曹操孟徳特集
朝まで三国志悪




はじめての三国志

menu

三国志の雑学

魏延を倒した楊儀は孔明が亡くなった後どうなったの?

この記事の所要時間: 25




 

孔明から事務処理能力の高さを愛された楊儀(ようぎ)

孔明亡き後、蜀軍の退却において魏延(ぎえん)の妨害に会いますが見事に退却戦を行います。

さて彼は蜀軍を退却させ対立していた魏延を倒したのですが、

彼は蜀で出世することができたのでしょうか。

 

はじめての三国志全記事一覧はこちら

関連記事:三国志探索・蜀の楊儀ファンはいるのだろうか?生き方が不器用な楊儀




蜀軍撤退貢献した楊儀

 

楊儀は孔明から「私が亡くなったら蜀軍を率いて益州へ帰還せよ」と命令を受けます。

この命令を受けてから数日後孔明は亡くなってしまいます。

楊儀は孔明の命令を遂行するため、

蜀軍の総大将として蜀軍を率いて益州へ撤退を開始。

しかし蜀軍総退却に反対していた魏延は指揮下の軍勢を先回りさせて、

楊儀率いる蜀軍の撤退を妨害。

楊儀は蜀軍の撤退を行う最中、部下であった馬岱(ばたい)に

魏延の指揮下に入って、チャンスを見つけて彼を殺害せよ」と命令。

馬岱は楊儀の命令を受けて密かに魏延に加わることになります。

楊儀はその後魏延の妨害に会いながらもなんとか蜀軍を総退却させることに成功。

魏延は密命を受けた馬岱によって殺害されることになります。




孔明の跡を継ぐのは俺しかないでしょ

 

楊儀は蜀軍の総退却の成功と孔明の北伐戦で積み上げてきた功績を鑑みて、

孔明死後彼の跡を継いで蜀の政治を行っていくのは、

自分しか居ないと思い込んでおりました。

しかし結果は楊儀の思惑と違いました。

孔明死後蜀の政治を担うトップに就任したのは彼の同僚であった蔣琬(しょうえん)でした。

 

北伐の真実に迫る

 

孔明はなぜ楊儀を後任にしなかったのか?

 

孔明は楊儀に軍の編成や北伐戦が行われた際、

軍の兵糧がどの程度毎日消費されているか調査する事務能力に秀でていた事から

彼の才能を愛しておりました。

孔明はそのため将軍の位を与えると共に北伐戦を行う時には、

必ず彼を従軍させておりました。

しかし孔明は彼を自分の後継者として任命していませんでした。

その理由は彼の性格にありました。

正史三国志蜀書によると楊儀の性格は狷介(けんかい=頑固で自らの信じることを曲げず、

他人に対して心を開かないこと)で偏狭な人物であったそうです。

そのため孔明は彼を後継者として任命することをしなかったようです。

 

愚痴をいいまくる

 

蔣琬が蜀の政権を担うトップとして君臨することになると楊儀は、

担当する職務のない閉職に異動する事になります。

費禕(ひい)は楊儀が不満を持っているに違いないと感じていつも彼の元を伺い、

愚痴を聞いておりました。

楊儀は費禕に対して「なんで俺が孔明様の跡を告げないんだよ」と

愚痴ばっかり言っていたようです。

費禕はいつもように職務を終わらせると楊儀の元に行きましたが、

この日の楊儀はいつもと違い彼に「五丈原(ごじょうげん)で

孔明様が亡くなり蜀軍の総退却を行ったとき、

もし魏延の味方をしていれば俺がこんなに落ちぶれることはなかったであろう」と述べます。

楊儀のこの言葉を聞いた費禕は楊儀の家を去った後劉禅(りゅうぜん)に楊儀の言葉を密告。

この言葉を聞いた劉禅は彼を庶民に落として僻地へ赴かせることになります。

 

関連記事:【正史三国志から見る】謀反人にされてしまった魏延は本当に反逆するつもりだったの?

 

三国志ライター黒田レンの独り言

 

楊儀は僻地に家族と一緒に行くことになりますがこの地で再び劉禅に上奏。

劉禅は楊儀が書いた上奏文に目を通すと上奏文の内容が、

群臣達の批判に満ち溢れていたことからポンコツ劉禅もさすがに激怒。

すぐに楊儀を逮捕して処刑することにします。

こうして楊儀は残念な最後を迎える事になるのです。

彼がおごることなく謙虚な人物であれば蜀にとってもかなり有益な人物であったと

言えるのではないのでしょうか。

 

参考文献 ちくま文芸文庫 正史三国志蜀書 今鷹真・井波律子著など

 

はじめての三国志:全記事一覧はこちら

関連記事:蜀の勇将・姜維は司馬昭に嵌められ無念の最期を遂げる?

