よかミカンの三国志入門
黄巾賊




はじめての三国志

menu

三国志の雑学

大都市西安の碑林博物館をよかミカンが見学したよ

この記事の所要時間: 31

 

 

 

始皇帝(しこうてい)(しん)帝国の首都、

三国志董卓(とうたく)跋扈(ばっこ)した街、(とう)の都、長安(ちょうあん)

シルクロードの出発点で、現在では西安(せいあん)と呼ばれています。

その西安に、私ことよかミカン、行ったことがありますので、

どういう場所だったかご紹介させて頂きます。

 

はじめての三国志全記事一覧はこちら

関連記事:モンゴルの漢族支配から生まれた名物料理「刀削麺」

関連記事:【ビジネス三国志】便利な人で終わらない重んじられる技術

 

 

西安の概要

(画像:西安大雁塔Wikipedia)

 

西安は中国の北のほう、しゃくとり虫のような形の黄河(こうが)の流れが

東に向かってカーブするポイントから西に80kmほどの地点にあります。

陝西省(ちんせいしょう)とか渭水(いすい)盆地とか言ったほうがいいんでしょうけど、

そういう言葉を聞いてピンとくる方はそもそも西安の場所をご存知ではないかと)

 

(しゅう)(紀元前千年ごろ~)のはじめのころに都がおかれていました。

後に天下統一を果たした秦帝国の首都でもあり、続く(かん)でも

最初のころは首都となっていました。

後漢(ごかん)の首都は洛陽(らくよう)でしたが、末期には三国志で

暴虐非道な人物として有名な董卓が長安への遷都を強行しています。

 

(ずい)、唐の時代にも首都であり、唐代には100万を超える人口を擁する世界最大の都市でした。

各地から使者が訪れる国際都市であり、日本からも数度にわたって遣唐使が訪れています。

長安の街の構造は日本の平城京や平安京の都市デザインのモデルとなったといわれています。

楊貴妃(ようきひ)とのロマンスで有名な玄宗(げんそう)皇帝の治世に唐は繁栄の絶頂期を迎え、

その頃の長安では李白(りはく)杜甫(とほ)などの詩人が過ごし、

遣唐使の阿倍仲麻呂(あべのなかまろ)が仕官していました。

 

現在の西安は工業都市として栄え、ITなどの先端技術にも力を入れています。

また、数々の歴史遺産を有する観光都市でもあります。

郊外には半坡(はんぱ)遺跡、兵馬俑坑(へいばようこう)永泰公主墓(えいたいこうしゅぼ)などの考古学的に興味深い遺跡や、

平山郁夫(ひらやまいくお)の絵で有名な大雁塔(だいがんとう)

玄宗皇帝が冬に楊貴妃と入り浸っていた温泉地の華清池(かせいち)

空海(くうかい)恵和(けいか)から密教の教えを受けた青龍寺(せいりゅうじ)などがあります。

(大雁塔と青龍寺は西安市街から近いです)

 

 

歴史と現代が共存する街並み

 

西安は歴史的な都市の構造を残しており、道路は東西方向と南北方向の道が交差する

マス目状で、周囲を城壁に囲まれています。

南側から見た場合の幅が3kmあまり、奥行きが2.6kmほどです。

壮麗な城壁を残した大都市である、という印象です。

城壁の下に作られたトンネルを自動車や荷車が

ふつうに往来している賑やかな様子を見ていると、

歴史の街の上にそのまま現代がある様子が感じられました。

城壁は唐代の基礎の上に(みん)代に補修されたもので、

高さは12m、てっぺんの幅は15mあり、登って散歩することができます。

レンタサイクルでも回れるようです。

 

南側の城壁中央の安寧門(あんねいもん)を入ると、真正面に鐘楼(しょうろう)が見えます。

これは街の中央部南よりに位置し、時を告げたり物見台の役割をしたりするものだったそうです。

重櫓複屋(ちょうろふくおく)という独特の建築様式で、外から見ると三階建てのようですが内部は二階建てです。

街の中にはイスラム街、骨董街、レストランの建ち並ぶ通りなど、みどころがいっぱいです。

私が一番面白かったのは「碑林(ひりん)博物館」でした。

 

時代を超えて愛される中国四大奇書「はじめての西遊記

 

すっごい碑文が無造作に並ぶ碑林博物館

 

碑林博物館は南側の城壁の文昌門(ぶんしょうもん)からすぐのところにあります。

私はなんにも知らずに何気な~くぶらぶらと行ってみたのですが、

すごいものがありすぎてびっくりしました。

2000年も昔の漢代のものや、超有名人の顔真卿(がんしんけい)の書などの石碑が、

墓石みたいに無造作にびっしり立て並べてあるんですよ。

 

歴史的に重要そうに思えるものも、カバーも何もなしで立っているものが多く、

観光客が手で触ってツルツルにしてしまえそうな感じです。

悠久の歴史を持つ中国では珍重するべき文物の基準が日本と違うのかも、と感じました。

 

世界史の教科書に載っていた「大秦景教流行中国碑(だいしんけいきょうりゅうこうちゅうごくひ)

(唐代にネストリウス派キリスト教の伝来などを記した碑)もありました。

こちらはさすがにカバーがついていました。

見上げるような大きさでした。

 

名物料理「餃子宴(ぎょうざえん)」

 

西安では粉食がさかんで、いろんな形状のおもしろ麺類を食べることができます。

しかし西安グルメで絶対外せないのは蒸し餃子です。

餃子宴(ぎょうざえん)」と呼ばれる西安の名物料理で、

いろんな味や形のかわいい蒸し餃子を味わえるコースがあります。

 

花の形、金魚の形、ヒヨコの形、などなど。見た目もかわいく味もおいしいので、

西安へ行かれたらぜひ召し上がって頂きたいです。

私は一人でランチを頂きましたが、お一人様用の「いろんなものを一個ずつ」のコースが

あったのでよかったです。

そういうコースがあるお店は多いようですので、一人旅の方もぜひトライしてみて下さい!

