に立って成功するリーダーは、「人を見抜く目」を持っているものです。

「将来性はどうなのか」

「口先だけでなく本物の力を持っているのか」

「信頼できるのか」などなど。

特に群雄割拠の戦国の世の中ではそういった目を持っていなければ

生き残ることすら難しかったのではないでしょうか。

 

誰を抜擢するのかは、その組織の成長や成功のカギを握っていると共に、

リーダーの器量を示しています。

今回は「魏延」を抜擢した「劉備」について考察してみましょう。

はじめての三国志全記事一覧はこちら

関連記事:裏切りイメージが悪影響か?魏延の墓は破壊されてしまった?


この抜擢は凄い

 

日本でもこの人材抜擢は凄いというケースはいくつもありますね。

氏素性もはっきりしないような木下藤吉郎(後の豊臣秀吉)を抜擢した織田信長が良い例でしょう。

薩摩藩の下級武士だった西郷隆盛を抜擢した藩主・島津斉彬も見事でした。

織田信長は豊臣秀吉の活躍もあり、天下統一目前まで勢力を拡大しましたし、

島津斉彬は病没していましたが、西郷隆盛が属する薩摩藩は倒幕に成功して明治政府を樹立しています。

 

驚くべき大逆転劇を演じる勢力のリーダーたちは、卓越した目を持っており、

さらに、他の家臣の反対を押し切ってでも自分の目を信じてその人材抜擢を敢行しています。


魏延の抜擢

 

蜀の猛将・魏延劉備に抜擢され、周囲を驚かせたのは219年のことです。

三国志ファンにとってはまさに「波乱の219年」です。

1月には魏の名将・夏侯淵黄忠に討たれました。

7月には劉備が漢中王に即位しています。9月には鄴の都で魏風が反乱を画策し失敗。

12月には関羽孫権に背後を突かれて捕らえられて処刑されました。

そして孫権曹操に臣従したのです。

この「波乱の219年」に魏延は、「漢中太守」に抜擢されています。

諸葛亮との相性を考えると、諸葛亮が魏延を重用するように進言したとは考えられません。

三国志演義」ではむしろ魏延の「反骨の相」を見て、諸葛亮は処刑しようとしています。

そこで取り成ししたのが劉備という設定です。

漢中太守に魏延を当てたのは、やはり劉備の考えだったのではないでしょうか。

 

北伐の真実に迫る

 


張飛を押しのけて漢中太守となる

 

なぜ魏延が漢中太守に任ぜられたときに周囲は驚いたのでしょうか。

それは劉備の領土の重要拠点が漢中だったからです。

同様に重要拠点だった荊州の江陵は古参の関羽に任せています。

周囲は当然のように漢中を守るのは同じ兄弟分である張飛だと考えていたのです。

実際に漢中攻略に張飛は参加しています。

 

もちろん張飛には部下を鞭打つというパワハラ癖がありましたから、

適任とはいえませんが、長く苦楽を共にしてきた義兄弟です。

魏延は劉備が荊州に移ってから配下に加わっていますので、張飛と比較するとはるかに新参者です。

益州侵攻で功績をあげたとはいえ、まだまだ周囲の評価は低かったはずです。

そんな中で劉備は張飛ではなく魏延を漢中太守に抜擢しています。

恐らく魏延を最も高く評価していたのが主君である劉備だったということではないでしょうか。

 

関連記事:魏延を倒した楊儀は孔明が亡くなった後どうなったの?

関連記事:諸葛亮が魏延に言った「反骨の相」ってどんな頭の形なの?


  

 

三国志ライターろひもと理穂のまとめ

 

三国志演義」では劉表配下の魏延は反乱を起こした後に劉備陣営に加わっていますが、

「三国志正史」の記載によると、どこかの勢力を裏切って劉備に仕えたわけではないようです。

どうも魏延というと「裏切り者」のイメージが強いですが、

冷静に考えてみると、生涯を蜀漢のために尽くした忠臣なのかもしれません。

劉備亡き後の蜀軍を支えたのは諸葛亮と魏延であることは間違いないでしょう。

諸葛亮に対して「三顧の礼」で迎えた劉備。

同じくらいの期待を若き猛将に寄せていたのかもしれませんね。

自分の目を信じた劉備の抜擢は、決して間違ってはいなかったのではないでしょうか。

 

はじめての三国志全記事一覧はこちら

関連記事:益州の牧・劉璋の配下で最強の武将は誰か?魏延や黄忠を打ち破ったあの武将

関連記事:【正史三国志から見る】謀反人にされてしまった魏延は本当に反逆するつもりだったの?