関連記事:【三国志演義】孔明が残した錦嚢策(きんのうのさく)って一体なに?

 

—古代中国の暮らしぶりがよくわかる—

 




 

黒田廉(くろだれん)

黒田廉(くろだれん)

投稿者の記事一覧

横山三国志を読んだことがきっかけで三国志が好きになりました。
その後の日本史・中国史を学びました。
またいろいろな歴史小説を読んでおります。
現在はまっている歴史小説は宮城谷昌光氏の劉邦です。

歴史人物:

張遼、孟嘗君、張作霖など

何か一言:

今年も頑張ってはじさん盛り上げていくにゃー!!

関連記事

  1. 袁術大助かり!漢の時代に盛んになった養蜂を分かりやすく解説
  2. 織田信長の父・「尾張の虎」こと織田信秀の前半生に迫る
  3. 軍略にも才能を発揮した蒋済(しょうさい)の進言集
  4. 【ネオ三国志】第5話:兗州騒乱の終結と天子の擁立【蒼天航路】
  5. 程昱(ていいく)ってどんな人?気性の荒いおじいちゃん
  6. 尼子晴久(あまごはるひさ)とはどんな人?毛利家最大の敵として立ち…
  7. 三国志と水滸伝の違い、あなたは説明できますか?
  8. 「高平陵の乱」を蜀の丞相の費禕はどう評価したの?蜀から見る魏のク…

google検索フォーム

過去記事を検索できます

ピックアップ記事

おすすめ記事

  1. 銃は中国で発明されたものだった?「アンゴルモア」にも登場した火薬兵器
  2. みんな大好きウ◯チの話!三国志時代のトイレ事情
  3. 華歆(かきん)とはどんな人?孫呉の英雄達に仕えた文官
  4. 朝まで三国志2017 三国志の最強軍師は誰だ! 第17部
  5. これは意外!董卓が殺されたのは并州人 vs 涼州人の対立の結果?
  6. 【解煩督】呉にだっているぜ!解煩、敢死、無難、様々な特殊部隊

三國志雑学

“広告募集"

はじめての三国志 書籍情報


著:kawauso 価格480円
※Kindle読み放題対応

ピックアップ記事

おすすめ記事

暴漢・董卓は後漢王朝を安定させようと努力していた! 橋本左内の書籍にはどんなものがあるの? 驚愕!蜀漢の塩の精製が意外にハイテクだった! 【さんすま】三国大戦スマッシュ! 第5回 ついにあの武将が「覇王化」!! 【真・三國無双8】新キャラ周倉(しゅうそう)とはどんなキャラ?実際に存在した人? 魏の諸葛誕が反乱に失敗した原因ってなに? 【朝まで三国志 2017】諸葛亮参戦のお知らせ 韓宣(かんせん)とはどんな人?曹植が口喧嘩して勝つことのできなかった人物

おすすめ記事

  1. 【おんな城主・井伊直虎を見逃した方へ】第十五話「おんな城主対おんな大名」の見どころ紹介
  2. 荀彧だけじゃない!?王佐の才と呼ばれた漢を紹介!
  3. 【李傕・郭汜祭り 4日目】献帝帰還の功労者の惨めな最期 張済(ちょうさい)
  4. 【シミルボン】元祖、褒めて伸ばす!曹操のヨイショ作戦が止まらない
  5. 【週間まとめ】はじめての三国志ニュース10記事【2/29〜3/6】
  6. 徐栄(じょえい)とはどんな人?曹操と孫堅を破った董卓軍の隠れた名将
  7. 24話:呉・三国志 孫堅のあっけない最期
  8. 【さんすま】三国大戦スマッシュ! 第2回 三国志マニアも喜ぶ豊富なキャラ!

はじさん企画

袁術祭り
李傕祭り
帝政ローマ
広告募集
まだ漢王朝で消耗してるの?
HMR
ライフハック
君主論

ビジネス三国志
春秋戦国時代
日常生活
曹操vs信長
架空戦記
ライセンシー
北伐
呂布vs項羽
編集長日記
はじめての三国志TV
“曹操孟徳" “黄巾賊" “赤壁の戦い" “THE一騎打ち" “夷陵の戦い" “kawausoのぼやき記事" “よかミカンのブラック三国志"
“水滸伝"
PAGE TOP