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【驚愕の事実】三国志ではなく五国志だった!士燮(ししょう)勢力の台頭

梁興 馬騰
この記事の所要時間: 88




三国志地図

 

中華に魏・呉・蜀の三つの国ができたことがきっかけで三国志と呼ばれることになりますが、

実は魏・呉・蜀の三つの国以外にもう二つ国があったことをご存知でしたか。

その国は北の春秋戦国時代で言うところの燕と呼ばれる国に割拠していた公孫氏(こうそんし)と

孫呉の南に位置して越南地方や現在の広州と呼ばれる地域を支配していた士氏(しし)。

彼らを合わせて五国志と呼べるのではないのでしょうか。

今回は越南地方を支配していた士氏一族の棟梁であった

士燮(ししょう)をご紹介していきたいと思います。

 

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洛陽で学ぶ

photo credit: Verneigung via photopin (license)

photo credit: Verneigung via photopin (license)

 

士燮は日南太守であった父からの援助を得て、洛陽(らくよう)で勉学に励みます。

彼は色々な勉学を学んでいくのですが、

この時に「左氏春秋(さししゅんじゅう)」と呼ばれる歴史書を読んで学びます。

その後彼は洛陽での学問が終わると、

荊州の南郡にある巫県(ふけん)の県令の役職に就任。

この巫県時代に実績を積んだ事がきっかけとなり、交州の太守へ昇進することになります。




乱れた交州を立て直そうと考えるが・・・

氐族

 

士燮が交州の太守として赴いた時交州の刺史が、

異民族の攻撃に遭って殺害されてしまいます。

そのため士燮は交州に入る前に道々で兵を募兵した後、

交州に入り異民族を片っ端から討伐。

彼は寝る間も惜しんで異民族討伐に明け暮れたおかげで、

交州から異民族の姿がなくなります。

しかし異民族討伐の戦を各地で繰り広げてしまった結果、

民衆が耕していた土地がボロボロになってしまいます。

そのため彼は一人で広大な交州各地の民政を見るよりは、

弟や息子達に交州の各県に配置することで、

民政を素早く立ち直ることができるのではないかと考え、

朝廷に弟と息子達へ交州各地の太守にしたいとの希望を申請します。

この民政を早期に復興させようとする考えの他にもう一つ彼には計画していることがありました。

 

交州を自らの一族で固めることに成功する

 

朝廷は士燮の願いを受け入れて、彼の一族を交州各地の太守へ任命します。

このおかげで異民族討伐で起きた戦で荒れた土地が回復していくことになります。

また士燮が考えていた計画も成功することになります。

その計画は一族で交州を支配することです。

この計画を朝廷が知る由もなく、彼の要請を叶える形になるのです。

見た目は漢の朝廷にしたがっているふりをしているようにしていますが、

実際の交州は士燮を党首として独立勢力に近い形で統治しておりました。

 

戦乱を避けてきた中原の人々を受け入れる

 

士燮はこうして中原の混乱から遠い交州で独立性を持った太守として、政治を行っていきます。

彼は交州いる民衆に対して優しい統治を行ったことで民衆からも支持も有り、

しっかりと交州の土地を収めていくことになります。

また中原の人々は戦乱が相次いでいることから、交州の混乱のない土地であるとの噂を聞き、

次々と中原から民衆が避難してきます。

士燮は彼らを快く受け入れたことで、

交州の人口は増えて農業や商業などの生産力も増加していくことになります。

こうして着実に力を蓄えていくことに成功していきます。

 

朝廷に目をつけられないようにする為に・・・

南蛮族 儀式

 

士燮は半ば独立している状態でしたが、

朝廷から目を付けられて中原の実力者から討伐軍を差し向けられないようにするため、

色々と朝廷に対して工作を行っていきます。

彼は金や交州の南で採れた珍しい物を朝廷に贈って「自分は朝廷に忠義を尽くしている」という

アピールを行い続けます。

朝廷も士燮が毎年貢ぎ物を贈ってくる勤王の志を持った太守であると見て、

彼に交州の七つの郡の総督に任命し、忠勤に励むように指示を出します。

士燮はこうして朝廷から目を付けられることなく、

名実ともに交州の独立者としての地位を手に入れることに成功。

しかし江南に強大な勢力が出現したことによって士燮が統治していた交州にも、

戦乱が押し寄せてくることになります。

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