 

-古代中国の暮らしぶりがよくわかる-

 


 

ろひもと理穂

ろひもと理穂

投稿者の記事一覧

三国志は北方謙三先生の作品が一番好きです。

自分でも袁術主役で小説を執筆しています。ぜひこちらも気軽に読んでください!

好きな歴史人物:

曹操、蒲生氏郷

何か一言:

袁術は凄いひとだったかもしれませんよー!!

関連記事

  1. ただの女好きじゃない!?最期の時まで妻達に愛情を見せた曹操
  2. 【三国志RPG】DRAGON BLADE(ドラゴンブレイド)第2…
  3. 三国時代やキングダムの時代にもお風呂はあったの?
  4. 周昭が諸葛瑾をベタ褒め 孫権の部下に三君有り!孫呉三君とはいったい誰を指すの?
  5. 孔明のテントがある野外のシーン 【はじめての孫子】第11回:兵は多きを益ありとするに非ざるなり。…
  6. 三国志ライター黒田レン 孫呉が天下統一できる可能性が2回もあった!?黒田レンの考察
  7. 種子島を目指す衛温 不老不死の妙薬を求めて? 孫権の倭国(日本)遠征計画
  8. 李儒と三国志 三国志を簡単に説明!そもそも三国志ってどんなもの?

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

CAPTCHA


google検索フォーム

過去記事を検索できます

ピックアップ記事

  1. 孫権の娘が大喧嘩 孫魯班、孫魯育
  2. 燃える本能寺
  3. 曹丕に喧嘩を売る曹植と楊脩
  4. ジャンヌ・ダルク
  5. 貂蝉
  6. 張飛の男気人生
  7. キングダム 戦国七雄地図

おすすめ記事

  1. 【有料記事】董卓が長安に遷都したのは韓遂のせいだった? 司馬朗と董卓
  2. 【シミルボン】バカっぽい?酒を煮て英雄を論ずは、もう少し知的だった 曹操と曹丕
  3. はじめてのプロ野球(三国志風)日本のプロ野球は人材の宝庫? 野球をする曹操と関羽と呂布
  4. 周倉は赤兎馬並みにハイスペックだった!周倉の化け物伝説を紹介 赤兎馬に乗った関羽に出会う周倉
  5. 王昭儀列伝|曹操に最も寵愛された女性 王昭儀
  6. 【留年っていいな♪】 魏の大学には落第生ばかり!!その意外な理由とは? 三国志大学 曹操

三國志雑学

  1. 曹植
  2. 孫権と張昭
  3. 山頂に陣を敷いた馬謖
  4. 孔明


“ながら三国志音声コンテンツ開始" “忘年会企画" “はじめての三国志Youtubeチャンネル" “誤字・脱字・誤植などの報告フォーム" “はじめての三国志コメント機能" “読者の声"

はじめての三国志 書籍情報

朝まで三国志 三国志最強のワルは誰だ (桃園出版 三国舎)

著:kawauso 価格480円
※Kindle読み放題対応

ピックアップ記事

  1. 袁術
  2. 関羽千里行 ゆるキャラ
  3. 石亭の戦いで交える曹休と周魴(しゅうほう)
  4. キングダム
  5. 董卓
  6. 王威

おすすめ記事

三国志では欠かせない攻城と防御の13のテクニック 三国志の時代の防犯はどんな方法があったの?三国志時代の犯罪防止法! 99話:荊州を餌に孫権に合肥を攻めさせる劉備 前漢の外交官・張騫(ちょうけん)は大月氏と同盟を結ぶために西の国へ 劉寵と袁術 マイナーですまん!袁術に滅ぼされた陳王 劉寵(りゅうちょう) 李典 永遠の副官 李典(りてん)の二番手人生を徹底紹介 ゴールデンカムイネタバレ予想 125話『実りの季節』 玉璽を見つけた孫堅 孫堅が洛陽で拾った玉璽の話は呉による捏造だった!?

はじさん企画

“if三国志" 英雄の死因 “三国志とお金" “はじめての漢王朝" “はじめての列子" “はじめての諸子百家" “龍の少年" “読者の声" 袁術祭り
李傕祭り
帝政ローマ
まだ漢王朝で消耗してるの?
HMR
ライフハック
君主論

ビジネス三国志

ながら三国志音声コンテンツ
春秋戦国時代
日常生活
架空戦記
北伐
呂布vs項羽
英雄の武器 編集長日記
はじめての三国志TV
“曹操孟徳" “黄巾賊" “赤壁の戦い" “THE一騎打ち" “夷陵の戦い" “kawausoのぼやき記事" “よかミカンのブラック三国志" 英雄の墓特集 誤字・脱字・誤植などの報告フォーム はじめての三国志コメント機能
“西遊記"

“三国志人物事典"

“はじめての三国志コメント機能"
PAGE TOP