【出身州別】三国志キャラの性格診断 第三回:青州(せいしゅう)、涼州(りょうしゅう)、并州(へいしゅう)編

2018年2月13日


 

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中国は、EU加盟国がぜんぶすっぽり入ってしまうほど大きな国。

地域によって気候も文化も人情も、ものすご~く違います。

出身州別 三国志キャラの性格診断。

前回までに全十三州のうちの五州をご紹介し、

今回は第三回目です!

 

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監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。戦略設計から実行までの知見を得るためにBtoBプラットフォーム会社、SEOコンサルティング会社にてWEBディレクターとして従事。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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No.6 青州(せいしゅう)出身――太史慈(たいしじ)

 

青州(せいしゅう)は現在の山東省にありました。

青州出身の太史慈(たいしじ)は、かつて自分が故郷にいられない事情があった時に

孔融(こうゆう)が故郷の母親のめんどうを見てくれたことがあったため、

孔融が外敵に攻められピンチの時に太史慈が城の包囲を破って

劉備(りゅうび)のところまで救援を求めに行き、孔融の旧恩にきっちり報いたナイスガイ。

後に、孫策(そんさく)に捕らえられ降伏した際、いったん解放してくれれば

散り散りになった部下を集めてまた戻って来ると約束して孫策のもとを離れ、

そのまま逃げてしまうこともできたのに約束通りちゃんと部下を集めて

孫策のもとに戻りました。

さて、その太史慈の出身地である山東の人たちの特徴は、

体格がよく、声も大きく、性格は豪快。

主君に忠実で、利を軽んじ名を重んじる。

地元愛が強く、どこへ行っても地元の方言でしゃべる。

【体格がよく】は当たってますね。太史慈は身長が七尺七寸、当時としては大柄です。

【利を軽んじ名を重んじる】も、律儀な彼にピッタリ。

 



No.7 涼州(りょうしゅう)出身――董卓(とうたく)

 

涼州(りょうしゅう)は、現在の甘粛省と寧夏回族自治区一帯です。

涼州出身の董卓(とうたく)は、後漢(ごかん)末期のゴタゴタに乗じて

地元の精兵を率いてエイヤッと都にやってきて、皇帝をすげ替えたり、

言うこと聞かない役人や太后を殺したり、都の金持ちの家を襲って

金品を奪ったりして、最後は呂布(りょふ)に殺された人。

さて、董卓の出身地、甘粛の人の特徴は、

過度に保守的で活気がなく、新しいことをめったにしない。

新しいものに接することを怖がる。

りんごほっぺで体が丈夫、めったに風邪をひかない。

【過度に保守的】ですか?

いけいけドンドンの董卓さんのイメージと違いますね。

体が丈夫だったことは間違いなさそうですが。

甘粛省はとっても寒いので、そういう土地で馬を乗り回していた

董卓さんはきっと可愛いりんごほっぺだったことでしょう。

まだ漢王朝で消耗してるの?

 

 

No.8 并州(へいしゅう)出身――呂布(りょふ)

 

并州(へいしゅう)は、現在の山西省、河北省、内モンゴル自治区にまたがっていました。

并州出身の呂布(りょふ)は、上司の丁原(ていげん)を殺して

董卓に仕え、董卓を殺してあれこれあってフリーになり、

あちこちに身を寄せては裏切ったり仲直りしたりと

叛服(はんぷく)常なき生涯を送った最強武将。

現在の内モンゴル自治区の出身です。

さて、内モンゴルの人たちの特徴は

体型は荒々しく強壮、眼力があり、声が大きく力持ちで猛々しい。

心根は善良で暖かみがあり、性格は豪快で爽やかだが、

よこしまな心も少しは持っている。

愛することも恨むこともしっかりやる。

反骨精神があり、短気で荒っぽい。

おおっ、これは呂布のイメージまんまですね。

【愛することも恨むこともしっかりやる】は、

三国志演義で董卓のものになった貂蝉(ちょうせん)

手を出して董卓ともめた挙げ句、王允(おういん)にそそのかされて

董卓を殺しちゃったというお話を思い起こさせます。

正史にも董卓の侍女と密通してたという話はありますね。

愛情で動いちゃう人だったんですよ、きっと。

 

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三国志ライター よかミカンの独り言

 

内モンゴルの人たちの特徴は、呂布をそのまんま描写したような内容でしたね。

出身州別 性格診断、次回は幽州(ゆうしゅう)の劉備(りゅうび)

益州(えきしゅう)の甘寧(かんねい)、交州(こうしゅう)の士燮(ししょう)です。

お楽しみに!

 

次回記事:【出身州別】三国志キャラの性格診断 第四回:幽州(ゆうしゅう)、益州(えきしゅう)、交州(こうしゅう)編

 

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よかミカン

三国志好きが高じて会社を辞めて中国に留学したことのある夢見がちな成人です。 個人のサイトで三国志のおバカ小説を書いております。 三国志小説『ショッケンひにほゆ』 【劉備も関羽も張飛も出てこない! 三国志 蜀の北伐最前線おバカ日記】 何か一言: 皆様にたくさん三国志を読んで頂きたいという思いから わざとうさんくさい記事ばかりを書いています。 妄想は妄想、偏見は偏見、とはっきり分かるように書くことが私の良心です。 読んで下さった方が こんなわけないだろうと思ってつい三国志を読み返してしまうような記事を書きたいです!

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