 

三国志ライター よかミカンの独り言

 

大昔からの都、国際都市、シルクロードの起点。

そして、歴史を感じさせる城壁と現代の先端技術が共存する西安。

歴史好きの方には居るだけで楽しい街だと思います。

おいしい蒸し餃子を食べながら楊貴妃董卓(!)に思いを馳せるのは

なかなかエキサイティングな体験でした!

 

はじめての三国志:全記事一覧はこちら

関連記事:東方明珠のへなちょこ洛陽旅行記 その1

関連記事:東方明珠のへなちょこ黄河旅行記 その2

 

転職活動に役立つ特集記事

 

 

よかミカン

よかミカン

投稿者の記事一覧

三国志好きが高じて会社を辞めて中国に留学したことのある夢見がちな成人です。

個人のサイトで三国志のおバカ小説を書いております。

三国志小説『ショッケンひにほゆ』
https://3594.fun 

【劉備も関羽も張飛も出てこない! 三国志 蜀の北伐最前線おバカ日記】

好きな歴史人物:
王充(おうじゅう。後漢初期の思想家)
※ はじさんのサイト内検索で王充の記事が出てきます

何か一言:
三国志のお話の世界の広がりは無窮。
日々新しい三国志が生まれています。
ご一緒に三国志の新しい歴史を刻みましょう。

関連記事

  1. 【保存版】これだけ見れば万事OK!アニメ版「三国志」7選
  2. 【日中清廉潔白対決】北条泰時VS諸葛亮孔明
  3. 董卓の軍師・李儒はどれだけ凄かったの?革新的な進言を続けた謎の軍…
  4. 【新事実】漢の時代の市場はヤンキーの溜まり場だった!
  5. 三国志の時代の城の機能について図解解説
  6. 魏の初代皇帝・曹丕はいったいどんな仕事をしていたの?
  7. キーワードは劉備の最期一文字に託された陳寿の思い
  8. 【よくわかる】SEALDsは後漢時代にも存在した?党錮の禁とSE…

google検索フォーム

過去記事を検索できます

ピックアップ記事

おすすめ記事

  1. 【ネオ三国志】第6話:曹操美女にうつつを抜かして大敗北【蒼天航路】
  2. 【そうか!】蜀の次世代武将達に孔明が与えた任務が深い
  3. 『三国志大戦』2017 公式全国大会「覇業への道 英傑再臨」が10月7日より開催。「日本最強の君主」は誰だ!?
  4. 【科学面や発明品から知る三国志】三国時代の発明品ってどんなものがあったの?
  5. 司馬懿は恐妻家?それとも愛妻家?司馬懿の奥さんはどんな人?
  6. 三国志の時代に活躍した兵士の逸話

三國志雑学

“はじめての三国志150万PV" “広告募集"

はじめての三国志 書籍情報

朝まで三国志 三国志最強のワルは誰だ (桃園出版 三国舎)

著:kawauso 価格480円
※Kindle読み放題対応

ピックアップ記事

おすすめ記事

【蜀の建国~滅亡まで】蜀の国を背負って戦い続けた丞相【孔明編】 衝撃の事実!卑弥呼はアイドル活動をしていた?通説・卑弥呼伝 69話:迫りくる曹操軍50万、絶望的な退却戦 長坂の戦い 陳寿が語る孫権像 十常侍に学ぶ正しい謝罪!真土下座の花道【ビジネス三国志】 曹叡が孔明をDISる文章を発見!孔明はマゾでドけちだ! 来敏(らいびん)とはどんな人?孔明が魏延よりも苦手だった学者 【ネタバレ注意】キングダム538話レビュー「まさか、あのお馴染みキャラが死ぬの?」

おすすめ記事

  1. 保護中: はじめての三国志スタッフ用ページ
  2. 許褚はどんな顔をしていたの?三国志のそもそも論
  3. 【燕の名将・楽毅の名言】古の君子は交わりを断つとも悪声を出さず
  4. 公孫瓚特集:悔しかったら雨を降らせてみろ・その1
  5. 羅貫中はケアレスミスをしていた?三国志時代の紙の価値
  6. 【週間まとめ】はじめての三国志ニュース27記事【2/13〜2/19】
  7. 【はじめての孫子】第12回:卒を視ること嬰児の如し、故にこれと深谿に赴むくべし。
  8. 【三国志RPG】DRAGON BLADE(ドラゴンブレイド)第1回 ドラゴンブレイドを攻略挑戦

はじさん企画

袁術祭り
李傕祭り
帝政ローマ
広告募集
まだ漢王朝で消耗してるの?
HMR
ライフハック
君主論

ビジネス三国志
春秋戦国時代
日常生活
曹操vs信長
架空戦記
ライセンシー
北伐
呂布vs項羽
編集長日記
はじめての三国志TV
“曹操孟徳" “黄巾賊" “赤壁の戦い" “THE一騎打ち" “夷陵の戦い" “kawausoのぼやき記事" “よかミカンのブラック三国志"
“水滸伝"
PAGE TOP