大人気春秋戦国時代漫画キングダム、前回563話のラストでは、
敵将ブネンに肉薄したカタリが、犬戎族の悪質な縋りつきで
体の自由を奪われ、ブネンに背中から刺されるというショッキングな
コマでラストを迎えました。
果たしてカタリは死んだのか?ではレビューを開始します。
※この記事はキングダム564話のネタバレが含まれる記事ですのでご注意ください。
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前回記事:キングダム563話「族王カタリ死す」ネタバレ&レビュー
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この記事の目次
キングダム564話ネタバレ&レビュー 憎しみのキタリ
ブネンの卑劣な大剣の刃は、カタリの背中を深々と貫いていました。
馬から崩れ落ちるカタリにブネンは容赦なく刃を振り下ろし
真っ二つにします。
カタリ「やめろォォォーーーーー!」
絶叫した後に、たった一人の肉親を失ったショックで崩れ落ちるキタリ
しかし次の瞬間には、復讐心でいっぱいになったカタリは態勢を立て直し、
たった一人で犬戎族に立ち向かっていきます。
狙うは、兄を殺したブネンの首一つ
壁「まて、キタリ殿!無茶だ、一人でどうにかできる相手ではない
メラ族よ、キタリ殿を止めよ」
壁は冷静にキタリを止め、メラ族にもキタリを連れ戻すように
促しますが、若き指導者を失ったメラ族は、憎しみ以上に
意気消沈してしまい、戦う気力を失ってしまいます。
ここが異民族の弱さですね、一族すべてが法ではなく、
一族の族長の力に服しているので、族長が死ぬと、
指揮を引き継ぐ人間がいなくなるのです。
キングダム564話ネタバレ&レビュー 未来の為のコーディン
カタリは優しくて強い太陽だった、我々は光を失った
下を向き、犬戎族に一方的に狩られるメラ族
壁「失っていない、メラ族にはまだキタリがいる」
一人で突っ走り、傷を負い、犬戎族の騎兵の一撃で
地面に倒れたカタリを、壁は突っ走って救助します。
そして、メラ族に向かって
「コーディン」と叫びました。
コーディンとは、メラ族の言葉で退却です。
すでに戦争の意欲を失っているメラ族をこの言葉で
退却させようというのです。
先の事は分からないが、この場に居続ければ、
メラ族は間違いなく一人残らず犬戎族に狩られる
今は自分が率先してメラ族を安全な場所まで退却させるのだ。
馬にまたがりカタリを抱えて
壁は、襲いかかる犬戎族の攻撃と雨のような矢をかいくぐりながら
必死の退却を開始します。
今は退却して陣を立て直すのが第一、
ですが、今日で三将軍の首を取らねば明日はない
貴重な一日は、すでに陽が傾きかけていました。
【奇想天外な夢の共演が実現 はじめての架空戦記】
キングダム564話ネタバレ&レビュー 非情のブネン
その頃、勝ったブネンの陣営では、自分の命を的にして
カタリに殺されたジリ兵長が息を引き取っていました。
しかし、それを告げた犬戎族の兵にブネンは言います。
「ああ、知っているよ、お前も死ぬか?
さっさとアレを追え」
ブネンの中には、部下はすべて駒という意識しかないようです。
そんなものに関わらず、メラ族と壁を追えというのです。
なかなか鬼畜なキャラ付けですね。
キングダム564話ネタバレ&レビュー 犠牲の上の勝利
メラ族が背を打たれながら敗走している時、
実はメラ族以上の被害を出しながら、戦っている軍がありました。
フィゴ王が率いる軍勢です。
この半日だけで、フィゴ軍は全軍の半数の犠牲者を出しながら
ついに、犬戎族を悉く殺戮して、三将軍の末弟、トアクの前に
現れていたのです。
フィゴ王「待たせたのゥ末っ子、貴様の軍
想像していたより大分強かったぞ、褒めてつかわす」
トアク「愚将がほざくな、すべての箇所で無茶な戦いを強いて
兵を殺しまくりおって、本陣まできた事は褒めてやるが
貴様らは我々の倍以上の血を流した」
フィゴ王「この程度の血、、楊端和と戦っていた時と
比べれば子供の遊びよ
奴らと戦っていた頃は、なんどこのでかい金玉が
縮こまったことか、のォ?ギチュ」
ギチュ「王の金玉の大小はわかりかねますが
確かに・・・」
下ネタ王フィゴ王、相変わらずセクハラ発言が止まりません。
しかし、部下の命を何とも思わないブネンと比べ、
無茶な戦いで余計な血を流したフィゴ王を愚将と罵るあたり
トアクは、割合に知将かも知れません。
顔つきをみても知的な感じがします。
キングダム564話ネタバレ&レビュー 末弟トアク あっさり討たれる
「どうしたトアク?なぜ俺をやらん大好機だぞ
それとも金玉が縮みあがって動けぬか?」
フィゴ王は挑発しますが、いや、それは無理な話でしょう。
トアクはフィゴ王に比べれば、明らかな小男です。
挑発されてようやく立ち向かいますが、次のコマでは、
腹を矛で貫かれて即死でした。
ともあれ、フィゴ王は犬戎族の三将軍の一角を崩しました。
しかし、三将軍を同日に倒すのが作戦成功の条件の捨て身戦法、
この勝利に意味があるのか、以下は次号に続きます。
キングダム565話ネタバレ
7月12日のキングダム最新、565話では、バジオウが率いる鳥牙族が快進撃で
犬戎族の三首領の長兄ゴバの喉元まで迫る場面が描かれます。
しかし、ゴバは大して動ずる様子もなく、城への退却を命じます。
ゴバに逃げられては困る、バジオウやシュンメンは焦りますが、
そこへ先回りをしていた楊端和の本隊がゴバの逃げ道を塞ぎます。
勝負ありかと思いきや、そこで楊端和の背後に舜水樹が・・
ここから先の展開は↓で読めます。
キングダム(春秋戦国時代)ライターkawausoの独り言
幼馴染とか、異母兄弟とか、実の兄妹とかが登場すると、
キングダムは実在の人以外は、死ぬ可能性が高いですね。
まさか、カタリが早々死んでしまうとは意外でした。
残されたキタリとメラ族がどうなるか注目しましょう。
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